勝率とリスクリワードは、セットでしか意味を持たない
投資の基礎
勝率とリスクリワードは、セットでしか意味を持たない
勝率だけ見ても無意味。リスクリワードだけ見ても無意味。
この2つは、掛け合わせて初めて「勝てるかどうか」が分かる。
この2つは、掛け合わせて初めて「勝てるかどうか」が分かる。
ここまで、勝率とリスクリワードについて、別々に見てきました。勝率だけでは意味がないこと。リスクリワードを高く保つべきこと。今回は、この2つを統合します。
結論を先に言います。勝率とリスクリワードは、セットでしか意味を持ちません。片方だけを見て「勝てる」「勝てない」を判断することは、できないのです。この2つを掛け合わせた先にある「期待値」こそが、あなたが勝てるかどうかを決める、本当の数字です。
勝率だけ、リスクリワードだけでは判断できない
まず、片方だけでは何も分からない、ということを確認します。
「勝率70%です」と言われても、勝てるかは分かりません。リスクリワードが分からないからです。もし損大利小(たとえば1:0.3)なら、勝率70%でも負けます。逆に「リスクリワード1:3です」と言われても、勝率が分からなければ判断できません。勝率が10%なら、いくらリスクリワードが高くても負けます。
勝率とリスクリワードは、どちらか一方だけでは、成績を語れない。両方が揃って初めて、そのトレードが勝てるものかどうかが見えてきます。片方の数字を自慢する人は、この事実を理解していないのです。
2つを掛け合わせる「期待値」
勝率とリスクリワードを統合した数字、それが「期待値」です。期待値とは、ざっくり言えば「1回のトレードで、平均していくら儲かるか(損するか)」を表す数字です。
期待値の考え方は、シンプルです。「勝ったときに得る利益 × 勝率」から、「負けたときに失う損失 × 敗率」を引く。これがプラスなら、そのトレードは続ければ資金が増える。マイナスなら、続ければ資金が減る。期待値がプラスかマイナスか。それが、勝てるトレーダーと負けるトレーダーを分ける、究極の基準です。
期待値の考え方(イメージ):
期待値 =(平均利益 × 勝率)−(平均損失 × 敗率)
例)リスクリワード1:2、勝率40%の場合
・勝ち:2 × 0.4 = 0.8
・負け:1 × 0.6 = 0.6
・期待値:0.8 − 0.6 = +0.2(プラス=勝てる)
勝率40%でも、リスクリワードが高ければ期待値はプラスになる。
※コスト考慮前の概算イメージ。
期待値 =(平均利益 × 勝率)−(平均損失 × 敗率)
例)リスクリワード1:2、勝率40%の場合
・勝ち:2 × 0.4 = 0.8
・負け:1 × 0.6 = 0.6
・期待値:0.8 − 0.6 = +0.2(プラス=勝てる)
勝率40%でも、リスクリワードが高ければ期待値はプラスになる。
※コスト考慮前の概算イメージ。