「後から消えない矢印」と「その場で見えるライブ勝率」— 通貨強弱シグナル【CP-Signal】#04
今回は、売買シグナル系インジケーター CP-Signal をご紹介します。 ひとことで言うと、通貨強弱で「方向」を決め、セッション(取引時間帯)で「時間」を絞り、押し目反発で「執行」する、ノーリペイントの売買サインツール です。 矢印だけでなく、自動TP/SL+RR、チャート上のライブ勝率、判断根拠となる通貨強弱ランキングを同じ画面に表示します。

シグナル系インジケーターへの「不信」、ありませんか
サイン系のツールを使ってきた方なら、こんなモヤモヤに心当たりがあると思います。
過去を振り返ると当たって見えるのに、実際に使うと後から矢印が消える・動く(リペイント)
なぜそのサインなのか根拠が見えない。いわゆるブラックボックス
矢印は出るが TP/SLの目安がない ので、利確・損切りの基準を毎回迷う
宣伝の勝率が高くても、本当に今の相場で勝てているのか確かめようがない
東京時間の停滞でも構わず鳴って、ダマシのサインに振り回される
私自身、シグナル系に対してずっとこの不信を持っていました。 だから CP-Signal では、手法の奇抜さよりも、「信頼できること」そのものを機能として作り込む ことを最優先にしました。
CP-Signalとは
CP-Signalは、通貨強弱×セッション という、流行り廃りの少ない安定した手法をベースにしたシグナルツールです。 そこに、シグナル系で本当に求められている「信頼機能」を全部入りで載せました。
ロジックは3ステップとシンプルです。
STEP1: 通貨強弱で「方向」を決める
8通貨・28ペアの値動きから各通貨の強弱を算出し、平滑化と正規化をかけてスコア化します。 表示しているチャートの 強い通貨と弱い通貨のスコア差(gap) と、トレンドEMAの傾きが一致したときだけ、買い(LONG)/売り(SHORT)のバイアスを確定します。 差が小さいレンジ局面は「方向なし」として、無理にサインを出しません。
STEP2: セッションで「時間帯」を絞る
ロンドン・NYなど 値動きの出る時間帯のみ サインを通します。 東京・早朝の停滞時間は自動で黙るので、レンジでのダマシを大きく減らせます。
ブローカーの時差は自動で検出する ため、面倒なGMTオフセットの設定は不要です(夏時間・冬時間の切り替わりにも自動で追従)。 時間帯の範囲は、お好みで自由に変更することもできます。
STEP3: 押し目反発で「執行」する
バイアス方向に、価格が押し目EMAへタッチして 確定足で反発した足 で、1回だけ矢印を出します。 高値づかみ・安値づかみを避け、優位性のある押し目・戻りを狙う設計です 。クールダウンを設けているので、同じ場面で矢印が連発することもありません。
ここが本題 — 「信頼機能」を全部入りにしました
ノーリペイント(確定足のみで判定)
CP-Signalの判定は、すべて 確定足のみ で行います。 形成中のローソク足では判定しないため、後から表示が書き換わることはありません。 さらに過去のサインは履歴から決定論的に再計算しているので、時間足を切り替えても、MT4を再起動しても、矢印もTP/SLも勝率も一致 します。
しかも判定が決定論的なので、チャートに乗せた瞬間から過去のサインを遡って再現 します。 買ってすぐ、過去の矢印・TP/SL・ライブ勝率を確認できるので、「乗せても何も出ない」という待ち時間がありません。
自動TP/SL+RR表示
サインが出ると、SLは 直近スイング または ATR×k の不利側、TPは RR比指定(既定1.0)で自動算出し、緑のTP線・赤のSL線・RRラベルをチャートに描画します。 利確・損切りの基準が毎回ブレないので、エントリー後の判断が楽になります。 RRは変更可能で、上げると1件あたりの利幅は大きくなる反面、勝率が下がる傾向があります。

チャート上のライブ勝率 — その場で検証できます
ここが個人的に一番こだわった部分です。
CP-Signalは、クローズ済みのサインだけ を集計して、勝率・勝・負・未決済・平均RRをパネルに表示します。 TP到達=Win、SL到達=Loss。未決済はOpenとして別に数え、勝率の分母には入れません。 そして 同じ足でTPとSLの両方に届いた場合は、保守的にSL優先(Loss計上) にしています。 つまり、勝率を盛らない 方向に倒した設計です。
宣伝のバックテスト勝率ではなく、今あなたのチャートで動いた実績を、その場で確かめられる。 リペイントで勝率を演出するツールへの不信に、まっすぐ対抗したかったのです。

