順張りは凡人の唯一の武器
ゴールドで逆張りしたがる人が、いつまでも勝てない理由
その逆張り根性が、ゴールドの強烈なトレンドに轢かれていく。
ゴールドが大きく上昇しているとき、「さすがに上がりすぎ、そろそろ反落するだろう」と考えて、売りで逆張りする。大きく下落しているとき、「もう十分下げた、そろそろ反発する」と考えて、買いで逆張りする。この逆張りの誘惑に負ける人が、ゴールドではなかなか勝てません。
なぜ逆張りしたくなるのか、そしてなぜそれが勝てないのか。今回は、ゴールドにおけるトレンドフォローと逆張りの話を解説します。ここを理解すると、無駄な損失が大きく減ります。
なぜ人は逆張りしたくなるのか
逆張りの誘惑には、人間の心理が深く関わっています。「安く買って高く売りたい」という本能です。
価格が大きく上がっていると、「今から買うのは高値掴みになりそうで怖い」と感じます。逆に、大きく下がっていると、「今なら安く買える」と感じます。この心理が、上昇中に売り、下落中に買うという逆張りに向かわせます。「高いものを避け、安いものを買う」という日常の感覚が、そのまま相場に持ち込まれるのです。
でも、相場では、この日常の感覚が通用しません。上がっているものは、さらに上がることが多い。下がっているものは、さらに下がることが多い。これがトレンドです。逆張りは、このトレンドに逆らう行為なのです。
ゴールドのトレンドは、強烈だ
特にゴールドは、一度トレンドが出ると、想像以上に長く、強く続くことがあります。「そろそろ反転するだろう」という予想を何度も裏切って、延々と同じ方向に進み続けることがあります。
逆張りでこのトレンドに逆らうと、どうなるか。売ったのに上がり続ける、買ったのに下がり続ける。含み損はどんどん膨らみます。しかも、ゴールドは値動きが大きいので、逆行したときの損失も大きい。「そろそろ戻るはず」と我慢しているうちに、損失が致命的な水準まで拡大します。
逆張りは、当たれば天井や底で入れて大きく取れる、という魅力があります。でも、外れたときの代償が大きすぎる。ゴールドの強烈なトレンドの前では、逆張りは分の悪い賭けなのです。
・トレンドは想像以上に長く続くことが多い
・「そろそろ反転」の予想は、何度も裏切られる
・逆行時の損失が、ゴールドでは特に大きい
・「戻るはず」の期待が、損切りを遅らせる
トレンドに逆らうより、トレンドに乗る方が圧倒的に有利。