大きな利益率だけを見ていませんか?投資で大切な「続けられる運用」
投資に関する情報を見ていると、「短期間で資金が何倍になった」「月に何十%増えた」といった、大きな利益が目に入ります。
数字が大きいほど魅力的に感じるのは自然なことですが、その利益を得るために、どのくらいのリスクを取っていたのかも一緒に考える必要があります。
利益とリスクは切り離せない
一般的に、高い利益を目指すほど、価格変動や損失のリスクも大きくなります。
株式投資で一つの銘柄に資金を集中させたり、FXでロットやレバレッジを上げたりすれば、予想どおりに動いたときの利益は大きくなりますが、反対に動いたときの損失も広がります。
高い利益を狙うこと自体が悪いわけではありません。重要なのは、うまくいかなかった場合に、どこまで資金が減る可能性があるのかを把握しておくことです。
大きく減った資金を戻すのは難しい
例えば、資金が100万円から50万円まで減った場合、追加資金を入れずに元の100万円へ戻すには、残った50万円を100%増やす必要があります。
このように、資金は減少するほど回復のハードルが高くなります。増やす速さだけでなく、大きく減らさないことも運用の重要な目標です。
運用を始める前に確認したいこと
運用方法を選ぶときは、次のような点を確認しておくことが大切です。
- 投資額やロットが資金に対して大きすぎないか
- 想定される損失が自分の許容範囲に収まっているか
FXでは一時的に月10%や20%の利益となることもありますが、それを継続して得るのは簡単ではなく、決して小さな数字ではありません。
毎月同じ結果になるとは限りませんが、複利を考えない単純計算でも、月10%は年間120%、月20%は年間240%に相当します。
目立つ数字と比べて物足りないと判断する前に、その成績がどのような条件で得られたものなのかを見る必要があります。
決めたルールを守るために
リスクを計算して運用ルールを決めても、実際の運用中に守れなければ、十分なリスク管理にはなりません。
一時的な損益を理由に投資額や条件を変えず、あらかじめ決めた範囲から外れないことが、感情による無理な判断を防ぎます。
生活に必要な資金とは分けて考える
投資を余裕資金で行うことは、冷静な判断を保つことにもつながります。
どれほど精神的に強い人でも、生活費を投資に回したり、借入金で運用したりすれば、損益が日々の暮らしに直結し、メンタルが揺れるのは自然なことです。
大切なメンタルを安定させるためにも、生活に影響しない余裕のある環境で取り組みましょう。