MTF(マルチタイムフレーム)チャートの見方と判断について【MTF分析入門編#3】
こんにちは!SAKUです!
前々回、前回とMTF分析の基礎概念をお伝えしてきましたが、今回は具体的にチャートを用いてそれぞれの時間足をどのように見ていくのかについて深堀りしていこうと思います!
徐々に難易度が上がっていくのでしっかりとついて来てくださいね!
これまでの記事をまだ読んでない方はこちら↓を読んでからこの記事を読んでくださいね。
前回の記事→マルチタイムフレーム分析の各時間足の役割とは?【MTF分析入門編#2】
前々回の記事→相場のフラクタル性について~マルチタイムフレーム分析とは?~【MTF分析入門編#1】
MTF分析のチャートの見方
MTF分析では、軸足を決めたら基本的には上位足から順に下の時間足に落とし込んで分析していきます。
上位足→軸足→下位足という流れで順に方向性や状況を把握していくわけですね。
これは、下位足から順に時間足を上げていく方法だと、目線がごちゃごちゃになりやすいことや、上の時間足の状況を前提として環境認識していった方が大きな流れに付いていきやすいからです。
慣れてきたら時間足を切り替えても、それぞれの時間足での値動きが別の時間足のどの辺にいるのか分かってくるので順番は状況に応じて変えればいいんですが、慣れるまでは上の時間足から落とし込んでいくのが良いと思います。
前回記事の復習になりますが、それぞれの時間足の役割はこんな感じです。
・上位足→全体的なトレンドを把握
・軸足→メインの時間足、セットアップなどを把握
・下位足→より詳細な値動きを把握
チャートを用いた例
次は、実際のチャートを用いて、MTF分析のやり方を見ていきます!
ここでは、軸足を4時間とし、上位足を日足、下位足を1時間足とした場合を例にしてMTF分析を使ってチャートを分析していきましょう!
なお、以下に出てくるチャート画像では、四角で囲ってある部分を下の時間足に落とし込んで見ています。
1:ざっくりと状況を把握する
まずはザックリと上位足の日足から状況を把握していきましょう。
①上位足の日足は全体的に上昇中ですね。次は軸足です。
日足の赤枠部分を4時間足で見てみましょう。
②軸足の4時間足はザックリと見れば下降気味ですね。下位足に落とし込んでみましょう。
4時間足の青枠部分付近を1時間足で見てみます。
③下位足の1時間足ではザックリと上昇中です。
ここまでをまとめると次のようになります。
【目線】
・日足→上
・4時間足→下
・1時間足→上
2:さらに詳細な状況を把握する
先程はザックリとした方向性の把握をしましたが、もう少し詳細に流れや状況を把握してみましょう。
まずは上位足(日足)です。
①日足は全体的には上昇中だが、赤枠では一時的に高値と安値を切り下げてきている。
次は軸足(4時間足)です。
②大まかには下落しているが、青枠部分に至るまでに徐々に安値を切り上げ上昇し始めている。
次は下位足(1時間足)です。
③全体的には上昇しているが、一時的に高値と安値を切り下げてきている。
【目線と状況】
・日足→上昇中の下落
・4時間足→下降から上昇し始めている
・1時間足→上昇中の下落
3:ラインの判断を加える
次は、2に更にラインを加えた判断をしていきましょう。
こっから難易度が一気に上がるので、じっくり考えながら読んでいってください。
まずは上位足です。(上位足で引いたラインは赤色)
①角度の急な上昇トレンドラインを下割れたが、下に緩やかな角度のトレンドラインから引いたチャネルラインが控えている。
→日足レベルでの急な角度の上昇トレンドラインで買っていた人の利食いによる下落、つまり一時的な押しの可能性がある。
次は軸足です。(軸足で引いたラインは緑色)
②4時間足での下降トレンドラインを上抜け、リターンムーブ(ラインのブレイク後にラインへ一時的に戻る動き)が発生している。
→4時間足レベルでの下降トレンドラインでの売り(=日足レベルでの調整下落)が終了し、上昇していく可能性がある。(日足での全体的な方向は上のため)
次は下位足です。(下位足で引いたラインは水色)
③1時間足レベルでの下降トレンドラインを上抜け、リターンムーブが発生している。
→1時間足レベルでの下降トレンドラインでの売り(=4時間足レベルでのリターンムーブ)が終わり、日足の方向に向けて上昇していく可能性がある。
まとめるとこうなります。
【目線と状況】
・日足→上昇中の下落、急なトレンドラインは下割れ、チャネルラインの上をキープ
・ 4時間足→下降から上昇し始めている、下降トレンドライン上抜け後のリターンムーブが発生
・1時間足→上昇中の下落、1時間足レベルでの下降トレンドラインに対して上抜け後リターンムーブが発生
ここで仮に3の③(1時間足のピンク丸部分)でロングエントリーする場合
「上位足で上昇中」という前提があり、「上位足が上昇中の一時的な調整下落中であるという想定」の下、「軸足での下降トレンドラインに対するリターンムーブ発生中」というアクションを、「下位足でそのアクション(リターンムーブ)が終了した」ことを見極めて、上位足の方向へのエントリー、ということになります。
基本は上位足の方向についていく
MTF分析に限った話ではないですが、トレードの基本は上位足の方向についていくトレンドフォロー(順張り)です。
上位足で全体間を把握して、それが上昇中なら、軸足でも上昇になった時、もしくは上昇に切り替わるタイミングで買い方向でついていくということです。
そして更にそのタイミングを計るために、下位足に落とし込んで軸足の値動きの詳細を見ていく、という順番です。
無意味な逆張りはやめましょう。
というより、初心者はそれが上位足に対して逆張りなのかどうかさえ分かっていないことが多いので、しっかりと上位足の方向性を意識して順張りが出来るようになりましょう。
というところで、今回は以上です!
今回の内容は後半からいきなり難易度がハネ上がったように感じた方もいるかもしれませんね。
複数の時間足について考えると、目線がこんがらガッチュレーションしやすいので何回も読み直したりいっぱい練習しまくってください!
最初は時間がかかると思いますが、そのうちパッと見で判断出来るようになりますよ!
なお、今回はわかりやすいように1~3の段階に分けて説明しましたが、慣れてきたら方向性や状況、ラインでの判断は同時に行っていくようにしてもいいです!
時間足を変えても自分が今どの時間軸のどの位置や状況にいるのかをちゃんと把握した上でトレードできるようになってくださいね!
というわけで、全3回にわたるMTF入門講座は一旦ここまでです!
この入門編で扱った内容はまだまだ序の口程度ですが、もし今回の話が難しすぎる、もしくはもっと上のレベルでMTFをマスターしたいという方は僕の電子書籍(下記リンク参照)をチェックしてみてください!
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