MT4で全30通貨ペアのSMCを「円形レーダー」で一望する【SMC-Compass】#03
今回は、SMCシリーズの第3弾としてリリースした SMC-Compass をご紹介します。
ひとことで言うと、
全30通貨ペアのSMC(スマートマネーコンセプト)のコンフルエンスを、メインチャート上の「画像背景の円形レーダー」で一望できる俯瞰ツール です。

こんな悩み、ありませんか
SMCで相場を見ていると、こんな場面に心当たりがある方は多いと思います。
気になる通貨ペアを 1枚ずつチャートに開いて確認 していくのが、とにかく手間がかかる
全部を見ている間に、勢いのあった場面を見逃して しまう
「今、どのペアに条件が重なっているのか」を、ひと目で把握する手段がない
BOSやOB、FVGなどを毎回いくつものペアでチェックして、目が疲れてしまう
私自身、まさにこれで悩んでいました。SMCの分析は1ペアずつなら深く見られるのですが、 「今どこに強いセットアップが集まっているか」を俯瞰する手段 がなかったのです。

SMC-Compassとは
そこで、その悩みを解決するために作ったのが SMC-Compass です。
最大30通貨ペアそれぞれについてSMCのシグナルを検出し、その 重なり(コンフルエンス)を方向と強度のスコアに統合 して、メインチャート上の円形レーダーに一気に表示します。「広く浅く」全ペアを見渡して、当たりをつける ためのツールです。

レーダーの読み方 — 買いは上・売りは下・外周ほど強い
このツールの中心は、メインチャートに重なる 半透明の円形レーダー です。読み方はとてもシンプルです。
上半円=買い方向、下半円=売り方向 のコンフルエンスがあるペアが並びます
中心からの距離=コンフルエンス強度(0〜5)。中心は強度0、外周が強度5(最大)です
つまり、外周に張り付いているペアほど「今もっとも条件が重なっている候補」 ということになります
色は緑=買い/赤=売り。強度2から5に向かって色が濃くなり、淡い色は弱め、濃い色は強めのセットアップです
各ペアは ●ドット で表示され、そのうち 強いペアだけにフルネームのラベル が付きます。弱いペアはドットのみ、強いペアは名前付きで際立つので、レーダーをパッと見るだけで注目すべきペアが浮かび上がります。盤面は半透明なので、ローソク足が透けて チャート分析を妨げません。

スコアの中身 — 根拠が重なるほど外周へ
レーダーに表示される強度は、各ペアごとに次の5つのSMC要素を検出し、その重なりを統合したものです。
BOS/CHoCH(構造のブレイク・転換。ATRバッファでダマシを低減)
Order Block(無効化の検証付き)
Fair Value Gap(無効化の検証付き)
Liquidity Sweep(流動性の刈り取り)
Premium/Discount(最新のスイングレンジを基準に割高・割安を判定)
これらが重なるほどスコアが高くなり、レーダー上で外周へと押し出されます。根拠が1つだけのペアは中心近くに沈み、複数の根拠が同じ方向にそろったペアほど外周で目立つ という仕組みです。
このスコアリングは、姉妹ツール SMC-Signal の判定ロジックと整合するように作っています。レーダーで見つけた候補をSignalで深掘りしたとき、話がつながるようにするためです。
通貨強弱ランキングも同時に
レーダーの脇には 通貨強弱のランキング も表示できます。「どの通貨が買われ、どの通貨が売られているか」の地合いがわかるので、レーダーの方向と通貨強弱の並びが一致しているペアは、流れに沿った候補として確認の優先度を上げられます。
見逃さないためのアラート
レーダーを常に見ていなくても、3系統のアラート(ポップアップ/プッシュ通知/サウンド) で、いずれかのペアが強いセットアップに到達したタイミングを知らせます。
地味ですが大事な配慮として、起動直後に全ペアをまとめて通知してしまうのを抑制 し、同一ペアの連投にはクールダウン を設けています。鳴りっぱなしにならない、実用的な通知に仕上げました。

ノーリペイント — 確定足のみで判定します
ここは正直にお伝えしておきたい部分です。
SMC-Compassの検出と判定は、すべて 確定足のみ で行います。形成中のローソク足では判定しないため、後から表示が書き換わる「リペイント」はありません。
リペイントするインジケーターは、過去を振り返れば「当たっていたように見える」ものです。でも実際のトレードで頼れるのは、確定した足だけで判断した、書き換わらない表示だと私は考えています。だから確定足判定にこだわりました。
カスタマイズ
使い方や相場観に合わせて、主要な部分を調整できます。
MinConfluence: この強度未満を非表示に。上げれば強い候補だけが残ります
LabelMinStrength: 名前ラベルを付ける最小強度。表示を増やす/絞るの調整に
BreakoutBuffer_ATR: 構造ブレイクのバッファ。上げるとダマシのブレイクに強くなります
レーダーの位置: 基準コーナーや中心オフセットで、好きな場所に配置できます
表示ペア: 30ペアそれぞれ個別にON/OFF可能。見たいペアだけに絞れます


動作環境
プラットフォーム: MetaTrader4
適用先: メインチャート
推奨時間足: M15 / M30 / H1 / H4
対象: 主要通貨ペア+ゴールド(最大30ペア)
多通貨を扱いますが、タイマー駆動+ローテーション更新(PairsPerTickで1回の更新で再計算するペア数を調整)により、軽快に動くよう設計しています。ブローカーの接尾辞(.raw や m など)も 自動検出 するので、面倒な設定は最小限です。背景のレーダー画像はインジケーター本体に埋め込み済みで、ファイルを別途コピーする必要はありません。
なぜ作ったか
繰り返しになりますが、私がこのツールを作った理由はシンプルです。
たくさんの通貨ペアを1枚ずつ開いて確認するのが大変で、勢いのある場面を見逃してしまう。 「今どのペアに条件が重なっているか」を一目で知る手段がほしい。その一心で、全ペアを1枚のレーダーに集約しました。
毎朝チャートを開いて、まずレーダーをパッと見る。外周に張り付いているペアがあれば、そこから深掘りを始める。そんな使い方を想定しています。
SMC-Signalとの併用が自然です
私はもう1つ、SMC-Signal という単一チャートのSMC分析ツールも出しています。両者の役割はきれいに分かれています。
SMC-Signal: 1つのチャートを 深く 分析し、矢印やTP/SLの目安まで出す「狭く深く」のツール
SMC-Compass: 全ペアを 俯瞰 して、強いセットアップの在りかを探す「広く浅く」のツール
おすすめの流れは、Compassで当たりをつけ → 気になるペアをSignalや実チャートで深掘りする という併用です。レーダー上のドットはクリックでき、そのペアのチャートをそのまま開けるので、俯瞰から詳細確認へスムーズに移れます。
SMC-SignalとSMC-Radarの解説記事も、このマガジンにあります。
販売情報
SMC-Compass は GogoJungle にて販売しています。
SMCで多通貨を見る方の、毎日の確認作業が少しでも楽になればうれしいです。
免責事項
本ツールは投資助言を行うものではありません。売買のタイミングや方向性を示唆する場合がありますが、利益や勝率を保証するものではありません。表示される情報はあくまで裁量判断を補助する俯瞰的な目安であり、売買の最終判断はご自身の責任で行ってください。相場環境やブローカーの提供データによっては、検出結果や表示が想定と異なる場合があります。
それでは、よいトレードを。