通貨強弱ランキング(根拠の可視化)
8通貨の強弱スコアを降順でパネル表示します。 表示ペアの base / quote 通貨にマークが付くので、「なぜ今これが買いなのか・売りなのか」がひと目でわかります。 サインを鵜呑みにするのではなく、根拠を見て納得して使ってほしいという思いから付けた機能です。
見逃さないためのアラート
チャートに張り付かなくても、サインが 確定足で発火したタイミング を3系統のアラート(ポップアップ/プッシュ通知/サウンド)で知らせます。 通知の文字はシンプルで、たとえば `CP-Signal BUY EURUSD M15 RR1.0 gap2.1` のように、何が起きたかがすぐわかる形にしています。
推奨ペアとカスタマイズ
既定パラメータは ドル系ストレート(EURUSD / GBPUSD / USDJPY / AUDUSD など) で安定した成績が確認できています。 クロス円(GBPJPY / EURJPY など)はボラティリティが高いため、パラメータ調整が必要な場合があります。
チャートに乗せた直後、バックフィルで過去のライブ勝率が表示されます。 まず自分のペアでバックフィルの勝率を確認し、合わなければ下記パラメータで調整 することをお勧めします。
GapThreshold: バイアス確定の強弱差のしきい値。上げると厳選、下げると発火を増やせます
PullbackEMAPeriod / CooldownBars: 押し目の基準と連発抑制。発火頻度の最適化に
ATR_K / RR_Ratio / UseSwingSL: SLの広さ、リスクリワード比(既定1.0)、スイングSL優先の切り替え
セッション設定: ロンドン/NYの時間帯を個別にON/OFF・範囲変更
StatsWindow: ライブ勝率の集計対象(直近N件)

動作環境
プラットフォーム: MetaTrader4
適用先: メインチャート
推奨時間足: M15 / M30 / H1 / H4(任意足で動作)
対象: 主要8通貨(USD/EUR/GBP/JPY/AUD/NZD/CAD/CHF)で構成される通貨ペア(28ペア)。GOLD・マイナー通貨ペアは対象外
複数シンボルの強弱を扱いますが、ヒストリ未取得のペアは自動で集計から除外し、パネルに状態を表示して次の足で再試行します。 ブローカーの接尾辞・接頭辞(.raw や m など)にも対応しています。
なぜ作ったか
私はすでに SMC-Signal という単一チャートのSMC分析ツールを出しています。 おかげさまで好評をいただく中で、「シグナル系に共通して足りていないのは、手法そのものよりも"信頼できる見せ方"だ」と強く感じました。 リペイントしない、根拠が見える、TP/SLが出る、勝率を盛らない——当たり前のようでいて、全部そろっているツールは意外と少ないのです。
その「信頼機能」を全部入りにして、SMCとは食い合わない別軸の手法(通貨強弱×セッション)で包んだのが CP-Signal です。
SMC-Signalとの併用が自然です
手法の軸が違うので、2つは自然に併用できます。
SMC-Signal: スマートマネーの構造(OB/FVG/BOSなど)で仕掛けどころを捉えるツール
CP-Signal: 通貨強弱で「強い通貨を買い、弱い通貨を売る」ペア選定と方向づけをするツール
CP-Signalで強い通貨ペアと方向を選び、SMC-Signalで仕掛けどころを詰める——そんな使い分けがおすすめです。SMC-Signalの解説記事もこの連載記事にあります。
また、通貨強弱そのものに興味を持った方には、強弱を「見る」ことに特化した CP-POW(変化率ランキング)と CP-POL(パーフェクトオーダー監視)もあります。 CP-Signalの内部で起きていることを、目で確かめながら学べます。
販売情報
CP-Signal は GogoJungle にて販売しています。
実際の表示や設定画面は、商品ページのスクリーンショットでご確認いただけます。シグナル系に不信を持っていた方にこそ、確定足判定とライブ勝率を一度試してみてほしいです。
免責事項
本ツールは投資助言を行うものではありません。売買のタイミングや方向性を示唆する場合がありますが、利益や勝率を保証するものではありません。表示されるライブ勝率は過去に発火したサインの実績であり、将来の結果を保証するものではありません。表示される情報はあくまで裁量判断を補助する目安であり、売買の最終判断はご自身の責任で行ってください。相場環境やブローカーの提供データによっては、検出結果や表示が想定と異なる場合があります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。記事が役に立ったと感じたら、スキやマガジンのフォロー、応援(チップ)をいただけると今後の開発の励みになります。
それでは、よいトレードを。