【検証ノートを経路で書き直す】当たり外れを成績にしない
検証ノートを三ヶ月ぶんさかのぼって、丸とバツを数えてみました。
丸が四十一、バツが五十三。それ以外は、何も書いてありませんでした。
……で、これをどうすればいいんだ。
数え終わったところで、手が止まりました。
バツのほうが多いのは分かります。ただ、そこから先へ進めないんですよね。
この夜にノートを作り直した話を、そのまま書きます。
変えたのは結果の書き方ではなく、書く欄そのものでした。
こんばんは!
まさしです^^
今回やめたのは、検証を答え合わせとして扱うことです。
代わりに決めたのは、その一回で自分が通った道を残すことでした。
丸とバツの代わりに、どの条件がそろっていたかを書きます。
三週間ためた時点で、負けている場所が一つに絞れました。
丸が四十一、バツが五十三。それ以外は何も書いていなかった夜の話です。
✅ 数え終わっても、次にやることが出てきません
数えている最中は、けっこう集中していました。
指で追いながら、正の字を書いていく作業です。
終わった瞬間に、妙な虚しさが来ました。
合計が出ても、明日やることが一つも決まらないんですよね。
勝率を計算してみても、同じでした。
数字が出るだけで、そこから動作へつながりません。
ここでようやく気づいたんです。
このノートは、検証の道具ではなく成績表になっていました。
成績表は、良いか悪いかを教えてくれます。
ただ、どこを直せばいいかは教えてくれません。
三ヶ月ぶん書いて、それが分かっただけでした。
ただ、分かっただけでも収穫ではあったんですよね。
何が足りないかが見えたので、次に作るものが決まりました。
✅ 成績表は良し悪しを教えてくれますが、どこを直すかは教えてくれません。
合計が出ても明日の動作が決まらないなら、それは検証ではなく採点です。
? 結果だけ書くと、人はそれを採点として読みます
検証を始めた人が最初に書くのは、たいてい結果です。
日付、方向、勝ったか負けたか。
ここまでは自然に書けますし、続けやすいんですよね。
問題は、そこでページを閉じてしまうことです。
結果だけが並んだページは、見た目が表になります。
表になったものを、人は無意識に採点として読みます。
採点として読み始めると、次に気になるのは今週の勝敗の数です。
数が気になった時点で、もうノートの役割が変わっています。
成績を確かめる場所と、次の手順を決める場所は分けたほうがいいです。
僕は長いこと、この二つを一冊に混ぜていました。
混ざっていると、書いている時の気持ちまで混ざります。
負けが続いた週は、手順の話を書く気力が残りませんでした。
? 結果だけが並んだページは、表に見えます。表は採点として読まれます。
成績を確かめる場所と、次の手順を決める場所は分けて持ちます。
? もっと慎重に、は次の画面で使えません
負けた記録を十個ならべると、出てくる結論はだいたい一つです。
もっと慎重に、という言葉ですね。
この言葉、次の画面では何の動作にもなりません。
慎重さを決めているのが、自分ではなく気分だからです。
気分は日によって変わるので、同じ場面でも線が動きます。
では、どう書けば動作になるのでしょうか?
