手法を語る前に、まず「環境認識」の話をさせてくれ
投資の基礎
手法を語る前に、まず「環境認識」の話をさせてくれ
「どこで買えばいいか」を知りたい気持ちは分かる。
でも、その前に「今、相場がどういう状況か」を見ていますか?
でも、その前に「今、相場がどういう状況か」を見ていますか?
トレードを学ぶ人の多くが、真っ先に求めるのは「エントリーの手法」です。「どこで買えばいいのか」「どのサインが出たら入るのか」。答えを、手っ取り早く知りたい。その気持ちは、よく分かります。
でも、あえて言わせてください。手法を語る前に、まず「環境認識」の話をさせてくれ。環境認識を飛ばして、エントリー手法だけを覚えても、勝てるようにはなりません。むしろ、環境認識こそが、トレードの土台であり、勝敗を分ける最も重要な部分なのです。
このシリーズでは、私の手法の核心——ダウ理論、マルチタイムフレーム、Nウェーブ——を、順を追って解説していきます。その第一歩として、今回は「環境認識とは何か」「なぜそれが最重要なのか」を、丁寧にお伝えします。
環境認識とは、何か
環境認識とは、簡単に言えば、「今、相場がどういう状況にあるのかを把握すること」です。上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、それともレンジ(方向感のない状態)なのか。相場全体の大きな流れを、正しく読み取ることです。
たとえるなら、環境認識は「地図と天気を確認すること」です。登山をするとき、いきなり歩き出す人はいません。まず地図で地形を確認し、天気を調べ、ルートを決める。それと同じで、トレードでも、まず相場という地形を把握してから、エントリーという一歩を踏み出すべきなのです。
この「相場の状況把握」を飛ばして、いきなりエントリーの話に行こうとする。これが、多くの人が勝てない根本原因です。地図も見ずに山に入れば、遭難します。環境認識なきエントリーは、遭難と同じなのです。