FXの「どこで詰まっているか」で選ぶ ― 通貨強弱・SMC・資金管理、MT4/MT5インジケーター13本の使い分け地図
チャートを開いて、最初にすることは何でしょうか。
通貨ペアを順番に切り替えて、動いているペアを探す。
移動平均線の並びを見て、トレンドが出ているか確かめる。
上位足に戻って環境認識をやり直す。
オーダーブロックを引き直す。
ロットを電卓で計算する。
`——ここまでやって、まだ1回もエントリーしていない。
私はMT4/MT5用のインジケーターを開発している lab.aiueoと申します。
これまでに10種類、
MT5版を含めて13本のツールを作って公開してきましたが、
その全部が、上のような「エントリーの手前で消えていく時間」を削るために生まれたものです。
この記事は、その10種類を 「あなたが今どこで詰まっているか」 から逆引きできるように整理した地図です。
トレードが止まる場所は、だいたい5つに分かれる
私自身の失敗と、購入者の方からいただいた質問を並べていくと、詰まりどころは驚くほどきれいに5つに分かれました。
1. 銘柄選び(どのペアを見るか)
トレードの損益は、手法よりも先に「どの通貨ペアを触るか」でかなり決まります。
値幅の出ていないレンジのペアをどれだけ丁寧に分析しても、pipsは伸びません。
それなのに、動いているペアを探す作業は今も手動で、30ペアを1枚ずつ開いている人が大半です。
2. 環境認識(上位足と下位足が食い違う)
日足は上昇トレンド、4時間足は調整、15分足は下降。
よくある状況ですが、時間足を行き来しているうちに、自分がどの流れに乗ろうとしていたのか分からなくなる。
マルチタイムフレーム分析は、正しくやろうとするほど時間を食います。
3. エントリー根拠(結局、どこで入るのか)
これはSMC(スマートマネーコンセプト)を学び始めた方に特に多い詰まり方です。
オーダーブロック(OB)、フェアバリューギャップ(FVG)、BOS/CHoCH、流動性狩り(リクイディティ・スイープ)、プレミアム/ディスカウント。
学ぶほど描くものが増えて、チャートは線とゾーンで埋まる。
それでも「で、この足で入るのか?」の一手が決まらない。
4. 資金管理(ロットを感覚で決めている)
損切り幅は決めた。では何ロットで入るのか。
入ったあと、証拠金維持率はどこまで落ちるのか。
強制ロスカットは何円で発動するのか。
連敗したら何回耐えられるのか。
——ここを数字で把握しないまま入るのが、退場のいちばん多い原因だと思っています。
5. 監視疲れ(チャートに張り付けない)
兼業トレーダーにとって最大の敵です。
指標発表の初動を取りたい。
急変動だけ知りたい。
でも一日中チャートは見られない。
なぜ「万能な1本」ではなく、10種類に分けたのか
ここが、私のツール作りの一番の分岐点でした。
開発を始めた頃、私は「これ1本で全部わかるインジケーター」を作ろうとしていました。
通貨強弱もトレンドもサインも全部出す、全部入りのやつです。
作ってみて、自分で使えませんでした。
チャートが情報で埋まって、肝心の値動きが見えないのです。
表示を減らそうとパラメータを増やすと、今度は設定が複雑になりすぎて、使うたびに迷う。
「全部入り」は、作り手の自己満足でした。
そこで方針を変えました。
1本のツールが担当する悩みは1つだけにする。
銘柄選びのツールは銘柄選びだけをやる。
エントリー判断のツールはそこだけをやる。
使う人が、自分の詰まっている場所に合わせて必要な分だけ足せるようにする。
結果として本数は増えましたが、どれも「起動して10秒で意味が分かる」ところまで削れました。
10種類という数字は、機能の多さではなく、悩みの切り分けの細かさ だと思っていただければ近いです。
もうひとつ、途中で決めたルールがあります。確定足で判定するものは、必ずノーリペイント(後から表示を書き換えない)にする。
サインツールを買って、過去チャートの矢印がきれいに並んでいたのに、実際に動かしたら矢印が消えたり位置が変わったりした経験のある方は多いと思います。
私もあります。
表示が後から変わるツールは、検証ができません。
検証できないツールは、資金を預ける根拠になりません。
詰まりどころ別・担当ツール早見表
上の5つに対して、どのツールが担当するかを並べます。
| 詰まりどころ | 担当ツール | 対応プラットフォーム |
|---|---|---|
| どのペアが動いているか分からない | CP-POW | MT4 / MT5 |
| トレンドの波にきれいに乗りたい | CP-POL | MT4 / MT5 |
| 上位足と下位足の食い違いを一発で見たい | UD-MTF | MT4 |
| SMCの描画が手作業で追いつかない | SMC-Radar | MT4 |
| SMCでどこで入るか決められない | SMC-Signal | MT4 / MT5 |
| 全ペアのSMC状況を朝いちで俯瞰したい | SMC-Compass | MT4 |
| 通貨強弱で機械的にエントリーしたい | CP-Signal | MT4 |
| ロットと証拠金維持率を入る前に確認したい | RM-LOT | MT4 |
| ゴールドが「金買い」か「ドル安」か見分けたい | GD-Deck(今後リリース予定) | MT4 |
| チャートに張り付かず急変動だけ知りたい | PI-ALT | MT4 |
自分の詰まっている行は見つかったでしょうか。
ただ、ツール名が分かっただけでは、まだ選べないと思います。
実際に多くいただく質問は、この先にあります。
- そのツールは具体的に何を表示して、何を判断してくれるのか
- MT4版とMT5版で中身は違うのか。どちらを買うべきか
- 単体で足りるのか、組み合わせたほうがいいのか
- 全部は買えない。最初の1本はどれにすべきか
ここから先で、その4つに全部答えます。
各ツールの実際の画面、私が使っている組み合わせ、そして予算別の導入順序まで、包み隠さず書きました。
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