これは、あとから確認できる形まで下ろすと動作になります。
たとえば、決めた場所を割ったら降りると先に書いておく。
これなら、書いたか書かなかったかが後から分かります。
分かるものだけが、翌週の材料になるんですよね。
反省の言葉が動作に変わらない限り、来週も同じ場所で止まります。
だから僕は、反省の欄より先に動作の欄を作りました。
? 次の一回で変えられるのは、気持ちではなく書いた動作のほうです。
反省の言葉は、あとから確認できる動作の形まで下ろしてから記録します。
? 結果の欄をやめて、経路の欄を作りました
新しいノートに作った欄は、四つだけです。
入る前に確認したもの。確認しなかったもの。
終わらせる場所を先に決めたか。決めた額を守れたか。
勝ち負けの欄は、いちばん右の隅に小さく置きました。
位置を変えただけで、読む順番が変わります。
右隅にあると、最後にちらっと見るだけになるんですよね。
そのぶん、左の四つをちゃんと読むようになりました。
書く量はむしろ減っています。
以前は感想を長々と書いていたので、そこが丸ごと消えました。
感想を書いていた時間が、そのまま読み返す時間に変わりました。
感想は書いた翌日には読めなくなるので、残す意味が薄いんです。
? 勝ち負けの欄は、いちばん右の隅に小さく置きました。
実行例:【確認した:位置/しなかった:状態/出口:先に決めた/許容:守れた】
? 一回ぶんを書く、実際の書き方
実際は、注文を出す前と出したあとに分けて書きます。
出す前に書くのは、確認した項目と、終わらせる場所です。
これは二十秒あれば終わります。
【確認:位置と状態/出口:直前に決めた場所/許容:口座の1%】この一行です。
出したあとに書くのは、実際にどうしたかだけです。
決めた場所で終われたのか、途中で動かしたのか。
動かした場合は、その時に何を見ていたかを一言足します。
たいてい、画面の外側のことが書かれます。
時間が無かった、直前の回を引きずっていた、といった話です。
これが出てくると、直す場所が相場の外にあると分かります。
相場の外にある問題は、チャートをいくら見ても解けないんですよね。
? 動かした理由を書くと、たいてい画面の外側のことが出てきます。
実行例:【確認:位置と状態/出口:直前に決めた場所/許容:口座の1%】
⚠ 勝った回の経路こそ、書いておきます
これ、始めた頃はサボっていました。
勝った回は書かなくていい気がするんですよね。
うまくいったのだから、そのままでいいだろう、と。
でも三週間ためて読み返した時に、ここが効きました。
勝った回の中に、確認を飛ばしていたものが混ざっていたんです。
飛ばしたのに勝った回は、翌週に同じことを繰り返させます。
しかも気持ちよかった記憶が付いているので、強く残ります。
負けた回の反省より、こちらのほうがたちが悪かったですね。
だから今は、勝った回も同じ四つの欄を埋めます。
埋めるのは一分もかかりませんし、抜けが一目で分かります。
⚠ 飛ばしたのに勝った回は、翌週に同じことを繰り返させます。
勝った回の記憶は強く残ります。気持ちよかった感覚が付いているからです。
? 三週間ためてから、はじめて読みます
書いた当日には読み返しません。
当日だと、書いた時の気持ちがそのまま残っているからです。
自分が書いたことに、自分で納得して終わってしまいます。
三週間おくと、この納得が剥がれます。
三週間前の自分は、もうほとんど他人なんですよね。
他人の記録として読むと、抜けているところが目に入ります。
なんでここで確認していないんだ、という疑問が普通に出てきます。
その疑問が出た瞬間が、いちばん学べるところでした。
読む日は日曜の朝に固定しています。
時間がある時にやろうとすると、一生やらないままになりますから。
? 三週間前の自分は、もうほとんど他人です。だから抜けが目に入ります。
読む日は曜日で固定します。時間がある時に、では一生やりません。
✔ 同じ欄が空いていたら、そこが今の課題です
読む時にやることは、一つだけです。
空欄になっている項目に、印を付けていきます。
三週間ぶん並べると、印が一つの欄に集まります。
僕の場合、いちばん多かったのは出口の欄でした。
入る場所ばかり考えていて、終わらせる場所は成り行きだったんです。
これ、自分ではまったく自覚がありませんでした。
毎回ちゃんと考えているつもりだったんですよね。
印が集まるのを見て、はじめて癖として認めました。
認めたあとは早くて、翌週から出口を先に書くようにしました。
課題が一つに決まると、直すのは思ったより簡単です。
