KMR Proを活用したデイトレ実践編「強い銘柄の前場安」を狙う──売買代金上位 × 押し目 × BUYシグナル
前回の記事では、KMR Proの基本的な考え方について説明しました。
KMR Proで最も大切にしているのは、
「どの銘柄を監視するか」は人間が判断し、
「どこで買うか」はインジケーターが判断する。
という考え方です。
今回はさらに踏み込んで、
実際のデイトレでKMR Proをどう使うのか?
を具体的に解説していきます。
【6981村田製作所】

今回の手法の核になるのは、
? 売買代金上位の強い銘柄で「前場安」を狙う
という考え方です。
私自身が参考にしているのが、Xで長年株式投資・デイトレについて発信されている ある個人投資家の考え方です。
同氏は以前から、
売買代金ランキングを見る
売買代金だけではなく上昇トレンドも確認する
主役となる銘柄を狙う
ザラバでは前場安を狙う
といった考え方を繰り返し発信されています。
この記事では、そうした考え方を参考にしながら、私なりにKMR Proを組み合わせた実践方法を整理してみます。
※本記事は公開されている投稿を参考に筆者独自の解釈・方法としてまとめたものであり、特定の個人投資家による監修・推奨等を受けたものではありません。
? まず最初に──KMR Proは「安値を拾うツール」ではない
ここを間違えると、KMR Proの使い方そのものが変わってしまいます。
例えば、朝からずっと下落している銘柄があったとします。
9:00 1,000円
↓
9:30 970円
↓
10:00 940円
↓
10:30 920円
920円まで下がったから、
「かなり下がった。そろそろ反発するだろう」
と考えて買う。
これは、KMR Proで狙いたいトレードとは違います。
狙いたいのは、
❌ 弱い銘柄の自律反発
ではなく、
✅ 強い銘柄の一時的な需給悪化
です。
この違いは非常に重要です。
【5803フジクラ】

? STEP 1 まず「今日の主役」を探す
朝、最初に見るのはチャートではありません。
私ならまず、
売買代金ランキング
を見ます。
値上がり率ランキングではありません。
出来高ランキングだけでもありません。
実際に大きなお金が動いている銘柄を見るためです。
売買代金が大きいということは、それだけ多くの市場参加者がその銘柄を売買しているということです。
機関投資家、大口投資家、デイトレーダー、アルゴ。
様々な参加者が集まります。
つまり、
「今日の市場の主戦場」
を探すイメージです。
? 売買代金上位なら何でもいいわけではない
ここも非常に重要です。
売買代金ランキング上位だからといって、すべてが買い候補ではありません。
例えば、
A銘柄
前日比 +8%
売買代金3位
5日線・25日線とも上向き
直近高値更新
朝から出来高急増
B銘柄
前日比 −7%
売買代金2位
決算失望売り
VWAP下
安値更新中
どちらも売買代金上位です。
しかしKMR Proで買いを狙いたいのは、基本的には A銘柄 です。
売買代金を見る目的は、
「たくさん売買されている株を買う」
ことではありません。
? 資金が集まっている「強い銘柄」を見つける
ためです。
したがって、
売買代金 × トレンド
の組み合わせで考えます。
? STEP 2 「UPトレンド」を確認する
売買代金上位から候補を選んだら、次はチャートを見ます。
ここで重要なのが、
UPトレンドの中にいるか?
