気付きの種 #01|今、自分が、チャート上で“何ができているのか”を知ろう。
ULTRA THEORY / ESSAY SERIES
気付きの種 #01
今、自分が、チャート上で“何ができているのか”を知ろう。
「チャートが読めません」そう言っても、実は、その中身は人によって全然違います。本当に何も分からない人もいる。
上昇していることまでは分かる人もいる。トレンドが崩れたことまで分かる人もいる。再び元の流れへ戻ろうとしていることまで見える人もいる。
でも、その動きが上位足の中で何を意味しているのか分からない。そんな人もいる。全部まとめて、「チャートが読めない」ではありません。
01 / OBSERVATION
まず、「何ができているのか」を知る
一枚のチャートを見て、何も分からなかった。なら、「何も分からなかった」ことが分かればいい。
そこがスタート地点です。少し分かる人なら、「上昇していることは分かった」「ここで一度、流れが崩れたことも分かった」「でも、その後どこから再び上昇の話につながったと言えるのか分からなかった」というところまで、自分を観察できるかもしれません。
すると、「自分はダメだ」ではなく、自分がどこまでできていて、どこからできなくなっているのかが見えてきます。
ここが、とても重要だと思っています。
02 / OBSERVATION
同じ「できなかった」でも、中身は違う
たとえば、1分足では上昇への転換が見えていた。だから買った。でも負けた。これだけなら、「買う場所を間違えた」で終わってしまうかもしれません。
ところが1時間足へ戻してみると、まだ大きな下降の途中だった。だとすれば、本当に足りなかったのは、エントリー技術ではないかもしれない。
下位足で起きている話を、上位足の物語へ戻して考えること。そこだったのかもしれません。同じ負けでも、何ができていなかったのかによって、次にやるべき練習は変わります。
03 / OBSERVATION
では、あなたはどこまで分かっていますか?
チャートを見ながら、一度、自分に聞いてみてください。トレンドが継続していることは分かる?その継続が崩れたことは分かる?
一度崩れたあと、元の流れへ再接続しようとしていることは分かる?その再接続が失敗したことは?
その失敗によって、さらに大きな時間軸の物語まで崩れたことは?そして今、自分が、どの波の、何を狙っているのか説明できる?
ここまで考えてみると、「チャートが読める・読めない」という二択では済まなくなってきます。人によって、見えている場所が違う。
そして、途切れている場所も違う。
THE QUESTION
ここで一つ、考えてみてください。
あなたは今、自分がチャート上で“どこまでできているのか”を説明できるでしょうか。
そしてもう一つ。
「ここから先が分からない」と、自分で分かっているでしょうか。
実は、この二つが分かるかどうかだけでも、トレーダーの現在地には大きな差が生まれます。なぜなら――「分からないことが分かる」という状態自体が、すでに一つの能力だからです。
ここから先は、勝ち負けとは別に存在する、「チャートを読む能力の段階」について考えてみます。