FXで失うのは、お金だけではない
FXの損失というと、
「いくら負けたか」
を考える人が多いと思います。
口座残高を見れば、損失額はすぐ分かります。
でも、FXで失う可能性があるものは、お金だけではありません。
もう一つあります。
時間です。
チャートを見ている時間もコストになる
FXを始めると、相場に使う時間が増えていきます。
チャートを見る。
手法を探す。
動画を見る。
ニュースを読む。
負けた理由を考える。
そして画面を閉じたあとも、
「さっきの取引はどうだったんだろう」
と考える。
これも全部、自分の人生の時間です。
負けた日は、さらに時間を使いやすい
たとえば1万円負けたとします。
そこで、
「せめて今日の1万円だけ取り返したい」
と思う。
もう一度チャートを見る。
また取引する。
さらに負ける。
すると、
今度は2万円取り返したくなる。
こうして、
利益を出すためではなく、その日の損失をゼロに戻すために時間を使う
ようになることがあります。
「まだ勉強が足りない」と思い続ける
僕自身、勝てない時期には、
「まだ勉強が足りないだけだ」
と思っていました。
もっと手法を探す。
もっと本を読む。
もっと動画を見る。
もっとチャートを見る。
それでも勝てなければ、さらに勉強する。
もちろん、勉強そのものが悪いわけではありません。
ただ、
「努力を続ければいつか必ず勝てる」
と思い込むと、
「やめる」という選択肢が見えにくくなります。
お金は戻せても、時間は戻らない
お金は、また働けば稼げる可能性があります。
でも、
一度使った時間は戻りません。
1000時間をFXに使ったら、
その1000時間をもう一度使うことはできません。
だから、
FXの収支を見るときは、
利益と損失だけではなく、
「このために何時間使ったか」
も一緒に考えた方がいいと思います。
長く続けるほど、やめにくくなる
FXに何年も時間を使うと、
「ここまでやったのだから、今やめたら全部無駄になる」
と思いやすくなります。
これはサンクコストという考え方にもつながります。
過去に使った時間やお金が大きいほど、
それを理由に続けたくなる。
でも本当に考えるべきなのは、
過去にどれだけ使ったかではなく、これからも続ける価値があるか
です。
FXには「時間の損切り」もあっていい
FXを始めるなら、
失っていい金額だけでなく、
使っていい時間も先に決めておく
という考え方があります。
たとえば、
1日1時間まで。
週に何時間まで。
3か月後に一度見直す。
仕事や睡眠に影響が出たら距離を置く。
こういうルールです。
1日2時間でも、1年なら700時間を超えます。
その時間で、
仕事のスキルを学ぶ。
運動する。
家族や友人と過ごす。
別の副業を試す。
何もしないで休む。
という選択もできます。
FXの利益だけで人生全体を評価しない
仮にFXの収支が少しプラスでも、
毎日何時間もチャートを見て、
常に相場のことを考えていたとしたら、
それは本当に望んでいた生活なのか。
ここは人によって答えが違うと思います。
FXが好きで、その時間も含めて楽しんでいるなら、それも一つの選択です。
でも、
「自由になるために始めたのに、相場に時間を取られている」
なら、一度立ち止まってもいい。
FXで失うものは、
お金だけではありません。
時間。
集中力。
気持ちの余裕。
そういうものも含めて考えた方がいいと思います。