FOMCでもインフレ警戒!金価格は4,200ドルが分岐点
トランプ氏「停戦は終了」 金価格は4,100ドル台維持も戻り売り優勢か
金価格は4,100ドル台で軟調推移
金価格(XAU/USD)は4,100ドル付近まで下落し、週間では約0.5%の下落となる見通しです。
相場を動かしたのは、トランプ米大統領が「イランとの停戦は終了した」と発言したことでした。
一方で、イランとの協議継続には応じる姿勢も示しており、中東情勢は依然として不透明な状況が続いています。
中東リスクでドルと米金利が上昇
トランプ大統領の発言を受け、市場ではエネルギー価格の上昇やインフレ再燃への警戒感が強まりました。
その影響で、
- 米10年国債利回りは**4.569%**まで上昇
- ドル指数(DXY)は100.94付近を維持
となり、利息を生まない金には売り圧力がかかっています。
FOMC議事要旨でもインフレ懸念
今週公表されたFOMC議事要旨では、FRB内でインフレへの警戒感が依然として強いことが確認されました。
議事要旨では、一部の参加者が追加利上げを支持する姿勢を示しており、市場では依然として年内の金融引き締め観測が残っています。
また、米新規失業保険申請件数は21.5万件と市場予想を下回り、雇用市場の底堅さも確認されました。
市場は9月利上げを織り込む
市場では、FRBが9月会合で追加利上げを実施する確率は約80%と織り込まれています。
一方、直近の会合では政策金利据え置きが有力視されており、市場の関心は今後発表される米消費者物価指数(CPI)やFRB高官の発言へ移っています。
テクニカルでは戻り売り優勢
金価格は4,100ドル台を維持しているものの、大きな流れは依然として下向きです。
チャートでは高値・安値を切り下げる下降トレンドが継続しており、200日移動平均線(4,493ドル)も下回っています。
さらに、RSIも弱気圏へ低下しており、戻り売りが入りやすい状況です。
上値では4,200ドルが最初の重要な抵抗帯となり、この水準を突破できれば4,300ドルが次のターゲットとなります。
一方、下値では4,021ドル、その下は3,941ドル、さらに3,886ドルが重要なサポートとして意識されています。
まとめ
- トランプ大統領が「停戦は終了」と発言し、中東情勢への警戒感が再燃
- ドルと米国債利回りが上昇し、金価格は4,100ドル付近まで下落
- FOMC議事要旨ではインフレ懸念が改めて確認される
- 市場は9月利上げ確率約80%を織り込む
- テクニカルでは下降トレンド継続で戻り売り優勢の展開