マネープランの教訓「〇〇〇〇〇法」
「資産は分散させておくべき」とは、投資の世界では教訓とされていますが、なぜ、リスクがあるとされているのか・・・。近年のケースでお話してみましょう。
たとえば「お金」という括りであっても、日本円で保有しているか、米ドルで保有しているかでここ数年の間に大きな差が生まれています。
アベノミクス政策の前は1ドル80円台でしたが、今は110円台を推移しています。単純に800万円だった日本円をドルにしておけば、1100万円になっているわけで、その差額は300万円。もし普通に銀行預金していたとすれば、いくら増えたか計算するだけ虚しくなります。
一方、株を買っていればどうだったか。銘柄により違いこそあれ、親方日の丸の国策により概ね上昇してきたことは言うまでもありません。もちろん、各マーケットで逆のことが起きていれば、当時から日本円を頑なに握り締めていた人が勝ち組でしたが、それもあくまでタラレバの話であって・・・、重要なことはプロでも正確には読めないってことです。
実際、世界的に見ると自国通貨が極めて不安定な国では、貯金は他国通貨に換えておくほうが安心というところもあります。現状、日本は世界有数の経済大国なので、緊迫した状況にないためイメージしにくいのですが、日本円だって今後どんな悪い事態に見舞われるか、何十年という期間で見ればその価値がどう変化するか、それは誰にもわかりません。
○○ショックのようなことが起こる可能性は否定できませんし、インフレが続けば間違いなく日本円の価値は目減りします。そこで、マネープランの教訓とされてきた理論が、「資産三分法」といわれるものです。これは異なる性質を持つ3つの資産に分散させて不確実性に対する防衛策をとろうというものです。
一般的には「現金」「株」「土地」とされています。これらの3つが上げられる理由としては、インフレとデフレに対するバランスの良さでしょう。デフレ経済では、物価が安くなり現金の価値が上がる。インフレ経済では、物価が高くなり株や土地の価値が上がる。
それぞれのメリットデメリットが相殺されることで、経済動向による全体の資産価値の目減りを防げるということ。ただし、3つに分けるのがベストということですが、土地の取得はハードルが高い?!汗
ヘソクリで買える土地なんて、どこの山奥やら・・・。また買った土地が売れるかどうかもわからない。いつでも売れるわけではない。さらに、ずっと売れずにいると税金だって発生する。
一方、株ならヘソクリで買えるものがたくさんあるし、ほぼ好きなときに売却もできる。ずっと売らずに持っていても、銘柄によっては、配当や株主優待が定期的にもらえるものだってある。多面的にそれらのリスクを考えれば、消去法的に「株」が残ります笑。
さぁ、はりきって株をやりましょう!
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