金価格4,000ドル割れ!ドル高加速で7か月ぶり安値へ
金価格4,000ドル割れ!ドル高加速で7か月ぶり安値へ
本日の注目ニュース
6月25日の金(XAU/USD)は急落し、一時3,986ドルまで下落しました。
心理的節目である4,000ドルを割り込むのは、2025年11月以来およそ7か月ぶりです。
原油価格の下落や米国債利回りの低下にもかかわらず、ドル高が金価格を押し下げる展開となりました。
なぜ急落したのか?
今回の下落要因は主に3つです。
① ドル指数が13か月ぶり高値
最大の要因はドル高です。
ドル指数(DXY)は一時
101.80
まで上昇し、13か月ぶりの高値を更新しました。
ドル建てで取引される金は、ドル高局面では割高感が意識されやすく、売り圧力が強まります。
② 原油下落でも金は支えられず
米国とイランの協議進展を受け、
ホルムズ海峡の航行再開期待が高まりました。
これによりWTI原油は
3.40%下落
し、70.55ドルまで下落。
通常であればインフレ懸念の後退は金の支援材料になりますが、今回はドル高の影響がそれを上回り、金価格は下落しました。
③ FRBの利上げ観測は依然根強い
Prime Terminalによると、
次回FOMCでは
据え置き60%
利上げ40%
と市場は予想しています。
さらに12月までには
82%
が利上げを織り込んでおり、高金利が長期化するとの見方は依然として強い状況です。
今週の注目イベント
今後の相場を左右する重要イベントが続きます。
注目指標
・第1四半期GDP確報値
・コアPCE(FRB重視のインフレ指標)
・耐久財受注
・新規失業保険申請件数
これらの結果次第では、FRBの利上げ観測がさらに強まる可能性があります。
テクニカル分析
金価格は200日移動平均線(約4,473ドル)を明確に下抜け、下降トレンドが鮮明になっています。
RSIは売られ過ぎ圏へ入り始めていますが、依然として下落モメンタムは強い状況です。
上値抵抗
・4,000ドル
・4,098ドル
下値サポート
・3,950ドル
・3,900ドル
・3,886ドル
・3,500ドル
まずは4,000ドルを回復できるかが短期的な焦点となります。
まとめ
✅ 金価格は3,986ドルまで急落
✅ 4,000ドルを約7か月ぶりに割り込む
✅ ドル指数は13か月ぶり高値
✅ 原油下落でもドル高が金を圧迫
✅ 12月利上げ確率は82%
✅ 次の焦点はGDPとコアPCE
心理的節目だった4,000ドルを割り込んだことで、市場の弱気ムードは一段と強まりました。
今後は経済指標の結果次第で反発するのか、それとも3,900ドル台まで下落が続くのか、大きな分岐点を迎えています。