NK225 OPTION MONITOR — DAILY MARKET STRUCTURE 20260911
本日から主対象を2026年10月限へ移行。OI・Wall・OI重心は10月限の履歴で評価する。 IV・Skewについては前営業日のヘッドラインが9月限のため、1日比較は行わず NO_SAME_EXPIRY_PREVIOUSとして扱う。
| 判定項目 | 判定 | 要点 |
|---|---|---|
| Option Bias | Neutral 6/10 | Score -3.5でBearish閾値-4の手前。Deep Put Building、Call OI Center低下、両Wall Buildingが重い。 |
| 15分MTF価格構造 | 短期反発・上位足は下降 | 62,880から64,340まで反発したが、上位の下降MA帯と過去高値構造は未回復。 |
| 総合方向 | 売り優位(短期反発中) | Optionは弱気寄りNeutral、価格はZero Gammaを大幅に下回り、上位足も下降。64,340突破までは戻り売り優位。 |
| Gamma環境 | 拡大型 | Total GEX -55.93、NEGATIVE GAMMA。方向決定後の値幅拡大に注意。 |
10月限のOption BiasはNeutralだが、Scoreは-3.5と弱気側に接近。 20:51時点の先物は64,110で、Zero Gamma 66,905を約2,795円下回る。 62,880からの反発は確認できるものの、64,340を超えて定着するまでは 「下落トレンド中の戻り」として扱い、総合では売り優位と判断する。
| 項目 | 数値 | 評価 |
|---|---|---|
| 日経225現物 | 64,011.34 | JPX日次データ基準 |
| 日経225先物 | 63,960 | JPX日次データ基準の先物値 |
| 20:51時点先物 | 64,110 | 日次先物値から約+150円 |
| ATM Strike | 64,000 | 10月限 / DTE 28 |
| Call Wall | 66,000 | BUILDING |
| Put Wall | 63,000 | BUILDING |
| Zero Gamma | 66,904.90 | 現在値より約+2,795円 |
| Total GEX | -55.93 | NEGATIVE GAMMA |
10月限ではPut Wall 63,000、Call Wall 66,000。現在値64,110は両Wallの間にあるが、 Zero Gammaは66,905と大きく上方に位置する。 したがって現在の価格帯は明確にZero Gamma下で、Gamma環境は値幅拡大型。
| Strike | OI | 1D | 3D | 5D | 出来高 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 64,750C | 755 | +754 | +755 | +755 | 758 | 大規模新規Building |
| 65,000C | 644 | +221 | +282 | +283 | 473 | 近接Call Building |
| 66,000C | 2,109 | +886 | +900 | +924 | 1,186 | Call Wall Building |
| 67,000C | 1,467 | +128 | +277 | +942 | 266 | 上方Building |
| 69,000C | 3,077 | +126 | -7 | +124 | 337 | 高位Call OI |
最も目立つのは64,750C +754と66,000C +886。 現値に比較的近い64,750~65,000と、Call Wall 66,000に新規形成が集中している。 66,000以降も67,000・69,000へCall OIが広がっており、上方には複数段のCall帯が形成されている。
Call Wallは66,000 / BUILDING。66,000CはOI 2,109、1D +886、出来高1,186。 64,750C +754、65,000C +221も合わせると、 64,750~66,000を第一Call Zoneとして評価したい。
現在値64,110からはまず64,750が最初の上方判断帯。 その上に65,000、66,000 Call Wallが続くため、反発局面では段階的に上値の反応を確認する。 Wallは固定的な抵抗ではない。
| Strike | OI | 1D | 3D | 5D | 出来高 | IV |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 65,000P | 2,026 | +110 | +273 | +239 | 158 | 26.75% |
| 64,000P | 1,772 | +46 | +393 | +475 | 174 | 27.93% |
| 63,000P | 2,198 | +930 | +1,078 | +1,564 | 1,110 | 29.03% |
| 61,000P | 1,162 | +527 | +539 | +327 | 924 | 30.75% |
| 60,000P | 10,976 | +34 | +2,078 | +4,047 | 2,066 | 31.30% |
| 58,000P | 2,180 | -280 | -437 | -51 | 584 | 33.87% |
Near-Market P/C OI Ratio:2.248(同一限月前データ2.549から低下)
Near-Market P/C Volume Ratio:1.319
Near-Market OIではPutがCallの2倍超と高水準。 比率は低下しているためPut偏重は緩和しているが、絶対水準は依然として高い。 出来高もPut側が優位で、Option Biasを弱気側へ寄せる補助材料。
Call Near-Market OI Center:67,582.11(1D -326.89 / 3D -339.36 / 5D -325.63)
Put Near-Market OI Center:61,686.64(1D +23.86 / 3D +94.01 / 5D -37.70)
ATM Average IV:27.45%