です。
私なら最低限、
株価が中期的に上昇基調
直近高値を更新している
5日線・25日線などが上向き
前日終値より上で推移している
VWAPより上で強く推移する時間がある
高値・安値を切り上げている
といった要素を確認します。
すべてを満たす必要はありません。
しかし、
「この株は今、買われている」
という大きな方向性が必要です。
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? ここまでで「今日監視する銘柄」を5〜10銘柄程度に絞る
ここで初めてTradingViewを開きます。
私が想定しているのは、
① 売買代金ランキングを見る
↓
② 強い銘柄だけ選ぶ
↓
③ 5〜10銘柄程度をTradingViewで監視
↓
④ KMR Proを表示する
という流れです。
重要なのは、
KMR Proを100銘柄に表示してBUYを探すのではない
ということです。
先に人間が銘柄を選びます。
⏰ STEP 3 寄付き直後には飛びつかない
ここからが実際のエントリーです。
例えば、ある銘柄が朝から非常に強い。
前日終値 2,000円
寄付き 2,080円
そして、
2,100円
↓
2,130円
↓
2,170円
と急騰したとします。
こうなると、
「まだ上がりそうだ」
と思います。
しかし、ここで2,170円を追いかけて買うとどうなるでしょうか。
その後、
2,150円
↓
2,120円
↓
2,090円
と利益確定売りが出るだけで、
−3〜4%程度の含み損
になる可能性があります。
銘柄選びは正しい。
その日も最終的には上昇した。
それでも、
買う場所が悪ければ負けます。
これがデイトレの難しいところです。
? だから「最初の上昇」は見送る
KMR Proを使う場合、私は基本的に、
「最初に上がるところ」を取ろうとしません。
むしろ、
「一回売られてくれ」
と思いながら待ちます。
ここが重要です。
強い銘柄には、
第1波
寄付き後の買い
があります。
しかし、その後には当然、
利益確定売り
が出ます。
その売りによって株価が押してくる。
その押しが一巡したところ。
そこを狙います。
? STEP 4 「強い銘柄が売られる」のを待つ
例えば、
2,000円
↓
2,080円
↓
2,150円
↓
2,200円
と上昇した銘柄が、
2,180円
↓
2,150円
↓
2,120円
↓
2,100円
まで落ちてきたとします。
チャートだけ見ると怖い場面です。
しかし、ここで考えます。
朝から売買代金上位
上昇トレンド
材料・テーマもある
朝から大きな出来高
高値から一時的に押している
つまり、
弱いから下がっているとは限らない。
最初に買った短期勢が利益確定しているだけかもしれません。
ここが、
「強い銘柄の一時的な需給悪化」
です。
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? STEP 5 前場安候補を待つ
ここからがKMR Proの重要な場面です。
下がってきたからといって、すぐには買いません。
2,150円
↓
2,130円
↓
2,110円
と下がって、
「そろそろ安い」
と思ってもまだ待ちます。
なぜなら、
2,090円
↓
2,070円
↓
2,050円
まで下がるかもしれないからです。
下落途中でナイフを掴まない。
安値を予想するのではなく、
「売りが止まり始めたこと」を確認する
という発想です。
? 安値圏で何を見るのか
例えば5分足で、
① 下落してくる
② 出来高が膨らむ
③ 下ヒゲが出る
④ 安値更新幅が小さくなる
⑤ 次の足で安値を更新しなくなる
⑥ 買い戻しが入る
このような変化が起こります。
それまで、
売り > 買い
だった需給が、
売り ≒ 買い
になり、
さらに、
買い > 売り
へ変化し始める。
その転換点を狙います。
? そこでKMR ProのBUYを使う
裁量だけでこの判断をすると、
「まだ下がりそう」
「いや、ここが底か?」
「さっき買えばよかった」
と迷います。
そこで、
KMR ProのBUYシグナル
を判断材料として使います。
強い銘柄をあらかじめ選び、
一度売られるのを待ち、
安値形成が進み、
KMR ProがBUY条件を満たしたところで、
「エントリーを検討する」
という流れです。
大切なのは、
BUYが出たから銘柄を選ぶ
のではなく、
選んだ銘柄でBUYが出るのを待つ
という順番です。
【5801住友電工】

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? KMR Pro実践フロー
まとめると、私が考える基本形は次のようになります。
① 売買代金上位を見る
⬇
② UPトレンドの強い銘柄を選ぶ
⬇
③ TradingView 5分足で監視
⬇
④ 寄付き後の急騰には飛びつかない
⬇
⑤ 利益確定売りによる押しを待つ
⬇
⑥ 前場安候補まで引きつける
⬇
⑦ 売りの勢いが弱まる
⬇
⑧ KMR Pro BUY
⬇
? エントリー
非常にシンプルです。
⏱ 何時まで狙うのか?
