FOMCは政策金利据置を決定。会見後、市場はトリプル安で反応。
【7/29相場概況】
東京時間、ドル円は豪ドル円の下落につれたほか、日経平均をはじめアジア株が軟調に推移した事でリスク回避の円買いが強まり163.27円まで下落。その後は買い戻しが先行し163.70円まで上昇。欧州時間、ドル円は、米国とイランの軍事衝突への懸念から、原油先物価格が急伸すると、「有事のドル買い」が先行し163.90円まで上昇。NY時間、FOMCではFFレートの誘導目標を9対3の賛成多数で3.50-3.75%に据え置くこと発表。据え置きに反対したのはハマック米クリーブランド連銀総裁、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、ローガン米ダラス連銀総裁の3人で、今回の会合でFF金利を0.25%引き上げることを主張した。声明では「中東情勢の紛争などに起因する不確実性が高まっているものの、経済活動は堅調なペースで拡大している」「インフレ率は目標の2%に対し依然として高い水準にある。これは、エネルギーを含む一部のセクターの価格上昇を引き起こした供給ショックを部分的に反映したもの」と指摘し、「委員会は物価安定を実現する方針」と強調。
また、ウォーシュFRB議長はFOMC後の会見で「議論は協調的かつ建設的だった」「経済は目覚ましい回復力を見せている」「我々は物価の安定を実現する」「今後はインフレ関連のデータを注視していく」「私自身の判断としては、今は慎重に見極めつつ検討すべき時期にある」などと発言。ウォーシュ議長の発言がややハト派と受け止められ、市場ではFRBの金融政策を巡る不透明感が高まり、米株売り・米債売り・米ドル売りのトリプル安で反応。ドル円は163.22円まで下落。
【7/30相場観】