鏑木 高明 『週刊 金相場展望』 2026年9月24日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、アストロロジー相場分析のパイオニア、金融サイクル分析の第一人者である、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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9月14日の週のNY金相場の終値は前週比16㌦高の4,424.9㌦。そして今週、23日の終値は4,318.4㌦と前週比106.5㌦安となっている。市場は先週のFRBの利上げは想定内で受け止めたが、今週の下げは米10年債が5%を超えたことが主な要因である。
5%超えはかなりの衝撃である。ほぼ20年ぶりの高水準であり、月足チャートでは2023年10月以降、形成されてきたトライアングルを完全に上放れた様子が見て取れる。なお本欄ではこのフォーメーションは今年、常に警戒し続けてきた。直近でも先々週、次の通り述べていた「週足チャートでもトライアングルを上抜いてから久しいが、定石通りの上昇を刻んでいる。振り返ってみると、本欄では7月13日付号でこう述べていたことが思い出される。……御覧の通り、週足では2023年10月、当時のインフレピーク時に5%超えとなって以降、一旦金利が下がったものの、その後の足取りはトライングル形成となっており、依然として高水準で張り付いた状態となっている。チャートパターンから見れば、上放れは金利上昇を加速させる形となり、ヘッジファンドなどはこぞって米債売り(金利は上昇)を仕掛けてくる可能性が高い」。
以上に美しいチャートパターンであり、今後一時的に、プルバック(金利低下局面)しても、4.8%以下にならない限りは金利上昇懸念はぬぐえない。12月FOMCでの利上げ予想は80%となっている。
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。
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