リアル裁量トレードで+147万円。193回、同じ形だけを待った
8月の裁量トレードの実績を公開する。
口座① +699,747円(勝率94.4% / PF10.41 / 90取引)
口座② +385,174円(勝率96.4% / PF9.13 / 56取引)
口座③ +391,786円(勝率91.5% / PF10.97 / 47取引)
合計 +1,476,707円



193回エントリーして、負けたのは11回。
数字だけ見ると、何か特別なことをやったように見えるかもしれない。
でも違う。
193回のうち、特別なトレードは1つもない。
同じ形が出てくるのを、193回待っただけだ。
やっぱり僕は、裁量トレードが好きだ。
僕がツールを作りながら、裁量で張っている理由
先に、ひとつ書いておきたいことがある。
僕はインジケーターやEAを作っている。それでも、自分のメインは裁量トレードだ。
矛盾しているように見えるかもしれない。
でも、役割が違うと思っている。
機械は、決めた条件を毎回同じように守るのが得意だ。
人間は疲れる。「今日はまだ入っていないから」「これくらいなら大丈夫だろう」と条件を甘くする。僕もやる。だから、判定は機械に任せたほうが早い。
人間は、例外に気づくのが得意だ。
いつもと違う値動きをしている。今日はやめておいたほうがいい。この感覚は、条件式には落としきれない。
だから僕は、判定は機械的にやりつつ、最後の一手は自分で握っている。
そして正直に言うと、そっちのほうが面白い。
193回、待っていたのは同じ形だ
では、何を待っているのか。
行き過ぎと、その戻り。
相場に勢いがつくと、価格は基準になる位置を一時的に通り過ぎる。止まるべきところで止まらず、少し余分に走る。
そして、走りすぎた分は戻ってくる。
僕が狙っているのは、その戻りだけだ。
トレンドの初動は当てにいかない。天井も底も当てにいかない。大きく伸びるのを期待して持ち続けない。
行き過ぎと戻り。この1往復だけを取って、降りる。
地味だと思う。実際、地味だ。
でも、この1往復は繰り返し出てくる。今日も出るし、明日も出る。だから回数が積める。
193回というのは、この1往復を193回繰り返したという意味だ。
1回しか来ないものを当てにいくより、何度も来るものを何十回も取るほうがいい。
なぜ、行き過ぎは戻るのか
そもそもなぜ、走りすぎた分は戻るのか。
買いたい人と売りたい人が、同時に殺到するからだ。
大きく動いた瞬間、乗り遅れた人が慌てて入ってくる。同時に、逆を持っていた人が損切りで投げる。反対向きの注文が一気に出る。
だから、本来止まるはずの位置を超えて走る。
でも、それは長続きしない。
殺到した注文は、出し切れば終わる。慌てて入った人は、少し戻されただけで手放す。
走らせた力が消えれば、行き過ぎた分は戻る。
これは相場観じゃない。参加者の行動の話だ。
だから、何度でも起きる。予想が当たるかどうかとは、別の次元にある。
ここからのドル円を、どう見ているか
数字の話をしてきたので、これからの話も書いておく。
現状
介入のあと、ドル円は反発が続いている。
安値から切り上げる形になっていて、下値も少しずつ上がってきた。上昇のトレンドラインが効いている。

一時の急落からは、かなり戻した。
大局
僕は、いずれ安値を試しに行くと見ている。
介入で強引に止められた動きは、いつか同じ方向をもう一度試すことが多い。今回の下落も、それで終わったとは思っていない。
だから、大きな方向としては下で見ている。
でも今月は、もみ合いだと思っている
ただ、それが今月中に来るとは思っていない。
今月はレンジになると見ている。
理由はシンプルで、一度大きく走った後だからだ。急落して、戻して、今は上下の幅の中に入っている。この状態からすぐに次の方向へ走り出すことは、あまりない。
しばらく行ったり来たりして、エネルギーを溜め直す期間になると思う。
上を追いかけるのも、下を狙って引っ張るのも、どちらも分が悪い。
このシナリオが崩れる条件
もし今の上昇トレンドラインを明確に割り込んで、そこから戻らなくなったら。
そのときはレンジ想定を捨てて、下方向を本気で見にいく。
逆に、上に大きく抜けて戻ってこなければ、下目線そのものを見直す。
どうなったら自分の間違いを認めるか。そこは先に決めておく。
レンジでも、やることは変わらない
「レンジ想定」と書くと、じゃあ今月は休むのかと思われるかもしれない。
そうじゃない。
レンジでも、普通にトレードする。
大きな方向が出ていないだけで、値動きがなくなるわけじゃない。上下に振れれば、そのたびに走りすぎる場面は出てくる。
僕が狙っているのは、大きなトレンドじゃない。行き過ぎと戻りの1往復だ。
だから、相場全体の方向が決まっていなくても関係ない。
むしろレンジは、行って戻るという動きそのものだ。
変わるのは狙う対象と幅の見積もりだけで、やっていることは8月とまったく同じになる。
193回という数字は、狙える形が多い月だったというだけの話だ。来月も同じ回数になるとは限らない。
でも、待って、形が出たら入って、決めた場所で降りる。この順番は変わらない。
相場に合わせて手法を変えない。手法が合う場面を選ぶだけだ。
境界がはっきりしているから、使える
この手法は、いつでもどこでも同じように使えるわけじゃない。
適した時間軸がある。狙える形と、狙えない形がある。
万能じゃない。
でも、それでいいと思っている。
条件がはっきりしているというのは、入っていい場面とダメな場面が、明確に分かれているということだからだ。
境界が曖昧な手法のほうが、よほど危ない。
いつでも使えると謳うものほど、いつ使えばいいのかわからない。
まとめ
・8月は3口座合計で+1,476,707円、193取引、負けは11回
・特別なトレードは1つもない。「行き過ぎと戻り」の1往復を193回繰り返しただけ
・行き過ぎが戻るのは参加者の行動が原因なので、繰り返し起きる
・ドル円は大局では下を見ているが、今月はレンジ想定
・レンジでも普通にトレードする。狙っているのは大きなトレンドではなく1往復だから
・相場に合わせて手法を変えない。手法が合う場面を選ぶだけ
193回という数字より、僕が大事にしているのは順番だ。
待つ。形が出たら入る。決めた場所で降りる。
今週あなたが入ったトレード。
それは「待って入った」ものだっただろうか。それとも「動いたから入った」ものだっただろうか。
そこが分かれ目だと思っている。
「これは狙える行き過ぎなのか」の判定基準を、教材にまとめてある。