FUKAN開発の背景 ― Market Wave、Chimera、Richthofenを統合したMT5環境
Market WaveからMarket Chimera、そしてFUKANへ
相場を見るための道具は、機能を増やせば使いやすくなるとは限りません。
複数の時間軸を確認し、現在の価格がどの位置にあり、どのラインが意味を持ち、 どこで反応したのかを判断する。そのうえで実際の注文や管理まで行おうとすると、 チャート上の情報は次第に増えていきます。
私自身、この問題に長く取り組んできました。
その開発の一つの流れが、Market Wave → Market Chimera → FUKAN です。
FUKANはどのように生まれたのか
Market Waveでは、市場の動きをチャート上で把握するための仕組みを作りました。 その後、Market Chimeraへ発展させながら、複数の分析要素を組み合わせて 相場全体を見るための機能を積み重ねてきました。
その延長線上で現在開発しているのが FUKAN(俯瞰) です。
名前の通り、目的は「一つのサインを見ること」ではなく、 現在の相場を複数の時間軸から俯瞰することです。
FUKANでは、ダウ理論を基礎に、高値・安値やブレイクの構造、 フィボナッチ、トレンドライン、チャネル、エリオットなどを 同じチャート環境の中で扱います。
分析だけではなく、実際のトレードまで
FUKANには、もう一つ別の開発系譜も統合しています。 それが、これまで Richthofen系列 で開発してきた ライントレード・執行機能です。
チャート上の分析ラインを見て、
- この価格まで来たら買いたい
- このラインを突破したら売りたい
と考えても、分析と注文が別々の仕組みになっていると、 実際のトレードでは手間が増えます。
そこでFUKANでは、分析に使用しているラインと注文機能を できるだけ近い場所に置きました。
ラインや長方形を利用した注文条件、Risk・SL・TP・Lotの管理などを、 相場分析と同じMT5環境の中で扱えるようにしています。
つまり現在のFUKANは、
- Market Wave / Market Chimeraから発展してきた市場分析・描画機能
- Richthofen系列で開発してきたライントレード・執行機能
を一つにまとめたものです。
「予測するソフト」ではなく「見るための環境」
FUKANを開発するうえで、もう一つ大切にしている考えがあります。
それは、チャート上のラインやサインを 将来を保証するものとして扱わないことです。
テクニカル分析で表示されるラインは、 価格が必ず反応する場所ではありません。
重要なのは、そのラインがどの時間軸から生まれたのか、 これまでどのように価格と関係してきたのか、 現在どの位置にあるのかを判断する材料として使うことだと考えています。
そのためFUKANでは、単一の売買サインだけを見るのではなく、 複数時間軸の市場構造を一つの画面上で確認できることを重視しています。
これまでの開発を一度まとめる
Market Wave、Market Chimera、Richthofen、そして開発途中のHukan。 これまで用途ごとに分かれていた機能を整理し、 現在のMT5環境に合わせて一つにまとめ直したのがFUKANです。
2026年には内部計算や複数チャート処理についても大幅な見直しを行い、 商品として継続して使用できる形へ整理してきました。
まだ「完成したから終わり」というものではありません。 実際の市場で表示されるチャートを確認しながら、 必要な部分は今後も改善していく予定です。
FUKANについて
FUKANは現在、GogoJungleでの公開に向けて最終準備を進めています。
販売開始時には、実際の環境を確認していただけるよう 7日間のTrialも用意する予定です。
今後の投資ナビ+では、機能紹介だけでなく、
- 複数時間軸をどのように見ているのか
- ダウ・フィボナッチ・トレンドライン等をどう組み合わせているのか
- 実際のチャート上でFUKANが何を表示していたのか
- ラインを使った注文機能の考え方
なども、実際のチャートを使いながら紹介していきます。
FUKANが目指しているのは、売買判断を代わりに行うことではなく、 市場を見るための情報を一つの環境に整理することです。
販売開始の準備が整いましたら、改めてご案内します。
※本記事は市場観察・分析記録であり、投資助言・売買推奨ではありません。
※将来の値動き、利益、勝率を保証するものではありません。