私はこの手法では、
前場、それも比較的早い時間帯
を重視しています。
特に、
9:00〜10:30前後
は市場参加者が多く、売買代金上位銘柄の方向性も形成されやすい時間です。
遅くとも、
11時頃まで
を新規エントリーの一つの目安と考えています。
もちろん銘柄によって違いますが、後場になって出来高が減少した状態で無理に同じパターンを探す必要はありません。
? STEP 6 損切りはどうする?
どれだけ条件が良くても、必ず失敗するトレードがあります。
重要なのは、
「前場安だと思った場所が前場安ではなかった」
と分かった時にどうするかです。
例えば、
KMR Pro BUY
2,100円
その時点のMorning Low
2,080円
だったとします。
その後、
2,110円
↓
2,100円
↓
2,085円
↓
2,075円
となった場合。
これは、
「2,080円で売りが止まった」
という仮説が崩れています。
したがって、
Morning Low割れ
を損切り基準の一つとして使うことができます。
⚠️ 「戻るかもしれない」は危険
2,080円を割って、
2,070円
↓
2,060円
となったときに、
「強い銘柄だから戻るだろう」
と考え始めると危険です。
強い銘柄を買うことと、
損切りしないことは、
全く別の話です。
私なら、
「エントリーした理由が崩れたら切る」
と考えます。
? STEP 7 利益確定をどうする?
デイトレでは、
「どこまで上がるか」
を完璧に予測する必要はありません。
例えば、
2,100円でBUY。
その後、
2,110円
↓
2,120円
↓
2,130円
と反発した場合。
+0.5%程度を固定利確にする方法もあります。
あるいは、
VWAP
朝の戻り高値
直近高値
朝の高値
リスクリワード
などを使う方法もあります。
重要なのは、
エントリー前に出口を考えておく
ことです。
? 例:KMR Proを使った1トレード
例えば、
銘柄A
前日終値:3,000円
寄付き:3,080円
朝高値:3,240円
売買代金:全市場上位
中期トレンド:UP
とします。
朝、
3,080
↓
3,150
↓
3,240
と急騰。
ここでは買いません。
その後、
3,220
↓
3,180
↓
3,140
↓
3,110
と下落。
3,110円付近で、
下ヒゲ
出来高増加
安値更新停止
売り圧力低下
が見られ、
KMR Pro BUYが出たとします。
エントリー
3,120円
Morning Low
3,100円
損切り
3,100円明確割れ
利確目標
+0.5%なら約3,136円
あるいは3,150〜3,180円の戻りを狙う。
こうすると、
損失幅を小さくして、反発だけを取りにいく
というトレードになります。
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? 最も重要なのはKMR ProのBUYではない
意外かもしれませんが、
この手法で一番重要なのは、
BUYシグナルではありません。
もっと重要なのは、
「その銘柄が本当に強いか?」
です。
極端に言えば、
強い銘柄 × 少し雑なエントリー
と、
弱い銘柄 × 完璧なBUYシグナル
なら、
私は前者を選びます。
KMR Proは、
銘柄選択の代わりをするものではない
からです。
? 「主役」を買う
デイトレでは、
値段が安いから、
昨日下がったから、
そろそろ反発しそうだから、
という理由で銘柄を選びたくなります。
しかし私は、
「今日、みんなが見ている銘柄」
を中心に考えます。
売買代金が大きく、
ニュースがあり、
テーマがあり、
トレンドがあり、
値動きがある。
つまり、
市場の主役です。
その主役が一度売られたところを狙う。
これがKMR Proと非常に相性の良い考え方だと思っています。
? やってはいけないKMR Proの使い方
❌ BUYが出た銘柄を片っ端から買う
銘柄選択が先です。
❌ 朝から下落している弱い銘柄で逆張りする
安値だから買うわけではありません。
❌ 寄付き直後の急騰に飛び乗る
KMR Proで狙いたいのは、基本的に一度押した後です。
❌ Morning Lowを割っても持ち続ける
前提が崩れたら撤退します。
❌ 売買代金だけを見る
売買代金が大きくても下落トレンドなら、買いではありません。
❌ 何銘柄も同時に追いかける
最初は5〜10銘柄程度に絞り、
実際にエントリーするのはさらに少なくします。
