『初押しは買い』『初戻りは売り』の視点でドル円(4時間足)を分析(9/26週末時点)
この記事では、9/26週末時点のドル円(4時間足)チャートを『初押しは買い』『初戻りは売り』の視点で5つの移動平均線(20/50/100/200/400SMA)それぞれでどのように見えるのか?それらがどのように関係しているのか?を示すことで、今週と来週のドル円の値動きイメージを把握することを目的としています。
<『初押しは買い』『初戻りは売り』の基本>
●『初戻りは売り』がどのような場所で行われるかを把握するために、ドル円(4時間足)の200SMAでの『初戻りは売り』を例に『下降ABCD→C』の1サイクルの値動きを一つ一つ順を追って見てゆきます。
●A地点は下の図の通り、上向きの黒200SMAの上でローソク足がサポートされて上昇後、黒200SMAから最大限上に乖離した(離れた)地点です。
●B地点は下の図の通り、A地点から黒200SMAを下抜きオーバーシュートして下落した地点です。
●C地点は下の図の通り、下向きに転じた黒200SMAでローソク足で頭を押さえる地点です。ここが『初戻りは売り』の戻り売り(ショート)エントリーを検討する地点になります。利確目標はB地点よりも下です(この下ゾーンがD地点になります)。積極的なトレーダーはローソク足が下からタッチした付近や上で売り(ショート)エントリーし終値が上抜けたら上からタッチする付近で損益±0で撤退するリスクがあるトレードをしたり、一段階小さな大きさの移動平均線をローソク足実体が下抜きサポレジ転換する付近で売り(ショート)エントリーする安心感を重視するトレーダーなどが想定されます。
●D地点は下の図の通り、B地点よりも下ゾーンとなります。このあと何処まで下落するかは正確には分かりませんが、いずれにしてもB地点よりも下のゾーンがD地点になります。他の移動平均線を使うトレーダーや他の時間足を使うトレーダーなどの影響によりB地点を下抜け出来ないケースもあります。その場合はC地点を上抜くとCD間の値幅に応じた比率で上昇することが想定出来ます。
●D→Cへの戻りは下の図の通り、売り(ショート)ポジションの利確により起こります。C地点から売り(ショート)したトレーダーはCDに対する23.6%戻しの下を終値が下をキープしている限りオーバーシュートして下落中と解釈できるため多くのトレーダーがショートポジションを保有しようとすると思われます。しかし図のように23.6%戻しから下げようとしても下げきれず安値を切り上げローソク足実体が上抜けしレジサポ転換すると、渋々ショートポジションを利確し始めます。黒200SMAを終値が上抜き上ゾーンをキープするととさらにショートポジションを利確(早い人はドテンも)するトレーダーが増えます。誰も邪魔をしなければ全員が利確するとC地点に戻りトレーダーと手元に証拠金がフル戻り、全てがフラットになり一連の初戻り売りが完了します。基本的にはその後一段階大きな移動平均線を使って初戻り売りをしたり、上にオーバーシュート後に黒200SMAへ戻したC地点から『初押しは買い』トレードを手元に戻った証拠金を使い行うことが基本です。しかし下の図の現在の週末時点のドル円(4時間足)のように一段階大きな移動平均線がC地点よりも下で下向きで頭を押さえる形を形成している場合は、C地点まで戻ることが出来ずに一段階大きな移動平均線を使うトレーダーによる『初戻りは売り』トレードが行われて安値更新を目指す可能性もあります。
●一連の下降ABCD→Cの流れを下の図に纏めましたので全体を俯瞰したいかたはご利用願います。
次に、現在の9/26週末時点のドル円(4時間足)を使い、『初押しは買い』『初戻りは売り』を様々な大中小5つの移動平均線(20/50/100/200/400MA)を使い順に見てみます。
●青①20SMAは下の図の通り、緑縦線の今週9/21(月)からの今週一週間で、上昇B→Cで青20SMAタッチし『初押しは買い』が成立し、B地点を上抜け上昇ABCDを完成後、押し目買い(ロング)の利確によりC地点まで戻る値動きで下落し、D地点がA地点となり20SMAを下抜きオーバーシュートして下落し赤50SMA付近に青B地点を作り週末を迎えました。
(来週は、青①20SMAトレーダーは、赤点線のようにB地点から下向きに転じる青20SMA付近まで価格が上昇してきたときに『初戻りは売り』で売り(ショート)エントリーしB地点(50SMA)を下抜いたD地点までの下落を狙うと想定しています。)
