【損切りを金額で決めない】壊れた条件で切る練習
含み損が出た瞬間、チャートより先に口座の数字を見ていませんか?切る場所がぶれないためにはどうしたらいいでしょうか?
数字を先に見ると、その日の残高で判断してしまいます。
切る位置は動いていないのに、切りたくない理由だけが増えていくんですよね。
こんばんは!
まさしです^^
僕も昔は、含み損の画面を閉じて別の足を見にいっていました。
戻ってきたら、損切り位置を下げていたんです…w
損切りは失敗の記録ではなく、想定が期限切れになったことを認める作業です。
❌ 金額で見るほど、切る場所が動く
含み損の数字を見ると、最初に決めた場所より気持ちの方が強くなります。
切る位置が、相場ではなく財布で動いてしまうんです。
厄介なのは、動かした本人にはそれが調整に見えていること。
少しずつ広げているうちに、最初の想定とは別物になっていきます。
気づいた時には、なぜ入ったのかも思い出せなくなっている(;'∀')
ここで一つ、よくある誤解を書いておきます。
損切りが下手だと感じている時、本当に苦手なのは出口の方なんでしょうか?
これは、切る場所を決められない場面で入っているだけということが多いんですよね。
切れないのではなく、決めないまま持ってしまっている。
問題は入口の側にあります。
入る前に置けない損切り位置は、入った後にはもっと置けません。
? 今日やること: 決めた損切り位置を動かした回数を、今週だけ数えてみる。
? 僕は一度、切る位置をずらし続けて口座を飛ばしました
正直に書きます。
この話は、僕がいちばん高い授業料を払ったところです。
最初にずらした時、金額はほんの少しでした。
あと少し戻れば助かる。そう思って、決めていた位置を下へ動かしたんです。
その回はたまたま戻ってきて、助かりました。
問題はそこからでした。
一度うまくいくと、次からは迷わずずらせるようになるんですよね。
何度目かに、戻ってこない場面が来ました。
一回の損切りで、それまでの何十回分がなくなりました。
⚠ 痛かったのは金額ではありません。
その一回だけ、自分で決めた基準を使っていなかったことでした。
? ✔ 切る位置は入る前に一行で書く。実物は【直前の安値を割って戻ってこなかったら切る】です。
✅ 条件が壊れたら、結果を待たない
損切りは、負けを確定させる操作ではありません。
自分の仮説が違ったと分かった場所で、次の判断を守るための操作です。
ここを分けて考えられるようになると、切った直後の気持ちが軽くなります。
損切りを失敗として扱っている限り、切るたびに自分の判断を否定することになります。
それを何度も繰り返せる人はいないので、だんだん切れなくなっていく。
具体的に考えてみてください。
ある週に五回入って、三回プラス、二回マイナスだったとします。
回数だけ見れば悪くない週です。
でも、その二回が条件で切った回ではなく、金額に耐えられなくなって切った回だったら。
結果は同じマイナスでも、記録として残るものがまったく違います。
条件で切った回は次に使えて、金額で切った回は次に使えないんですよね。
? 今日やること: 今週の損切りを、条件で切った回と金額で切った回に分ける。
? 入る前に、期限切れの場所を書く
どこまで来たら想定が終わるのか。
これを注文の前に一行だけ残します。
書くのはこんな一行です。
【上位足の壁を抜けて戻らなかったら終わり】
【押し目が前回より深くなったら降りる】
どちらも位置で説明できているので、含み損の大きさに引っ張られません。
反対に【マイナス三千円まで】は金額なので、条件になっていないんです。
相場の側には、その三千円が意味を持つ理由が一つもないので。
曖昧なまま入ると、損切りのたびに解釈が増えていきます。
今回は特別だから、この場面だけは違うから、と。
解釈が増えると、自分のルールがどんどん複雑になっていきます。
複雑になったルールは、忙しい日に守れません。
守れないルールは、無いのとほとんど同じなんですよね(;'∀')
だから一行で書けるかどうかを基準にしています。
? 今日やること: 損切りの条件を一行で言えるか、注文の前に声に出してみる。
? 耐える理由が増えたら危険信号
入る前にはなかった理由が、含み損の中で増えていたら注意です。
指標前だから。さっき同じ形で戻ったから。
そうやって足された理由は、確認ではなく言い訳に変わりやすいんですよね。
増えた理由には共通点があります。
・どれも今すぐ確かめられない
・だから否定もできない
・そのまま持ち続ける材料になる
入る時は一つだったのに、持っている間に三つに増えていたら分かれ目です。
この時に効くのが、入る前に書いた一行です。
増えた理由がそこに含まれているかどうかで判断できます。
入る前になかった理由が増えた時点で、もう別の取引になっています。
⚠ 今日やること: 持っている間に足した理由を、口に出して数えてみる。
✔ 小さく切れる日は、次の一回が守られる
損切りを想定内のコストとして処理できた日は、次のチャートを落ち着いて見られます。
逆に引きずった日は、次の一回まで判断が荒くなるんです。
だから切るのは、その取引のためではありません。
次の取引を守るために切っています!
