勝っている人の真似をしても、自分が勝てるとは限らない
FXで勝てないと、
「勝っている人のやり方を真似すればいい」
と思うことがあります。
僕もそう考えていました。
実際に、スキャルピングで勝っている人から学んだことがあります。
その人はスクールに入ってから勝てるようになったのではなく、もともと自分のトレードで勝っている人でした。
だから、
「この人と同じことができれば、自分も勝てる」
と思いました。
でも、実際には同じようにはできませんでした。
同じチャートを見ても、判断は同じにならない
見ているチャートは同じです。
同じローソク足。
同じ値動き。
それでも、
相手が「ここは入れる」と判断するところで、自分は迷う。
自分がチャンスだと思うところで、相手は何もしない。
逆行したときも違います。
相手は、
「違った」
と思えばすぐ切る。
でも自分は、
「もう少し待てば戻るかもしれない」
と考える。
そこで気づきました。
手法を知ることと、その手法を実行できることは別です。
損切り一つでも、人によって全然違う
頭では、
「条件が崩れたら損切りする」
と分かっています。
でも、自分のお金が実際に減っていると、
「ここで切った直後に戻ったら嫌だ」
「もう少し待てば戻るかもしれない」
という考えが出てきます。
つまり、
知識として理解していることと、実際のお金を使って行動できることには距離があります。
手法には「その人自身」も含まれている
トレード手法というと、
エントリー条件。
損切り。
利確。
インジケーター。
時間足。
といったルールを想像します。
でも実際には、それだけではないと思います。
判断の速さ。
迷いの少なさ。
損失への感じ方。
集中力。
待てるかどうか。
感情の切り替え。
こうしたものも、結果に影響します。
だから、
同じ手法をコピーしても、その人自身までコピーすることはできません。
レシピを知っても、同じ料理にはならない
これはFXだけの話ではありません。
野球の打ち方を教えてもらっても、全員が同じように打てるわけではありません。
料理のレシピを読んでも、全員が同じ味を出せるわけではありません。
知識が同じでも、
経験。
感覚。
タイミング。
判断。
実行力。
が違います。
FXも同じです。
だから、
「この人がこの手法で勝っている」
という事実だけで、
「自分も同じ方法で勝てる」
とは言えません。
「再現性がある」の意味も考えた方がいい
FXでは、
「再現性が高い」
という言葉をよく見ます。
でも、
誰にとって再現できるのでしょうか。
作った本人ならできる。
経験者ならできる。
でも、
初心者でもできるのか。
連敗した直後でもできるのか。
自分のお金が減っている最中でも、ルール通り動けるのか。
そこまで含めて考えないと、
「再現性がある」という言葉だけでは足りません。
勝っている人を探す前に、自分を見る
勝っている人から学ぶことには意味があります。
考え方。
リスク管理。
市場の見方。
学べるものはあります。
でも、
その人が勝っていることと、
自分が同じ方法で勝てることは別です。
だから、
「誰が勝っているか」
だけを見るのではなく、
「自分はこのやり方を、実際のお金を使って続けられるのか」
を考えた方がいいと思います。
FXでは、優れた手法を探すこと以上に、
自分がどういう時に迷うのか。
損失にどう反応するのか。
本当に待てるのか。
を知ることも大切です。