●赤②50SMAは下の図の通り、緑縦線の今週9/21(月)からの今週一週間でB地点まで上昇後、B→Cの値動きで週末の時点で赤50SMAまで綺麗に戻した状態で週末を迎えました。
(来週、赤②50SMAトレーダーは、赤50SMA付近で『初押しは買い』の格言をもとに押し目買い(ロング)エントリーしてB地点を超えたD地点までの上昇を狙うが、青20SMAで止められることを想定しています。ただし青20SMAを上抜き赤B地点を上抜く可能性もあり。)
●緑③100SMAは下の図の通り、緑縦線の今週9/21(月)からの今週一週間でオーバーシュートして上昇しB地点が形成された状態で週末を迎えました。
(来週以降、緑③100SMAトレーダーは、B地点から上向きに転じる緑③100付近まで価格が下がってくるのを待ち、『初押しは買い』の格言をもとに押し目買い(ロング)エントリーしてB地点を超えたD地点までの上昇を狙うことを想定しています。)
●黒④200SMAは下の図の通り、下降ABCD完成後、CDの23.6%戻しでレジサポ転換からショートの利確が加速し、黒200SMAと黒④下降トレンドラインを上抜け後、上へのオーバーシュートをしない状態で黒200SMAを下抜けた位置で週末を迎えたことが分かります。利確でC地点までは戻っておらず、途中に一段階大きな下向きの黄色400SMAや黄色上昇トレンドライン(リターンムーブ)があることが今後の値動きにどう影響するかが気になる形です。
(来週、黒④としては手出しが難しい状況と思われます。)
●黄色⑤400SMAは下の図の通り、B地点形成後、下向きに転じた黄色400SMAへB→Cへ向かっている最中で、黄色⑤上昇トレンドラインへリターンムーブ中でもあることが分かります。
(上昇→下降トレンド転換は、上昇トレンドラインの下に同じ大きさの下降トレンドラインを作ることだと個人的には考えており、黄色⑤高値を黄色⑤400SMA付近に作ったあと『初戻しは売り』で売り(ショート)エントリーしてB地点を下抜くと上昇→下降トレンドが完成するため、最終的にはその形を目指していると考えています。)
●最後に全ての移動平均線を同時に表示した図を下に示します。5つの移動平均線を同時に描画するとそれぞれの関係が分かり景色がガラッと変わります。今週の値動き青①上昇BCD→利確→青①下降ABでC地点に戻る値動きでC地点で待ち構えていた赤50SMAへ赤BCで到達したことが分かります。そして来週以降なのですが、皆がC地点で待ち構えている状況なので、皆がC地点から『初押しは買い』『初戻りは売り』を全身全霊で頑張ると仮定すると、
まずは週の前半に赤50SMAで『初押しは買い』で押し目買い(ロング)が入り、下向きに転じる青20SMAまで上昇後、
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青20SMAの『初戻りは売り』の戻り売り(ショート)が入り赤50SMAを下抜き緑100SMA付近まで下落後、
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緑100SMAの『初押しは買い』の押し目買い(ロング)が入り黄色400SMA付近まで上昇後、
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黄色400SMAの『初戻りは売り』で戻り売り(ショート)が入り黄色⑤安値を下抜き下落することで、黄色⑤400SMAの上昇→下降トレンド転換が完了する値動きを想定しています。
チャート上のC地点に配置されているサッカー選手がサッカー日本代表の各選手で全員が組織的に連携して動いていると考えてチャートを見ると、黒④(黒田選手)がC地点からボールを蹴り黄色⑤(黄金選手)のB地点を作ったあと、来週から赤②(赤星選手)C地点→青①(青島選手)C地点→緑③(緑川選手)C地点→黄色⑤(黄金選手)C地点の順にパスを繋ぎ、日本国民が望む結果を得ようと頑張っている様子がなんとなくですが伝わってきます。
<最後に>
●4時間足の20/50/100/200/400SMAの移動平均線で『初押しは買い』『初戻りは売り』をトレードをするトレーダーの考えを想定しただけで、それぞれ様々な考えてトレードしている様子が伝わってきます。
●実際には、年足・3ヶ月足・4ヶ月足・月足~1分足・10秒足など様々なチャートの様々な移動平均線を使うトレーダーが存在し、『初押しや売り』『初戻りは売り』以外の考えでトレードするトレーダーもいて、トレーダー以外の要因で値動きするケースもあり、完全には読み切れませんが、丁寧に見てゆけばある程度はそれぞれの思惑を把握することは可能だと思うのです。