自動売買で、負ける日にどう守るか
株式
TrendSync ―― 売買して、検証して、戦略を練る
売買の話をすると、どうしても「どれだけ勝てるか」に目が向く。
けれど、長く続けるうえで同じくらい大事なのが、負ける日にどう守るか。
今回は、TrendSync の守りの設計について。
負ける日は、必ずある
どんな戦略にも、合わない相場がある。連敗する日は必ず来る。
問題は、その日に損をどこまでで止められるか。
守りが無いと、悪い一日が、それまで積み上げたものを大きく崩す。
だから、あらかじめ「ここまで」という線を引いておく。
止めないと、どうなるか
実際の例を一つ。こちらは、ある日の村田製作所(6981)。![]()
朝、上昇を見て買ったが、すぐ下げて損切り(−12,240円)。
続けて、今度は売りで入ったが、今度は逆に上げて、また損切り(−10,000円)。
たった2回で、この銘柄だけで −22,240円。
行ったり来たりの相場で、買っても売っても裏目に出た日。こういう日は、どの戦略にもある。
問題は、2回目・3回目と続けてしまうこと。傷が、どんどん深くなる。
二つの止め方
そこで TrendSync には、損失を止める仕組みが用意されている。
・一日の合計で止める
その日の損益が決めた額まで下がったら、新しい売買をやめる。
口座全体を守る最後の線。
・銘柄ごとに止める
一つの銘柄が決めた額まで負けたら、その銘柄だけ新しい売買をやめる。
悪い一銘柄を切り離す。
さきほどの日も、もし「この銘柄は、ここまで」という線を引いておけば、最初の損切りの時点で その銘柄の新規売買を止められた。2回目の損切りは、起きずに済む。
守りは、悪い日の傷を浅くするためにある。
線は「目安」であって、絶対ではない
止める線はあくまで目安で、売買が成立するタイミングの都合で、実際には線をわずかに前後することがある。
第一回で紹介した検証でも、ちょうどこの境目にあたった銘柄で、実際とシミュレーションに差が出た。
しかも、止めたことが裏目に出る日もある。
その日は止めずに続けていれば、損を取り戻せていた、ということも起きる。守りは、強ければ良いというものではない。
止め方も「検証」で決める
守りの設定も、感覚ではなく検証で確かめる。
止めた場合と止めなかった場合を、過去の記録で並べてみる。
止めて損が浅くなった日もあれば、止めたせいで戻りを取り逃した日もある。その両方を、数えて見比べる。
効きすぎれば、伸ばせる場面まで止めてしまう。ゆるすぎれば、悪い日に傷が深くなる。
だからこそ、思い込みではなく、実際の相場で確かめて、ちょうどよい線を探していく。
まとめ
守りの設計は、攻めと同じくらい運用の土台になる。
TrendSync は、止める仕組みを用意したうえで、その効き方まで検証で確かめられる。
派手な勝ちを狙う前に、悪い日をどう乗り切るか。その設計を、数字を見ながら決めていける。
なお、本記事で示した取引は、あくまで一例。相場や設定によって結果は変わる。参考程度に見てほしい。
次回は、これらを毎日どう回していくか、日々の流れを紹介する予定。