出品前に4本沈めました——私がEAを出品する前にやっている検査の中身
先日、新しいEAを4本作り、4本とも出品を見送りました。
作れなかったのではありません。動くものは完成していました。出品しなかったのは、私が出品前に必ず通している検査に、4本とも不合格になったからです。
この記事では、その検査の中身を公開します。私のEAを検討してくださる方に「この出品者は何を確認してから商品を出しているのか」を知っていただくためのものです。同時に、どの出品者のEAを選ぶときにも使える視点だと思います。
検査1: 成績は手数料・スワップ込みの「手取り」で判定する
今回沈んだ1本は、取引ログの自前集計では10年半で+1,545ドルに見えました。公式レポートの手取りで見直すと、+21ドル。差額は手数料とスワップです。
私の商品ページの数値がすべて「手取り」表記なのは、この差を知っているからです。実運用であなたの口座に残るのは、手取りの方です。
検査2: 検証期間を「時代」で分けて見る
もう1本は、直近4年半なら合格圏でした。しかし2016〜2021年の静かな相場を単体で切り出すと、一貫して負けていました。
直近の相場は、歴史的に見て特殊な追い風です。追い風の中の成績と、向かい風を生き延びた実績は、別物として確認しています。もし「近年の相場に特化した設計」として出す場合は、その旨を商品ページに明記する——これも私のルールです。
検査3: 連敗の実測値から資金設計する
最終候補だった1本は、10年半の検証で最大19連敗という記録を持っています。この数字を隠して出品することもできますが、私はしません。連敗の実測値は、購入者様が安全なロットを決めるための、いちばん実用的な情報だからです。
私の既存商品のページに負け月の割合や最大ドローダウンの金額を先に書いてあるのは、同じ理由です。
検査4: 全滅を受け入れる
一番大事な検査は、実は姿勢の話です。検証結果が悪かったとき、条件を後からいじれば「合格に見える」数字はいくらでも作れます。私はそれをしない代わりに、不合格の手法は出品を見送ります。
今回は4本を見送り、最終候補の1本も、最後まで温存していた未接触期間(2011〜2015年)の試験で合格基準に届かず「保留」としました。つまり今回の製造分の出品はゼロです。基準に届かないものを出さない——それが、いま出品されている商品の数字を信じていただくための担保だと考えています。
あなたの手法を、この検査にかけることもできます
長年の裁量手法やご自身のルールをEA化してみたい方は、私の出品ページの「見積相談」からご相談ください。実装したうえで、この記事と同じ検査(10年検証・手取り評価・時代分割・連敗実測)にかけ、結果が不合格ならその検証データごと正直にお渡しします。
勝てるとお約束することは、誰にもできません。お約束できるのは、検査で嘘をつかないことだけです。
検査を通過して販売中のEAはこちらです(見積相談もこのページから送れます)。
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