金価格4,060ドル付近まで下落 中東情勢への警戒と利上げ観測が重しに
金価格4,060ドル付近まで下落 中東情勢への警戒と利上げ観測が重しに
本日の注目ニュース
金(XAU/USD)は4,060ドル付近まで下落し、軟調な値動きが続いています。
背景には、米国とイランの協議を巡る不透明感に加え、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げ観測が根強く残っていることがあります。
市場では今後、発表される米国の雇用関連指標にも注目が集まっており、金相場の方向性を左右する重要な材料となりそうです。
なぜ金価格は下落しているのか?
① 米・イラン協議も市場の不安は解消せず
米国とイランは、ホルムズ海峡を巡る対立を解消するため、カタール・ドーハで協議を行う予定です。
米政府関係者は「当面は双方とも軍事行動を控える」と説明しています。
一方で、イランのアラグチ外相は
「ホルムズ海峡に関する責任はイランにある」
と発言。
さらにイラン政府関係者も、イランが定める航路を回避しようとする動きがあれば「緊張はさらに高まる」と警告しており、市場では依然として中東情勢への警戒感が残っています。
② インフレ懸念がFRBの利上げ観測を後押し
中東情勢が再び悪化すれば、原油価格の上昇を通じてインフレ圧力が高まり、FRBが追加利上げを行うとの見方が強まる可能性があります。
金はインフレヘッジ資産として買われる一方で、利息を生まない資産でもあるため、高金利が続く局面では売られやすくなります。
③ 市場は9月利上げ確率59.7%を織り込む
CME FedWatchによると、市場では**2026年9月のFOMCで利上げが実施される確率を59.7%**と見込んでいます。
利上げ期待が根強いことが、現在の金価格の上値を抑える要因となっています。
今後の注目ポイント
市場では、今後発表される米国の雇用関連指標に注目が集まっています。
市場予想では、
- 非農業部門雇用者数(NFP):11万4,000人増
- 失業率:4.3%
となっています。
雇用市場が市場予想を上回る強い結果となれば、FRBの利上げ観測が一段と高まり、金価格には下押し圧力となる可能性があります。
まとめ
✅ 金価格は4,060ドル付近まで下落
✅ 米・イラン協議は進展も、中東情勢への警戒感は継続
✅ インフレ懸念がFRBの利上げ観測を支える
✅ 2026年9月の利上げ確率は59.7%
✅ 市場は今後発表される米国の雇用関連指標に注目
中東情勢を巡る不透明感は依然として残っており、市場ではFRBの金融政策にも強い関心が向けられています。
今後発表される米国の雇用関連指標が市場予想を上回る結果となれば、利上げ観測がさらに強まり、金価格の下押し要因となる可能性があります。今後の経済指標と中東情勢の両面に注目したいところです。