1ヶ月で90本のEAを作って実弾で使えた3本の共通点──生存率3.3%を分ける3つの特徴
「AIで大量にEAを作れる時代になったが、本当に使えるやつは何%残るのか?」──EA自作を始める人が最初に気になる現実的な問いです。
ClaudeでEAを1本書かせるのは数分でできる時代ですが、実弾に耐える水準まで残るのは全く別の話。
1ヶ月間、Claude CodeでMQL4を書かせ続けて、EURUSDとGOLDで累計90本以上のEAを検証しました。
その中で「実弾検証まで進めて継続監視に残った」のは3本のみ、生存率3.3%でした。
ただしこの3本には明確な共通点が3つあり、この共通点を事前に押さえるかどうかで生存率は大きく変わります。
ぜひ、記事の内容を参考にしてみてください。
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「実弾で使えた」の4段階の明確な基準
まず、この記事で言う「実弾で使えた」の基準を明確にします。ここが曖昧だと生存率の意味が変わるので、4段階に分けて定義しました。
4段階の通過基準
- 段階1:バックテスト — 6年全期間プラス、月次+1%以上、最大DD 5%以下
- 段階2: Walk-Forward検証 —訓練期間→未知期間で効率が30%以内の劣化に収まる
- 段階3:実運用相当検証 — Forex Tester等で実スプレッド・スリッページで再現性確認
- 段階4:デモ運用 — 3ヶ月デモ口座でバックテスト数字の概ね半分は出せる
この4段階をすべて通過= 3本
この4段階を全部通過したのが3本、という意味です。
「バックテストで綺麗な数字」だけのEAは90本中20本以上ありましたが、Walk-Forwardで大半が崩壊しました。
特に段階2のWalk-Forward検証が一番厳しいフィルタで、ここで半分以上が落ちます。
AIを使ってEAの開発をしていく上では、これが普通なのが非常につらいところです。
90本→ 3本の段階別生存数
4段階の生存数を順に並べます。段階ごとにどこで何本落ちたかが見えます。
段階別生存数の推移
- 90本中バックテストでプラス:約20本(22%)
- バックテストプラス中Walk-Forward通過:約7本(35%)
- WF通過中実運用検証OK:約4本(57%)
- 実運用OK中デモ3ヶ月継続OK: 3本(75%)
段階別の落ちる理由
段階別に「なぜ落ちたか」を数字で見えるようにします。
- 段階1で70本落ちる理由:単独指標は大半がマイナス圏、教科書設定は系統的に通過しない
- 段階2で13本落ちる理由:バックテストで綺麗な数字は大半が過学習/特定期間フィッティング
- 段階3で3本落ちる理由:実スプレッド・スリッページを織り込むと期待値が半減、閾値割れ
- 段階4で1本落ちる理由:デモで相場環境が変わると想定挙動と乖離、継続監視から除外
90本→ 3本の生存率3.3%。「ClaudeでEA大量生産して勝てるやつを見つけよう」の発想は、この数字を覚悟してから始めた方がいいです。
何より大事なのは、各段階でしっかり潰す検証の目を持つこと、と思っています。
各フィルターに通していくことで、本当に使えるものをふるいにかけていくイメージです。
ここから先は、生き残った3本の共通点3つ(相関の低いエッジ前提設計/教科書設定を使わない/ Walk-Forwardで落ちない)の詳細と、Claude EA自作者への3つの実用的な提案まで書きます。EA自作している方には特に実用的な内容です。
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- 共通点① 相関の低いエッジ前提の設計(単体最強より分散)
- 共通点② 教科書デフォルト値を使わない(定説外パラメータ)
- 共通点③ Walk-Forwardで落ちない(未知期間で効率維持)
- Claude EA自作者への3つの実用的な提案
- 3本の実際の運用イメージ(単体は月+0.2%程度、統合で月+1〜2%)