大きく負けた翌朝が、来なくなった。ポジポジ病バスターを使って変わったこと
大きく負けた日の翌朝は、目が覚めた瞬間から憂鬱でした。
昨日のことを思い出したくない。
口座を見るのが怖い。
そんな朝を、何度繰り返したか分かりません。
この記事は、その朝が来なくなった話です。
先に立場を書いておきます。私は、MT4用のツール「ポジポジ病バスター」を作った本人です。自分の製品の話なので、そのつもりで読んでください。ただ、誇張して書くつもりはありません。できないことは、できないと先に書きます。
最初に、できないことを書いておきます
このツールは、勝率を上げません。相場も予測しません。売買のシグナルも出しません。
使ったからといって、成績が良くなるわけではないんです。
変わるのは、負け方だけです。
「それだけか」と思われるかもしれません。でも私にとっては、そこが一番変えたかったところでした。
変わったこと1:負ける金額が、先に決まっている
いちばん大きかったのは、これです。
以前の私は、その日いくら負けるか分かりませんでした。決めてはいるんです。でも守れない。だから、口座がどこまで減るかは、その日の自分次第でした。
今は、その日の上限を先に宣言しておきます。そこに達したら、保有しているポジションは決済され、MT4は終了します。翌朝5時まで、取引を再開できません。
つまり、負ける金額が事前に決まっている。
言葉にすると当たり前のことですが、これが想像以上に効きました。チャートを見ている間の落ち着きが、まるで違うんです。「最悪でもここまで」が分かっていると、目の前の値動きに引きずられにくくなる。
安心して負けられる、という感覚は初めてでした。
変わったこと2:「あと1回」が起きない
私が資金を減らしていたのは、下手だったからではありませんでした。
負けた後の行動が、損失を大きくしていたんです。
1回の損失は、たいしたことがない。問題は、それを取り返そうとした2回目、3回目でした。ロットが上がり、根拠が薄くなり、気づけば最初の負けの何倍にもなっている。
今は、そこに到達する前に止まります。
正確に言うと、「止める」のではなく「止まっている」。私が我慢しているわけではなくて、そもそも取引できる状態ではなくなっている。
意志の力を使っていないので、疲れません。ここが、我慢していた頃との決定的な違いです。
変わったこと3:翌朝、自分を責めなくなった
冒頭に書いた朝の話です。
大きく負けた翌朝がつらいのは、金額そのものより、「なんであんなことをしたんだろう」という後悔があるからでした。ルールを破って負けた日は、負けた事実より、破った事実のほうが尾を引く。
今は、負けた日でも、それが起きません。
減っているのは、冷静だった自分が「ここまでなら許容する」と決めた範囲の金額です。想定内なんです。
だから翌朝、口座を見るのが怖くない。
そして、こう思うようになりました。
「昨日の自分、ルールを守ってくれてありがとう。」
変わったこと4:トレードの回数が減った
これは予想していませんでした。
取引回数にも上限を設けているので、1日に何回も入れません。すると自然に、1回を選ぶようになります。
以前の私は、トレード回数はチャンスの数だと思っていました。多く入るほど、チャンスも増えると。
今は、そう思っていません。数より、1回の質を見るようになりました。
回数が減って、結果的に落ち着いた。これは使ってみるまで分からなかったことです。
使ってみて気づいたこと
いくつか、書き留めておきたいことがあります。
自分は意外と、負けると冷静じゃなくなる。負ける前は普通に判断できていたのに、負けた後は明らかに行動が変わっていました。
自分のルールを破るのは、いつも負けている時でした。勝っている時は守れるんです。
やめようと思うだけでは、やめられないことがある。頭では分かっていても、チャートを見るとまた入りたくなる自分がいました。
そして、いちばん大きかった気づきがこれです。
自分を変えるのではなく、自分を守る仕組みを作ればいい。
FXで負ける原因はメンタル。よく聞く言葉です。私も、自分のメンタルが弱いことが問題なのだと思っていました。
今も、メンタルが強くなったとは思っていません。変わったのは、メンタルが弱くなる瞬間に、そもそも取引ができなくなっているという環境のほうです。
意志を強くしようとするのをやめました。かわりに、弱くなる瞬間の自分を守る方法を考えた。それだけです。
「今日はやらない」も、選べるようになった
以前は、トレードしない日を機会損失だと思っていました。
今は違います。何もしない日は、資金を守れた日です。
今日の負けを今日中に取り返す必要はない。相場は明日もあります。
大事なのは、明日も冷静な状態でチャートに向き合えること。そのために、今日の自分を消耗させない。
そう考えられるようになってから、トレードとの距離感が変わりました。
向いていない人もいます
正直に書いておきます。次に当てはまる方には、おすすめできません。
数日から数週間ポジションを保有する、長期保有・スイング中心の方。上限に達すると、保有期間に関係なく決済されます。
同じMT4で、止められたくない他のEAを動かしている方。MT4ごと終了するので、他のEAも一緒に止まります。ポジバスを入れるMT4は、専用にしてもらう前提です。
スマートフォンのMT4アプリが主戦場の方。アプリでの取引は監視の対象外です。
Mac版のMT4、またはMT5をお使いの方。動作しません。
それから、上限に達したら翌朝まで再開できません。これは仕様です。「今日はもう少しやりたい」という日も、当然あります。
不便です。その不便さと引き換えに何を守りたいのか。そこが合わない方には、向きません。
最後に
FXで怖いのは、負けることではありませんでした。
負けた後の自分が、さらに負けを重ねてしまうこと。
私にとっては、そこが一番の問題でした。だから、そこだけを止める道具を作りました。
勝つためではなく、相場に残るために。
仕様の詳細と動作条件は、商品ページにすべて書いてあります。上限に達したときに何が起きるかを、隠さずそのまま並べてありますので、導入を検討される前に一度お読みください。
※FXは元本が保証された金融商品ではなく、相場の変動により投資額を超える損失が生じる可能性があります。本商品はご自身が事前に決めた取引ルールの遵守を支援する補助ツールであり、相場分析や投資判断を代行するものではありません。損失を完全に防止するものでもありません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。