難しいのは直すことではなく、どこを直すか決めるところでした。
✔ 印が一つの欄に集まった時、はじめてそれを自分の癖として認められました。
実行例:【三週間の空欄:出口8回/位置1回/許容0回】
❌ 課題を二つ以上、同時に直さないようにします
印が集まる欄は、たいてい一つではありません。
二番目、三番目も出てきます。
ここで全部直そうとすると、まず失敗します。
僕は一度やって、二週間でノートごと止まりました。
やることが増えると、書くこと自体が負担になるんですよね。
だから今は、直すのは一つだけにしています。
二番目以降は、次の三週間へ回します。
遠回りに見えますが、結局こちらのほうが速かったです。
一つ直すと、それに引っぱられて別の欄も埋まることがあります。
出口を先に書くようにしたら、許容額の欄も自然に埋まりました。
つながっている項目は、まとめて動いてくれるんですね。
❌ 直すのは一つだけ。二番目以降は次の三週間へ回します。
一つ直すと、つながっている項目が一緒に動くことがあります。
? 検証が続かない時に、起きていること
検証が止まる理由は、根性の話ではないと思っています。
止まる時は、たいてい書く欄が多すぎます。
全部残そうとすると、一回あたりの手間が増えます。
手間が増えると、忙しい週から順に書かなくなるんですよね。
そして一度飛ばすと、戻すのがかなり大変です。
だから欄は四つに絞りました。
四つなら、疲れている日でも埋まります。
それから、もう一つ止まりやすい形があります。
書いても読み返さない、という形です。
読み返さないものは、書いている本人が意味を感じなくなります。
書く日と読む日の両方を決めて、はじめて続く形になりました。
? 検証が止まるのは根性の話ではなく、書く欄が多すぎるからでした。
書く日と読む日の両方を決めて、はじめて続く形になります。
? 道具を入れても、経路は自分で書きます
見つけるところを助けてくれる道具は、いろいろあります。
候補を並べてくれるものもありますし、僕も使っています。
ただ、今日書いた経路の部分は道具では埋まりません。
何を確認して、何を飛ばしたか。
これは自分の頭の中の話なので、外からは見えないんですよね。
むしろ道具を入れると、確認した気持ちだけが先に来ます。
候補が目に見えると、調べ終わった感覚になるんです。
見えたことと、確かめたことは別なんですよね。
だから道具を入れた週こそ、欄を埋めるのを増やしました。
埋めてみると、自分と表示がずれる場面に癖があると分かります。
そのずれの癖が、次に直すところになります。
? 見えたことと、確かめたことは別ものです。
道具を入れた週こそ、経路の欄を埋める回数を増やします。
⭕ この書き方が合わない場合もあります
最後に、合わない場合も書いておきます。
一日に何十回も入る方には、四つの欄でも多いと思います。
その場合は、出口の欄だけ残すところから始めたほうがいいですね。
それから、すでに成績が安定している方にも必要ないかもしれません。
安定しているなら、癖はもう手順の中に入っているはずですから。
この書き方が効くのは、同じ失敗を繰り返している自覚がある時です。
繰り返しているのに、どこで繰り返しているか分からない。
その状態を抜けるための作業だと思ってもらえたらと思います。
結果が変わるまでには、どうしても時間がかかります。
三週間ためて、一つ直して、また三週間。
地味ですが、丸とバツを数えていた頃より前へ進んでいる実感はあります。
⭕ 効くのは、同じ失敗を繰り返している自覚があるのに場所が分からない時です。
向いていない方:一日に何十回も入る方、すでに成績が安定している方
? まとめ:当たり外れではなく、経路を残す
三ヶ月ぶんの丸とバツを数え終わって、明日やることが一つも出てきませんでした。
成績表は良し悪しを教えてくれますが、どこを直すかまでは教えてくれないんですよね。
だからノートの欄を四つに作り直しました。実物は【確認:位置と状態/出口:直前に決めた場所/許容:口座の1%】です。二十秒で書けます。
勝った回も同じ欄を埋めます。飛ばしたのに勝った回は、翌週に同じことを繰り返させるからです。
読むのは三週間後の日曜の朝です。当日に読むと、自分で自分に納得して終わってしまいます。
空欄の印が一つの欄に集まったら、そこが今の課題になります。直すのは一つだけにして、二番目以降は次の三週間へ回します。
検証を続けても何も変わらないと感じている方は、まず欄を四つまで減らすところから試してみてください^^
いつも関わっていただいてありがとうございます^^