プロップで吹き飛ぶ人を100人見て、ぼくは"監視HUD"を自作した
こんにちは、lulu.fx と申します。
ぼくは普段、GOLD(XAUUSD)を中心に裁量トレードをやっていて、Fintokei にも挑戦中です。
この記事は、ぼくが作った PROP GUARD という MT4 の監視ツールの「開発ストーリー」です。機能の説明より先に、なぜ作ったのかを書かせてください。
理由はひとつです。プロップファームのチャレンジで 「吹き飛ぶ人」を、この数ヶ月で 100人以上 見てきたからです。
そして、そのほとんどが、防げたはずの吹き飛び方をしていました。
そもそも、ぼく自身が"吹き飛ばす側"でした
偉そうにツールを作った話をしていますが、少し前のぼくは、まさに吹き飛ばす側の人間でした。
あるとき、自分の GOLD の取引を 100件以上ならべて、本気で集計してみたんです。出てきた数字は、わりとショックでした。
- 火曜と木曜で、利益のほとんどを溶かしていた
- 勝率が一番低い 10時台に、一番たくさんエントリしていた
- 勢いがある日は、ほぼ同じ瞬間に分割で全部建てて、外れると一撃で全弾被弾していた
当時のぼくは、これにまったく気づいていませんでした。
含み損がふくらんでも「まだ大丈夫」。SL を入れ忘れたまま寝て、朝チャートを開いて青ざめる。「今この瞬間、自分の口座がどれだけ危険か」を、数字で一度も見ていなかったんです。
感覚だけで「たぶん大丈夫」と思っていた。それで、何度もやられました。
100人を観察してわかった「これは性格の問題じゃない」
自分のことを棚に上げて、今度は他のトレーダーを観察するようになりました。X や Discord で流れてくる「失格しました」「凍結されました」という報告を、100件以上ずっと追いかけたんです。
すると、吹き飛ぶ場所が、おどろくほど同じ数パターンに収まっていました。
- 連勝したあとにロットを倍にして、1発でやられる
- 連敗したあと、取り返そうとして傷を広げる
- SL を入れ忘れて持ち越し、朝に失格している
- 目標達成の直前で気がゆるみ、最後の1日で全部失う
- スプレッドが開く時間に巻き込まれて、寝ている間に判定アウト
最初は「みんな脇が甘いな」と思っていました。でも、自分も同じことをやっていた人間です。だんだん、これは意志や性格の問題じゃないと思うようになりました。
共通していたのは、弱さじゃなくて、「今どれだけ失格に近いか」が画面に出ていないこと。
人間は、見えないものは管理できません。残高が見えない財布で節約できる人がいないのと同じです。
市販のツールを、片っ端から試しました
「だったら、危険が見える状態を作ればいい」。そう思って、まずは既製品を探しました。自分で作る前に、いいものがあるなら使えばいいだけですから。
でも、これが意外と無かったんです。
- ドローダウン監視インジ:DD は見えるけど、それだけ。SL警告は別、ロット計算はまた別のツール。
- Excel で手管理:最初の3日はやる。でも、4日目には更新が止まる。トレード中に開かない。
- Consistency(一貫性)の計算:Webの計算機はある。でも別タブを開く必要があって、肝心のトレード中には見ない。
結局、「1枚のチャートの上で、口座の危険を全部まとめて見られる」ものが、どこにも無かったんです。
バラバラのツールを3つ4つ立ち上げて、見比べている時点で、人はもう見なくなります。ぼくがそうでした。
最終的にこうなりました。バラバラだった情報を、1枚のパネルに集約しています。
だから、苦しむ人のための「1枚」を作ることにした
無いなら、作るしかありません。
ぼくが目指したのは、プロップで苦しんでいる人が、自分の口座の「あと何円で失格か」を、考えなくても目に入る——そういう1枚の HUD でした。
過去のぼくのように感覚で吹き飛ばす人を、これ以上見たくなかった、というのが正直な動機です。
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