連敗したとき、ロットをどう扱うか
3回続けて負けた。次こそは取り返したい。そう思って、いつもより大きなロットで入ってしまう。そして4回目も負けて、それまでの3回分よりも大きな損失になる。
連敗のあとのロットの扱いは、資金管理の中でも特に気持ちが揺れやすいところです。今回は、連敗したときのロットの考え方を整理します。
連敗は起こり得る
各取引の勝敗が独立で、勝率50%と仮定する単純なモデルでも、複数回の連敗は起こり得ます。実際の取引では勝敗が独立とは限らず、過去の勝率も将来を保証しません。
連敗が起きること自体は、手法が壊れたサインとは限りません。大事なのは、連敗したときに資金をどれだけ守れるかです。
取り返そうとしてロットを上げる危険
負けを取り返すためにロットを上げると、次のようなことが起きやすくなります。
- 1回の負けで、それまでの連敗分より大きく失う
- 損失が大きくなるほど、さらに大きく取り返そうとしてしまう
- 冷静な判断ができず、ルール外のエントリーが増える
負けるたびにロットを倍にしていく方法は、連敗が続くと損失が急に膨らみます。数回の連敗で口座の大部分を失うこともあります。
事前にルールを作っておく
連敗の最中に冷静にルールを考えるのは難しいものです。調子が良いときに、次のようなルールを決めておく方法があります。以下の数字(1%、3連敗で半分、3%など)は説明用の例であり、推奨値ではありません。
1. ロットは口座の割合で決める
1回の損失を口座の1%などと決めておけば、連敗して残高が減ると、ロットは自然に小さくなります。
2. 連敗したらロットを下げる
例:3連敗したら、ロットを半分にする。調子が戻るまでは小さいロットで続ける。
3. 1日・1週間の損失上限を決める
例:1日の損失が口座の3%に達したら、その日は取引をやめる。
4. 休む
連敗が続いたら、一度チャートから離れて、取引を振り返る時間を取るのも一つの方法です。
連敗のあとに振り返ること
- ルールどおりの取引だったか
- 相場の状況が、手法に合わない状態になっていないか
- ロットや損切りの設定は守れていたか
ルールどおりの負けなら、手法の範囲内の連敗かもしれません。ルール外の負けが多いなら、まずはそこを直すことが先です。
注意点
ロットを下げると、取り戻すのに時間がかかるように感じます。それでも、大きく減らさずに続けられることのほうが、長い目で見ると大切です。この記事で挙げた数字は例です。自分の手法や口座に合わせて決めてください。