【ドル円速報】財務省「臨戦態勢」継続!追加介入カードはまだ消えていない
こんにちは、luckyです。
ドル円、かなり大きく動いてきましたね。
一時は160円台まで円安が進んでいましたが、その後は一気に円高方向へ。
本日も155円台まで下落する場面も出てきました。
ここまで戻ってくると、
「もう為替介入の話は終わったんじゃない?」
と思う方もいるかもしれません。
ですが、私はまだそう見ていません。
むしろ今回、今後のドル円を見るうえでかなり重要な発言が出ています。
財務省はまだ「臨戦態勢」
9月4日、財務省の三村財務官は為替市場について、
「引き続き臨戦態勢ということは変わらない」
と述べています。
さらに、米国の通貨当局とも絶え間なく連絡を取っていることを明らかにしています。
ここ、大事ですよ。
ドル円は160円台から155円台まで、かなり円高方向へ動いています。
それでも日本当局が、
「もう大丈夫です」
と警戒を解いたわけではありません。
つまり私は、
追加介入というカードは、まだ消えていない
と見ています。
ただし、これは「すぐに介入する」という意味ではありません。
警戒態勢を維持している。
まずはここを分けて考えることが大切です。
155円台への下落で「追加介入」は確認されていない
ここは間違えないようにしましょう。
ドル円が大きく円高方向へ動いたからといって、
「また介入した!」
と決めつけてはいけません。
現時点では、今回の円高局面について新たな実弾介入が行われたことは確認されていません。
市場で大きく意識されている材料の一つが、
日銀の追加利上げ観測です。
これまで円が売られてきた大きな理由の一つに、日米の金利差があります。
ところが、
「日銀がさらに金利を上げるのではないか?」
という思惑が強くなれば、それまで積み上がっていた円売りポジションを手仕舞う動きも出てきます。
これだけでもドル円が大きく下落することがあります。
つまり、
大きく動いた=介入
ではないんですね。
これは相場を見るうえで、とても大切なところです。
では、ここから何を見るのか?
私が今後のドル円で特に注目しているのは、
「価格」だけではなく「動くスピード」です。
例えば今後、
155円
↓
157円
↓
159円
↓
160円
と時間をかけて戻っていくのと、
155円台から短期間で、
158円 → 159円 → 160円
と一気に円安が進むのでは、意味がまったく違います。
政府・財務省が警戒しているのは、
単純に、
「160円になったからダメ」
という話ではありません。
当局はこれまでも、過度な変動や一方向に偏った動きを問題視してきました。
だから私は以前から、
「160円=必ず介入」
とは考えない方がいいとお伝えしています。
160円という数字は、もちろん市場参加者が強く意識する水準です。
しかし、本当に見なければならないのは、
160円へ「どうやって」向かっているのか?
なんです。
価格だけではなく、
その過程を見る。
これが重要です。
今回は「米国との連携」も見ておきたい
そして、もう一つ。
今回の相場で忘れてはいけないのが、
米国との連携です。
前回は実際に日米による協調介入が行われています。
そして現在も日本側は、米国の通貨当局と連絡を続けています。
ただし、ここは勘違いしないでください。
「次も日米による協調介入になる」と決まったわけではありません。
ここは非常に重要です。
現在の米国側の認識も踏まえると、
「また必ず日米で介入する」
と考えるのは早いです。
一方で、市場参加者からすれば、
再び何らかの協調対応に発展する可能性も完全には消えていない。
これ自体は警戒材料の一つになります。
だからこそ、
「160円を超えたから、とにかくドル円を買えばいい」
という単純な相場ではなくなってきています。
luckyが今見ている3つのシナリオ
ここから私は、大きく3つのシナリオを見ています。
① 155~157円付近で落ち着く
この場合は、介入への警戒はいったん後退しやすくなると考えています。
日銀の金融政策や米国の金利動向などを見ながら、次の方向を探す展開です。
② 再び159~160円へ戻る
ここからは、財務省の発言に対する市場の警戒が再び強くなる可能性があります。
特に160円前後では、
「当局が何か言ってくるのではないか?」
という思惑も出やすくなります。
③ 短期間で160円を突破し、161円・162円方向へ走る
私はこれを一番警戒しています。
問題は、
160円を超えたことそのものではありません。
短期間で一方向へ走ってしまうことです。
このような展開になれば、市場では、
口先介入
↓
より強い牽制
↓
レートチェック観測
↓
実弾介入への警戒
という流れが意識される可能性があります。
※もちろん、この順番で必ず進むという意味ではありません。
だからこそドル円は今、
「上がったから買う」
だけでは危険なんです。
相場は「値段」だけを見てはいけない
初心者の頃は、
「160円になった」
「155円まで落ちた」
と価格だけを見てしまいます。
でも、勝てるトレーダーになってくると、
「なぜ、そこまで動いたのか?」
を見るようになります。
今回なら、
日銀の利上げ観測なのか。
米国の金利動向なのか。
円売りポジションの巻き戻しなのか。
財務省の発言なのか。
それとも、本当に為替介入なのか。
同じ5円の下落でも、
理由によって、その後の相場は変わります。
ここを考えるクセをつけてください。
これが、
相場を見る力
につながっていきます。
今のドル円は「2つのカード」を意識する局面
そして現在のドル円は、非常に面白い局面に入ってきたと思います。
市場が意識しているのは、
「日銀の追加利上げ」
そして、
「政府・財務省による追加介入の可能性」
です。
ただし、どちらも「必ず起きる」と決めつけてはいけません。
大切なのは、
市場がその可能性をどの程度織り込み、それによって参加者がどう動くのかを見ること。
今後ドル円が再び160円方向へ戻ってきたとき、
そのスピードはどうなのか?
財務省は何と言うのか?
米国はどう反応するのか?
そして、
日銀の利上げ観測はどう変化しているのか?
私はここをかなり注目しています。
また重要な動きがあれば共有します。
最後に今日、一番覚えて帰ってほしいのはこれです。
相場はニュースを見るだけでは勝てません。
ニュースを見た市場参加者が「次にどう動くのか」を見る。
ここが大切です。
それでは、また次の記事で(^^)
ゴゴジャン認定トレードマイスター
プロトレーダー lucky