サポレジを引く手間をなくす。私たちが最初に選んだのは、この1本でした
はじめに
前回、インジケーター研究所という場所を始めた理由についてお話ししました。今回からは、その研究所が実際に形にしてきた「使えるツール」について、1つずつ開発の記録をたどっていきます。
最初にお伝えするのは、私たちが一番最初にリリースした「サポレジ自動描画+タッチ通知+LINE通知」です。
なぜ、これを一番最初に作ったのか
複数のツールを作れる状態にあったとき、何から手をつけるかは意外と悩むところです。私たちが最初の1本にこれを選んだ理由は、大きく2つありました。
1つは、社内にあった技術の資産をそのまま活かせたことです。水平線の自動描画や、LINEへの通知という発想自体は、もともと別の場所で温めていたものでした。ゼロから作るより、まずこの資産を1本のツールとしてまとめる方が、早く・確実に形にできると判断しました。
もう1つは、規約まわりのリスクが少なかったことです。発注そのものを行うようなツールは、規約上の線引きに気を配る必要がありますが、このツールは「表示」と「通知」に徹する設計にしたため、そうしたグレーゾーンを避けられました。
「最速で、かつ低リスクで最初の1本を出す」。これが、サポレジ自動描画から始めた理由です。
こんな悩みに向き合って作った
サポート/レジスタンスラインは、多くの裁量トレーダーが日々の分析で使う基本的な線です。ただ、実際に使う場面では、次のような面倒がつきまといます。
- チャートを開くたびに、サポート/レジスタンスラインを毎回自分の手で引き直している
- 「ライン自動描画」と「LINE通知」を別々のツールで用意していて、管理がバラバラになっている
- 相場が動いている間、ずっとチャートに張り付いていられないので、価格がラインに近づいたことに気づけず機会を逃す
この面倒を1本のツールでまとめて手放せないか。そう考えて設計したのが、このインジケーターです。
開発中に見つかった、想定外の落とし穴
開発を進める中で、1つ大きな見直しがありました。当初、LINEへの通知機能は「LINE Notify」という仕組みを使って作り始めていたのですが、このLINE Notifyは2025年3月末で提供が終了していたサービスでした。このまま出していたら、目玉となる通知機能がまったく動かない状態でリリースすることになっていたところでした。
気づいた時点で、後継にあたる「LINE Messaging API」という仕組みへ作り直しました。この経験から、外部のサービスに頼る機能を作るときは、着手の前後で必ず現状を確認するというルールを社内に設けています。
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次回予告
次回は、このツールに搭載した「ブレイク接近通知」や「静音時間帯」など、開発中にこだわった細かい工夫についてお話しします。