金価格反発も上値重い 焦点は米GDPとコアPCEへ
金価格反発も上値重い 焦点は米GDPとコアPCEへ
本日の注目ニュース
6月23日の金(XAU/USD)は反発し、一時4,179ドルまで上昇しました。
先週の急落局面から買い戻しが入ったものの、依然として金価格は重要な移動平均線を下回って推移しており、本格的な上昇トレンドへの転換には至っていません。
市場では米国とイランの協議進展が好感される一方、FRBの利上げ観測が引き続き重しとなっています。
なぜ反発したのか?
今回の反発要因は主に2つです。
① 米・イラン協議進展で原油価格下落
米国とイランの協議は良好なスタートを切ったと報じられています。
週末にはイランがホルムズ海峡封鎖を示唆したものの、最終的には回避されました。
これを受けてWTI原油は
-2.40%
の73.67ドルまで下落。
原油価格の下落はインフレ圧力を和らげるため、金市場には追い風となりました。
② 金価格の自律反発
先週の金価格は
4,330ドル
↓
4,121ドル
まで急落しました。
短期間で大きく売り込まれたことで、一部の投資家による買い戻しが入り反発しています。
ただし反発幅は限定的で、依然として弱気相場の範囲内とみられています。
利上げ観測は依然高水準
市場ではFRBの利上げ観測が依然として根強く残っています。
Prime Terminalによると、
7月FOMCでの利上げ確率は約45%
と予想されています。
さらに、
- バンク・オブ・アメリカ
- ドイツ銀行
など大手金融機関は9月利上げを予想。
市場では2026年内の追加利上げシナリオが意識されています。
今週最大の注目材料
今週は重要経済指標が相次ぎます。
注目イベント
・S&PグローバルPMI速報値
・第1四半期GDP確報値
・コアPCE(FRB重視のインフレ指標)
・新規失業保険申請件数
特にコアPCEはFRBの金融政策に大きな影響を与えるため、市場の注目が集まっています。
テクニカル分析
金価格は反発しているものの、依然として下降トレンド継続中です。
200日移動平均線は4,469ドル付近に位置しており、現在価格を大きく上回っています。
上値目標
・4,200ドル
・4,300ドル
・4,335〜4,350ドル
・4,469ドル(200日移動平均線)
下値サポート
・4,100ドル
・4,000ドル
・3,605ドル
4,100ドルを割り込むと再び4,000ドルを試す展開となる可能性があります。
まとめ
✅ 米・イラン協議進展で原油価格下落
✅ 金価格は4,179ドルまで反発
✅ 利上げ観測は依然根強い
✅ 7月FOMC利上げ確率は約45%
✅ 今週はGDPとコアPCEが最大の焦点
✅ 4,100ドルが重要防衛ライン
先週の急落から反発した金価格ですが、市場の視線はすでに次の材料へ向かっています。
今週発表されるGDPとコアPCEの結果次第では、FRBの利上げ観測がさらに強まる可能性もあり、金相場にとって重要な1週間となりそうです。