Put Skew:+1.39pt
Call Skew:-0.67pt
本日は10月限へ切り替わった最初の日次レポートのため、9月限だった前営業日のヘッドラインと1日比較は行わない。 同一限月の3日前と比較するとATM IVは29.47%から低下、Put Skewは+1.17からやや上昇、 Call Skewは-1.10からマイナス幅が縮小している。 ただし本日の方向スコアには1D IV・Skew変化を使用していない。
Total GEX:-55.93 JPY bn / 1%
Gamma Regime:NEGATIVE GAMMA
Zero Gamma:66,904.90
| Strike | Net GEX | 評価 |
|---|---|---|
| 60,000 | -23.50 | 最大級Negative GEX |
| 63,000 | -6.73 | Put Wall近辺 |
| 64,000 | -4.94 | 現在値近辺 |
| 65,000 | -4.73 | Negative GEX継続 |
| 66,000 | +3.39 | Call Wall近辺でPositiveへ |
| 69,000 | +6.21 | Positive GEX |
現在値64,110は64,000~65,000のNegative GEX帯。 Negative Gammaは弱気そのものではなく、方向決定後の値幅を増幅しやすい環境。 63,000 Put Wallを割る場合は下方向の拡大、64,340を突破して反発が続く場合は上方向の加速にも注意する。
右下のSW1/SW2/SW3表は使用せず、チャート上の実スイング構造と表示MAのみで判定する。
| 時間軸 | 判定 | 根拠 |
|---|---|---|
| 15分 | 反発上昇 | 62,880を起点に安値・高値を切り上げ64,340まで回復。20:51時点は64,110へ調整中。 |
| 1H相当 | 転換途上 | 急落後の回復は明確だが、下降している上位MA帯と過去戻り高値を完全には回復していない。 |
| 4H相当 | 下降継続 | 大きな下降MA帯の下にあり、64,890~65,000以上の過去構造を回復していない。 |
15分では反発優位だが、1Hは転換途上、4Hは下降。 よって「買い優位」ではなく、現時点では下降トレンド中の短期反発として扱う。
- 64,750C +754、66,000C +886とCall側で大規模Building。
- 63,000P +930、61,000P +527とPut側でも新規形成。
- 60,000PはOI 10,976、3D +2,078、5D +4,047と大規模残高。
- Call OI Centerは1D・3D・5Dすべて約300円以上下方移動。
- Near-Market P/C OIは2.248とPut優位だが、前データ2.549から低下。
限月切替直後に、上側では64,750~66,000へCall、下側では63,000・61,000・60,000へPutが形成されている。 これは単純な一方向ベットより、10月限の新規ポジションを上下へ構築している段階と考えられる。
ただしCall重心の明確な下方移動と高いP/C OI、Negative Gammaを合わせると、 現時点では上方向より下方向のリスクをやや重く見る。
10月限初日のOption BiasはNeutral 6/10だが、Score -3.5とBearish閾値に近い。 Deep Put Building、Call OI Center低下、66,000 Call Wall Building、63,000 Put Wall Building、 高水準のP/C Volumeが弱材料。一方、P/C OI低下とPut Strike再編上方シフトが相殺している。
価格側では62,880から64,340まで強く反発しているが、上位足はまだ下降構造。 現在64,110は64,000近辺のNegative GEX帯にあり、Zero Gamma 66,905からも大きく下。 したがって短期反発をそのまま上昇転換とはみなさない。
Option:Neutral 6/10(弱気寄り)
MTF:短期反発 / 上位足下降
総合方向:売り優位(短期反発中)
Gamma:Negative Gamma / 拡大型
64,340を明確に突破し、64,750~65,000へ定着できれば短期の売り優位は後退する。 反対に63,790~63,720を割れば、63,000 Put Wall、さらに62,880の当日安値が次の重要帯。 63,000割れではNegative Gamma環境下の値幅拡大に注意したい。
| Strike | 現在の意味 | OI増加なら | OI減少なら |
|---|---|---|---|
| 64,750C | +754の大規模新規Building | 近接Call Zone強化 | 初日の形成が一時的だった可能性 |
| 66,000C | Call Wall / +886 / Building | Call Wall形成継続 | Wall弱化・Unwinding移行 |
| 63,000P | Put Wall / +930 / Building | 63,000近辺のPut集中強化 | Put Wall形成の弱化 |
| 61,000P | +527 / 高出来高 | 下方Put帯の新規形成継続 | 下方再配置の解消 |
| 60,000P | OI 10,976 / 5D +4,047 | Deep Putリスク帯の強化 | 深いPutのUnwinding開始 |
① 64,340を突破して64,750へ進めるか
② 64,750~65,000を回復・定着できれば短期売り優位は後退
③ 63,790~63,720を割れば63,000 Put Wallを監視
④ 63,000割れでは62,880再試しとNegative Gamma下の値幅拡大に注意
Price structure: TradingView Nikkei 225 Futures 15-minute chart, 2026-09-11 20:51 JST.
GEXはモデル推定値であり、実際のディーラーヘッジフローを直接観測したものではありません。 Open Interestの増減だけでは買い手・売り手方向は判別できません。
本レポートは情報提供を目的とした市場分析であり、売買助言を目的とするものではありません。