【8月13日ゴールド】4,400ドルを維持できるか 米PPIで4,450ドル突破か4,360ドル割れか
結論:本日の分岐点は「上が4,450ドル、下が4,360ドル」
8月13日早朝のゴールド(XAU/USD)は、1トロイオンス=4,408ドル前後です。12日は4,371ドル付近で始まり、安値4,366ドルから高値4,441ドルまで上昇し、4,407ドル付近で取引を終えました。Investing.comのXAU/USDデータ
米7月消費者物価指数(CPI)が市場予想に沿う内容となり、インフレ再加速への警戒がひとまず後退したことがゴールドを支えました。ただし、4,440ドル台では上値を抑えられ、米10年債利回りも4.688%付近まで戻しています。
本日の中心は4,400ドルを維持できるかです。4,450ドルを明確に上抜ければ4,500ドルが視野に入り、反対に4,360ドルを割れると4,310~4,320ドル付近まで調整余地が広がります。
8月12日の振り返り
米7月CPIは、総合が前月比+0.1%・前年比+3.4%、食品とエネルギーを除くコアが前月比+0.2%・前年比+2.5%でした。前年比では総合・コアとも前月から鈍化しています。米労働統計局(BLS)の公式発表
ゴールドはCPI発表後に買われ、12日の現物価格は前日比+0.82%となりました。4,400ドルを回復した点は強さを示していますが、高値4,441ドルからは押し戻されています。
ここで重要なのは、CPIがゴールドの上昇を支えた一方、米長期金利の低下が定着していないことです。執筆時点の参考値では、ドル指数は99.86、米10年債利回りは4.688%。ゴールドがさらに上昇するには、4,400ドルの維持に加え、ドルや米金利の上昇が落ち着くことも必要になります。
本日の重要価格帯
| 価格帯 | 注目する理由 |
|---|---|
| 4,500ドル | 心理的節目。4,450ドル突破後の次の上値目安 |
| 4,440~4,450ドル | 12日高値4,441ドルを含む上値抵抗帯 |
| 4,400ドル | 現在の中心。上昇継続か失速かを分ける心理的節目 |
| 4,360~4,370ドル | 11日安値4,356ドルと12日安値4,366ドルが重なる支持帯 |
| 4,310~4,320ドル | 10日安値4,312ドル付近。4,360ドル割れ後の次の支持候補 |
| 4,230~4,250ドル | 6~7日の安値圏。調整が深くなった場合の確認水準 |
想定する3つのシナリオ
シナリオ1:4,450ドルを突破し、4,500ドルを試す
4,400ドルを維持したまま4,440~4,450ドルを明確に上抜ければ、上昇継続の可能性が高まります。次の目安は心理的節目の4,500ドルです。
このシナリオを後押しするのは、米PPIが市場予想を下回る、米長期金利が低下する、ドル指数が下落するといった組み合わせです。
ただし、4,450ドルを一時的に越えても、すぐ4,400ドル台前半へ戻る場合は、上抜けが定着していない可能性があります。
シナリオ2:4,360~4,450ドルのレンジが続く
4,400ドルを挟み、上は4,450ドル、下は4,360ドルを越えられなければ、方向感を探るレンジ相場が基本シナリオです。
CPIの結果はゴールドに追い風でしたが、すでに一定程度価格へ織り込まれています。本日のPPIが市場予想付近なら、4,400ドル前後で売り買いが交錯する可能性があります。
レンジ中央では方向を決めつけず、上限・下限での反応を確認したい局面です。
シナリオ3:4,360ドルを割り、4,310ドル台へ調整する
4,360ドルを明確に割り、戻しても4,400ドルを回復できない場合は、短期上昇が一服した可能性が高まります。次の下値目安は4,310~4,320ドルです。
米PPIが市場予想を上回り、米長期金利とドルが同時に上昇する場合は、このシナリオに傾きやすくなります。
4,310ドルも維持できなければ、4,230~4,250ドル付近まで調整範囲が広がる可能性があります。
本日の最大材料:21時30分の米PPI
米労働統計局は、8月13日8時30分(米東部時間)、日本時間21時30分に7月生産者物価指数(PPI)を発表します。BLSの発表予定
発表前の市場予想は前月比+0.2%、前回は-0.3%です。これは実績値ではなく、発表前の予想値です。Forex Factoryの市場予想
予想を下回る:米金利・ドルの低下を通じて、4,450ドル突破を試しやすい
予想付近:4,360~4,450ドルのレンジを継続しやすい
予想を上回る:米金利・ドルの上昇を通じて、4,360ドル割れを警戒
同じ時刻に米新規失業保険申請件数も発表されます。PPIだけでなく、雇用指標との組み合わせによって値動きが反転する可能性にも注意が必要です。
さらに、日本時間14日午前2時ごろには米30年国債入札が予定されています。米財務省の入札予定
入札需要が弱ければ長期金利上昇がゴールドの重荷となり、需要が強ければ金利低下が支えになる可能性があります。
まとめ
8月13日のゴールドは、4,400ドルを維持できるかが中心です。CPI通過後も上向きの流れは残っていますが、4,440ドル台では上値を抑えられており、本日のPPIで次の方向を確認する局面です。
4,450ドル超え:4,500ドルを試す可能性
4,360~4,450ドル:方向感を探るレンジ
4,360ドル割れ:4,310~4,320ドルへの調整を警戒
価格だけでなく、米10年債利回り、ドル指数、PPI発表後の4,400ドルへの戻り方を合わせて確認することが重要です。
※本記事は公開情報に基づく相場分析であり、特定の売買を推奨するものではありません。ゴールド価格は経済指標、金利、為替、地政学情勢などにより急変することがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
価格は情報提供元や取得時刻により異なります。本文の価格は2026年8月13日6時20分ごろに確認した現物ゴールド(XAU/USD)の参考値で、先物価格とは異なります。