? 朝のチェックリスト
私はKMR Proを使うなら、朝は次のように整理すると分かりやすいと思います。
【銘柄選択】
☑ 売買代金上位か
☑ 今日、市場から注目されているか
☑ UPトレンドか
☑ 材料・テーマがあるか
☑ 出来高が十分か
☑ 値動きがあるか(値幅が取れるか)
【エントリー】
☑ 朝の急騰を追いかけていないか
☑ 一度しっかり押しているか
☑ 前場安候補まで引きつけたか
☑ 売りの勢いが弱くなっているか
☑ KMR Pro BUYが出たか
【リスク管理】
☑ Morning Lowはどこか
☑ 損切り位置は決めたか
☑ 利益確定位置は決めたか
☑ 1銘柄に資金を入れ過ぎていないか
☑ 取り返そうとしていないか
? この手法を一言で表すなら
KMR Proの使い方を一言でまとめるなら、
「強い銘柄を、安く買う」
です。
ただし、
「安い株を買う」
のではありません。
強い銘柄の中で、相対的に安いところを買う。
という意味です。
朝から資金が集まった銘柄。
上昇トレンドにある銘柄。
市場の主役になっている銘柄。
そうした銘柄が一時的な利益確定売りで押す。
その売りが一巡するところを待つ。
そして、
KMR Pro BUY。
この順番です。
? KMR Proの役割をもう一度整理する
人間が得意なのは、
? Context(状況判断)
です。
今日の相場は強いのか
どのテーマに資金が来ているか
どの銘柄が主役か
材料は何か
売買代金はどうか
これを人間が判断します。
一方、KMR Proが担当するのは、
? Timing(タイミング)
です。
急騰を追いかけない
押しを待つ
安値形成を待つ
一定条件が揃うまで待つ
BUY候補を可視化する
この役割分担です。
? 人が銘柄を選ぶ × ? KMR Proが買い場を示す
これが、私が考えるKMR Proの理想的な使い方です。
? KMR Proについて
KMR ProはTradingViewで使用する日本株デイトレ用インジケーターです。
TradingViewの招待専用スクリプトとして提供しているため、ソースコードを公開する方式ではなく、ご購入者のTradingViewアカウントへ利用権限を付与する方式となっています。
詳しい仕様・購入方法についてはGoGoJungleの商品ページをご覧ください。
? KMR Pro 商品ページ

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? 最後に
デイトレというと、
「明日上がる銘柄は何か」
「今日ストップ高になる株は何か」
と考えがちです。
しかし、実際にはもっとシンプルなのかもしれません。
すでに強い銘柄を見つける。
そして、
良い場所まで待つ。
これだけです。
私はKMR Proを、
銘柄を当てるためのインジケーター
ではなく、
「待つためのインジケーター」
だと考えています。
強い銘柄を見つけても飛びつかない。
下がってきてもすぐ買わない。
売りが一巡するまで待つ。
そして条件が揃ったところで初めて行動する。
デイトレでは、
「何を買うか」と同じくらい「待てるか」が重要です。
KMR Proが、その判断を少しでも客観的にするための道具になればと考えています。
⚠️ 免責事項
本記事は、公開されている投資家の発信内容等を参考に、筆者独自の解釈・検討を加えて作成したものです。特定の個人による監修、推奨、保証等を受けたものではありません。
また、本記事およびKMR Proは、投資判断の参考となる情報・ツールの提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買、投資行動、利益を保証・推奨するものではありません。
株式投資には価格変動リスクがあり、元本を割り込む可能性があります。KMR Proが表示するBUYシグナル等についても、将来の値動きや利益を保証するものではありません。
記事中で示したエントリー価格、損切り幅、利益確定幅、チャート例等は説明を目的とした例示であり、特定の売買方法を推奨するものではありません。
実際の売買については、市場環境、流動性、ニュース、決算、価格変動、取引コスト、ご自身の資金量およびリスク許容度等を十分に考慮し、利用者ご自身の判断と責任において行ってください。
本記事およびKMR Proの利用によって生じたいかなる損失・損害についても、作者は責任を負いかねます。
最終的な投資判断は、必ずご自身の責任でお願いいたします。