「今日はここまで」と決めたのに、30分後にはチャートを開いている。ポジポジ病バスターが、意志ではなく環境を変えた理由
トレードをしていて、こんな経験はありませんか。
- 「今日はここまで」と決めたのに、30分後にはチャートを開いている
- 負けた直後に、いつもより大きいロットで入ってしまう
- 翌朝になって「どうして、あんなことをしたんだろう」と思う
もし心当たりがあるなら、この先は少しだけお役に立てるかもしれません。
ルールを決めていないわけではない
こういう話をすると、「ルールを決めましょう」と返ってくることがあります。
けれど、たいていの方はもう決めています。損切りも、資金管理も、1日の上限も。手法だって一通り学んでいる。知識が足りないから起きているわけではありません。
それでも守れない日がある。私自身がそうでした。
決めた自分と、注文ボタンを押す自分は、別人です
理由はひとつだと思っています。
ルールを決めたときの自分と、注文ボタンを押すときの自分が、同じ人ではない。
朝、コーヒーを飲みながら「今日は3万円まで」と決めた自分は冷静です。数字を見て、根拠を持って決めている。
一方、3万円を失った直後の自分は、同じ人間の顔をした別人です。視野が狭くなっていて、「取り返す」以外のことが頭に入らない。
私はこの状態に、暴走モードという呼び名をつけました。責めるための名前ではありません。理解するための名前です。
そして暴走モードには、やっかいな特徴があります。
止めようとすると、抜け道を探し始める
暴走モードの自分は、止められると納得しません。代わりに、抜け道を探し始めます。
「今日は特別だ」
「ここで入れば取り返せるかもしれない」
「このルールは厳しすぎた。明日から変えよう」
その瞬間には、どれも筋の通った判断に見えてしまう。これが一番おそろしいところです。
だから、気合いを入れ直しても同じことが起きます。必要なのは強い意志ではなく、意志が効かなくなったときに、代わりに働いてくれる仕組みでした。
3つの方法を比べました
暴走モードを止める方法を、私は3つ考えました。
1つめは、意志で止める。これは何度も試して、何度も失敗しました。冷静なときにはできて、必要なときにはできない。それでは意味がありません。
2つめは、教えてもらう。上限に達したら通知やアラートで知らせてもらう方法です。これも試しました。結果は、鳴っているのを見ながら次の注文を出しました。知らないから続けているのではなく、分かっていて続けているのが暴走モードだからです。
3つめは、取引そのものをできなくする。私が選んだのはこれでした。判断を求めない。説得もしない。手が届かない状態を、冷静なうちに作っておく。
「宣言」という形にしました
ポジポジ病バスターは、取引を始める前に、ご自身でルールを宣言するところから始まります。
- 1日の損失上限
- 総リスク上限
- 負け回数の上限
- 取引回数の上限
宣言できるのは1日1回です。一度宣言すると、その内容は翌朝5:00まで変更できません。
変更の申し込み自体はいつでもできます。けれど反映されるのは翌朝5:00。つまり、「今日はあと1回だけ」と思ったときには、もう間に合わない。
不便な仕様です。不便であることが、このツールの役割です。
上限に達したら、MT4ごと終了します
宣言した上限に達したとき、ポジポジ病バスターは保有中のポジションをすべて決済し、待機中の注文を削除して、MT4そのものを終了します。
他のチャートが開いていても終了します。まだ続けたいと思っていても終了します。
厳しすぎると思われたかもしれません。私も何度も考えました。EAだけ止めれば足りるのではないか、と。
暴走モードになった自分は、それで本当に止まるだろうか。私の答えは「止まれない」でした。
いちばんお伝えしたいのは、外せないことです
ルールを守るためのツールは、ほかにもあります。けれど、たいていは外そうと思えば外せます。チャートから削除すれば、それで終わりです。
自分で自分を止められないから導入するのに、暴走モードの自分が10秒で無効化できるなら、意味がありません。
ポジポジ病バスターは、本体と保護モジュールの2つのEAで動きます。この2つはお互いの生存を監視していて、取引中に片方を取り外そうとすると、もう一方が異常を検知して保護を発動します。
外して逃げる、という選択肢を、最初から用意していません。
これは、使う方を疑って作った仕様ではありません。暴走モードになった私自身を知っているから、こうなりました。
「もう一度起動すればいい」と思ったかもしれません
MT4を終了させられたあと、起動し直すことはできます。
けれどポジポジ病バスターは、停止状態で立ち上がります。画面に出るのは「利用再開 翌朝5:00」の一行だけで、取引はできません。
その停止状態でEAを取り外しても、結果は同じです。相互監視がそのまま働いて、MT4はふたたび終了します。翌朝5:00を過ぎると、自動的に通常の監視状態へ戻ります。それまでは待つしかありません。
抜け道を探すのは、暴走モードの自然な働きです。責めるようなことではありません。だから、思いつきそうな順に、あらかじめ塞いであります。
向かない方もいます
正直に書きます。次に当てはまる方には、おすすめできません。
- 数日から数週間ポジションを保有する、長期保有・スイング中心の方(上限に達すると保有期間に関係なく決済されます)
- 同じMT4で、止められたくない他のEAを動かしている方(MT4ごと終了するため、他のEAも一緒に止まります)
- スマートフォンのMT4アプリが主戦場の方(アプリでの取引は監視の対象外です)
- Mac版MT4、またはMT5をお使いの方(動作しません)
パソコンの前に座って相場に向かい合う、その時間の衝動を止めるためのツールです。
変わるのは、負け方です
最後に、はっきり書いておきます。
このツールは相場を予測しません。売買シグナルも出しません。勝率が上がるものでもありません。
変わるのは、負け方です。
取り返そうとして膨らんだ損失ではなく、冷静なあなたが最初に許容すると決めた、想定内の損失に。
今日のあなたを守るのは、冷静だった時のあなたです。
仕様の詳細と動作条件は、商品ページにすべて書いてあります。上限に達したときに何が起きるかを、隠さずそのまま並べてありますので、導入を検討される前に一度お読みください。
※FXは元本が保証された金融商品ではなく、相場の変動により投資額を超える損失が生じる可能性があります。本商品はご自身が事前に決めた取引ルールの遵守を支援する補助ツールであり、相場分析や投資判断を代行するものではありません。損失を完全に防止するものでもありません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。