FXは「簡単に稼げる」のではなく「簡単に取引できる」だけ
FXは、とても簡単に始められます。
口座を作る。
スマホを開く。
「買う」か「売る」を押す。
操作だけなら、初心者でも短時間で覚えられます。
だから、
「自分にもできそう」
と思いやすい。
でも、ここで最初に分けて考えた方がいいことがあります。
FXは簡単に取引できる。
でも、簡単に稼げるわけではない。
ということです。
「上か下か」だけに見える
FXは、仕組みだけを見ると単純です。
ドル円が上がると思えば買う。
下がると思えば売る。
しかも買いからでも売りからでも始められるので、いつでもチャンスがあるように見えます。
初心者でも何度かは当たります。
買った直後に上がる。
予想した場所で反転する。
利益が出る。
すると、
「意外と簡単かもしれない」
「自分には才能があるかもしれない」
と思いやすくなります。
でも、本当に難しいのは一回当てることではありません。
難しいのは「何度も取引したあとにお金を残すこと」
FXでは、上か下かを当てる以外にも判断があります。
どこで入るか。
どこで利確するか。
どこで損切りするか。
どれだけの金額を使うか。
連敗したあとにどうするか。
利益が続いたあとにロットを上げないか。
一回勝つことと、
何十回、何百回と取引したあとに資金を残すこと
は別です。
レバレッジは「大きく稼げる仕組み」ではない
FXにはレバレッジがあります。
少ない自己資金でも、より大きな金額を動かせます。
これは利益を大きくできる可能性がある一方で、損失も大きくします。
初心者が勘違いしやすいのは、
「大きな金額を動かせる」ことと、「大きな金額を動かしていい」ことを同じだと思ってしまうこと
です。
画面では数字が動いているだけなので、実際には大きな金額を動かしていても感覚が薄くなりやすい。
だからこそ、
「いくらまで取引できるか」
より、
「いくらまでなら失っても生活に影響しないか」
を考える方が先だと思います。
SNSを見ると、さらに簡単そうに見える
SNSでは、
「今日は10万円勝った」
「今月100万円」
といった投稿が目立ちます。
でも、
何時間もチャートを見て何もできなかった人。
何年やっても勝てなかった人。
損失が続いてやめた人。
こうした人は同じようには目立ちません。
つまり、
目に入ってくる成功例だけで、FX全体を判断しない方がいい
ということです。
最初に勝つことが、逆に危険な場合もある
最初のうちに利益が出ると、
「自分は分かってきた」
と思いやすくなります。
すると、
取引額を増やす。
回数を増やす。
もっと利益を狙う。
以前なら怖かった金額にも慣れていく。
FXでは、
最初にうまくいった経験が、その後のリスクを大きくすることもあります。
「初心者でもできる」の意味を分ける
FXについて、
「初心者でもできます」
と言われることがあります。
これは間違いではありません。
初心者でも口座を開けます。
注文できます。
買えます。
売れます。
でも、
初心者でも取引できる
と、
初心者でも安定して利益を出せる
は全く別の話です。
ここを混同しない方がいいと思います。
FXは「簡単に取引できる仕組み」
僕がFXを始める前の自分に伝えるなら、
まずここを伝えます。
FXは、
簡単に稼ぐための仕組みではありません。
正確には、
簡単に取引できる仕組みです。
参加するハードルが低いからこそ、
利益を出し続ける難しさが見えにくい。
だから始める前に、
「どうすれば勝てるか」
だけではなく、
どこで損切りするのか。
どれだけの金額を使うのか。
どこまで負けたら休むのか。
そして、本当にFXをする必要があるのか。
そこまで考えておいた方がいいと思います。