【2社並走リアル検証】AnomalyEA 運用報告 第2回(8/25〜9/1)
こんにちは。USDJPY専用EA「AnomalyEA」を開発しているLeo FXです。
この連載では、同じEAをOANDA証券と外為ファイネストの2社で同時に動かし、結果を勝っても負けてもそのまま公開しています。
第2回は8月25日から9月1日までの4イベント分です。先に結論から言うと、マイナスです。
■ サマリー
・4イベント中1勝3敗
・OANDA証券 −20.8 pips(−20,800円)/ 外為ファイネスト −18.4 pips(−18,400円)
・通算(7/24〜)は OANDA +46.9 pips / 外為ファイネスト +52.3 pips でプラスを維持
・OANDA側だけ、8月25日に37回の発注見送りが発生(外為ファイネストはゼロ)
・前回ロスカットした月末ロンドンFIXの脚は、+1.3 pipsで雪辱
■ 運用条件(毎回同じものを記載します)
・EA:AnomalyEA(時間ベース・USDJPY専用・ナンピンなし・SL25pips・時間決済)
・口座:OANDA証券デモ / 外為ファイネストデモ の2社で並走
・ロット:1.0ロット固定(両社統一済み)・その他デフォルト
■ 全トレード(2社対比・単位pips)
| 日付 | レッグ | OANDA | 外為ファイネスト |
|---|---|---|---|
| 8/25(火) | 仲値ロング | +4.3 | +5.6 |
| 8/25(火) | 仲値ショート | −11.6 | −11.2 |
| 8/28(金) | 仲値ロング | −3.3 | −3.3 |
| 8/28(金) | 仲値ショート | −12.4 | −12.3 |
| 8/31(月) | 仲値ロング | −18.6 | −17.9 |
| 8/31(月) | 仲値ショート | +19.5 | +19.4 |
| 8/31(月) | 月末ロンドンFIX(L3) | +1.3 | +1.3 |
| 合計 | −20.8 | −18.4 |
日別ではこうなります。
| 日付 | OANDA | 外為ファイネスト |
|---|---|---|
| 8/25(火) | −7.3 | −5.6 |
| 8/28(金) | −15.7 | −15.6 |
| 8/31(月) | +2.2 | +2.8 |
■ 何が起きたか
8月25日と8月28日は、2日続けてショート脚が逆行しました。
このEAは「仲値に向けて上がり、通過後に反落する」という実需の流れを取りにいきます。ところがこの2日は仲値通過後も円安方向に流れ続け、ショートが伸びませんでした。8/28はロングも外して両脚マイナスです。
8月31日は、その逆でした。
08:30 160.17 ← ロング建て
09:53 159.99 ← −18.6pips(外した)
09:55 159.99 ← ショート建て
11:45 159.79 ← +19.5pips(取り返した)月末の円買いが強く、朝から一貫して下げた日です。ロングは丸損でしたが、同じ日のショートが取り返して日計はプラス。2本の脚が反対を向いている設計が、こういう日に効きます。
■ 前回ロスカットした脚の、雪辱戦
前回の報告で、月末限定の第3の脚「L3(ロンドンフィックス)」がデビュー戦でSLに刺さり、−26pipsを喫したことを書きました。ロンドンフィックスの1分間のヒゲに刈られて、直後に価格が戻った、という悔しい負け方でした。
今回、2回目の発動は +1.3 pips でした。
派手な勝ちではありません。時間決済まで持ち切って、静かにプラスで終わりました。ただ、SLに刺さらずに設計通り機能したという事実が確認できたのは収穫です。この脚はまだ2回しか動いていないので、判断するのは早すぎます。次は9月末です。
■ スプレッド実測コーナー(この連載の看板企画)
仲値時間帯(8:25〜9:55)の最大スプレッドです。今回で9イベント目になりました。
| 日付 | OANDA | 外為ファイネスト |
|---|---|---|
| 7/24 | 2.00 | 0.90 |
| 7/30 | 2.00 | 0.80 |
| 7/31 | 2.30 | 3.30 |
| 8/5 | 1.90 | 1.00 |
| 8/10 | 2.00 | 0.90 |
| 8/20 | 2.10 | 1.10 |
| 8/25 | 2.10 | 0.80 |
| 8/28 | 2.00 | 1.20 |
| 8/31 | 2.10 | 1.10 |
OANDA側は9回中8回で2.0pips前後まで開き、外為ファイネストは月末で市場全体が荒れた7/31を除いて1.5pipsを一度も超えていません。 判で押したように同じ形が9回続いています。もう偶然とは考えにくい水準です。
■ そして今回、実害がはっきり出ました
AnomalyEAには「スプレッドが1.5pipsを超えていたら発注しない」という安全装置が入っています。
8月25日、OANDA側でこの安全装置が37回作動しました。
ショート見送り: スプレッド過大(仲値拡大に注意) ← これが37回9時55分ちょうど、スプレッドが2.0pipsまで開いたためEAが発注を拒否し続け、5秒遅れてようやく約定しています。同じ瞬間、外為ファイネストは最大0.80pipsで、見送りゼロ・一発で約定でした。
第1回では7月24日に10回の見送りを報告しましたが、今回は37回です。日によっては、EAが仲値の一番おいしい瞬間に発注できない可能性があるということです。
なお今回に限れば、この差による損益への影響は0.4pips程度でした(OANDA −20.8 vs 外為 −18.4 の差2.4pipsのうち、大半は8/25以外の日の細かい約定差です)。「37回弾かれた=大損した」ではありません。そこは正確に書いておきます。
■ 今後の予定
・9月の実効ゴトー日:9/4(金)・9/10(木)・9/15(火)・9/18(金)・9/25(金)・9/30(水)
・9月30日は月末最終営業日なので、L3レッグの3回目が発動します
■ 今回の学び(正直コーナー)
1つめ。マイナスの期間は普通に来ます。
バックテスト(9.4年)では、月ベースで10ヶ月に4ヶ月はマイナスです。最悪の月は1.0ロット換算で−87,899円、マイナスが4ヶ月連続したこともあります。今回の−20,800円は、その分布のごく普通の一部です。
こういうことを買った後に知るのと、買う前に知っているのとでは、続けられるかどうかが変わります。だから先に書いています。
2つめ。2社の差は、思ったより小さい。
スプレッドの表を見ると外為ファイネストが圧倒的に見えますが、実際の損益差は9イベントで累計5.4pips(+52.3 vs +46.9)です。1イベントあたり0.6pips。無視はできませんが、「OANDAだと勝てない」という話ではまったくありません。
数字を大きく見せたいなら「37回も弾かれた!」だけを書けばいいのですが、それは読者に間違った印象を与えます。弾かれた回数と、実際に失ったpipsは、別の話です。
3つめ。この連載は今回のためにあります。
第1回で「勝っても負けてもそのまま出す」と書きました。その直後の報告がマイナスというのは、正直に言えば格好悪いです。ただ、負けた期間を飛ばす連載に、読む価値はありません。 次回もそのまま出します。
■ 免責
本記事は自動売買プログラムの検証記録であり、投資助言ではありません。掲載の成績は過去の実績であり、将来の利益を保証するものではありません。FX取引には元本を超える損失が生じる可能性があります。
・USDJPY専用EA「AnomalyEA」(GogoJungle)→ https://www.gogojungle.co.jp/systemtrade/fx/82678
・稼働口座の記録(Real Trade)→ https://real-trade.tech/accounts/83716
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・第1回の記事 → https://www.gogojungle.co.jp/finance/navi/articles/123705