切った直後の三十分は、新しい注文を出さないと決めています。
そこで出す一回は、たいてい取り返しにいく一回になるので(;'∀')
三十分あれば、切った理由を一行書けます。
【壁を抜けて戻らなかったから切った】
これくらいで十分です。
書いてから次の場面を見ると、同じ形でも冷静に扱えるんですよね。
逆に、書かずに次へ行った日は、だいたい二回目も同じところで切っています。
時間を空けるのは我慢のためではありません。
直前の一回を、次の材料に変えるためです。
? 記録は損益額より、壊れた条件で残す
いくら負けたかだけを書いても、次に直す場所は出てきません。
どの条件が壊れて、どこで切ったのか。
ここを残すと、修正が具体的になります。
同じ条件が三回続けて壊れているなら、直すのは損切りではなく入口の方です。
逆に、条件が機能していて切った後も想定どおり動いていたなら。
その回は入口も出口も合っていたということです。マイナスでも直す場所はありません。
この見分けができると、負けた週に手法ごと変えたくなる気持ちが減ります。
? 今日やること: 記録の一行目を、金額ではなく壊れた条件から書き始める。
? 損切りの内訳を三つに分ける
一週間分の損切りを、三つに分けてみてください。
・条件が壊れて切った回
・金額で切った回
・なんとなく切った回
条件で切れた回数が先週より増えていれば、それだけで前へ進んでいます。
勝率や損益とは結び付けずに、内訳だけを見るのがコツです。
なんとなく切った回が一番多かった週は、条件そのものが曖昧だった週。
次の週は、書く一行を短くするところから始めてみてください。
【壁の手前で止まったのを確認できたか】
この長さで書けるようになると、忙しい日でも飛ばさなくなります。
長く書こうとすると、書けない日が出てきて記録が途切れるので。
数えてみると、自分がどういう状況で条件を手放すのかが見えてきます。
僕の場合は二つでした。
・少し前に負けた直後
・大きく動いている最中
弱いところが分かれば、全部を直す必要はなくなります。
その二つの場面だけ、注文の前に一拍置けばいい話になるので。
数える目的は反省することではありません。
どこを補強するかを決めるためです。
ここを勘違いすると、記録がただの反省文になって続かなくなります。
責める材料ではなく、次に守る場所を決めるための材料として使ってください。
? 今日やること: 条件を手放した場面を、状況ごとに分けて数える。
⭕ 位置が先、ロットが後
ロットを先に決めてから損切り位置を探すと、位置が金額の都合で動きます。
だから順番を逆にしています。
想定が壊れる場所を先に決めて、そこまでの距離からロットを決める。
この順番だと、遠い位置しか置けない場面では自然とロットが小さくなります。
近くに置けばいい、という話でもないんです。
近すぎる位置は、まだ壊れていないのに切ることになります。
そうすると、切った後に想定どおり動く場面が増える。
今度は損切りそのものが信じられなくなってしまいます。
大事なのは近いか遠いかではなく、その位置に理由があるかどうかでした。
理由があって遠いなら、ロットを小さくして距離を吸収すればいい。
理由がなくて近いのは、ただの気休めになってしまいます。
一度動かすと、次からも動かせる場所になってしまうんですよね。
だから含み損の大きさに合わせて位置を動かさない。ここは崩さないようにしています。
⭕ 今日やること: 損切り位置を決めてから、その距離で入れるロットを計算する。
? で、これは口座にどう効いてくるのか
ここまで読んで、こう思った方がいると思います。
条件で切るようにして、それで勝てるようになるのかと。
正直に答えます。切り方を変えるだけでは勝てません。
僕の場合、最初に変わったのは勝率ではありませんでした。
負けた時の金額が、そろうようになったんです。
金額で切っていた頃は、小さい負けと大きい負けが混ざっていました。
条件で切ると、負ける時はだいたい同じ幅で負けます。
そろってくると、1回の負けで動揺しなくなります。
? ? 負けの幅がそろうと、次の一回でロットを崩さずに済みます。
期待しすぎないように書いておきます。
勝てる場面が増えるわけではありません。
含み損が怖くなくなるわけでもありません。
変わるのは負け方の形だけです。そろってはじめて、勝ち方の話ができます。
? ⭕ 直近5回の損切り幅を並べて、ばらついていないかを見ます。
? ツールは、壊れる場所を探す時間を短くする
道具は切る場所を代わりに決めてくれるものではありません。
上位足の壁の位置を視覚的に確認できると、探す手間が短くなります。
位置が先に見えるので、そこまでの距離でロットを調整できる。
順番を守りやすくなるのが、いちばん効いているところです。
表示が出た場所を、そのまま損切り位置にしないことだけ気をつけてください。
表示は候補であって、想定が壊れる場所とは別のものなので。
道具が短くしてよいのは探す時間で、決める時間ではありません。
候補が出たら、そこから自分で往復して状態を見ます。
同じ結論になったなら、その一回は説明できる取引になります。
違う結論が出たなら、なぜ見え方が違ったのかを残しておくと次に効きます。
この使い方をしていると、道具が得意な場面と苦手な場面が分かってきます。
そこまで来ると、表示に振り回されることがなくなってきますよ^^
? まとめ
損切りの練習は、出口の練習に見えて入口の練習でもあります。
切る場所を先に決める癖がつくと、ここから入ると遠すぎるという場面が見えてきます。
前は勢いで入っていた場所が、入れない場所として見えてくる。
ここが変わると、損切りの回数そのものが減っていきます。
今週やることは一つで大丈夫です。
注文の前に、想定が終わる場所を一行だけ書いてみてください。
【壁を抜けて戻ってこなかったら終わり】
位置で書けているかを見てもらえたらと思います。
含み損が出た時も、口座の数字より先にチャートを見る。
順番を変えるだけで、条件で判断できるようになります。
七日間続けたら、条件で切れた回数を数えてみてください。
取引の回数は減るかもしれません。
でも、説明できる取引の割合は上がっていくはずです^^
いつも読んでいただきありがとうございます^^