マーケット構造のシフトとは?CHoCH(MSS)を初心者向けに解説
「上昇だと思って買ったのに、急に反転した」
こういった経験をお持ちの方は多いと思います。相場は一直線には進みません。大きなトレンドの中でも、方向が変わる前には必ず「構造の変化」が現れます。
その変化をいち早く察知するためのサインが、今回解説する CHoCH(チェンジ・オブ・キャラクター) です。ICTではMSS(マーケット・ストラクチャー・シフト)とも呼ばれます。
CHoCH(Change of Character)= MSS(Market Structure Shift)どちらも同じ概念を指します。ICT文脈ではCHoCH、SMC文脈ではMSSと呼ばれることが多いです。本記事ではCHoCHで統一します。
ダウ理論との対応
CHoCHは、一般的に「ダウ転換」と呼ばれる概念と同じものです。ダウ理論では「上昇トレンド中に直近の安値を割り込んだとき、トレンドが転換した可能性がある」と定義しています。CHoCHはその考え方をICT・SMCの文脈で再定義したものです。ダウ理論を学んだことがある方は、「ダウ転換 = CHoCH」と理解していただければスムーズです。
この記事では、CHoCHとは何か、似た概念のBOSとの違い、そして強気・弱気それぞれの構造シフトの見つけ方まで、初心者の方にもわかるように順を追って解説します。
マーケット構造とは?高値・安値の「流れ」を読む
CHoCHを理解する前に、まず「マーケット構造」という概念を押さえておく必要があります。
マーケット構造とは、シンプルに言えば「高値と安値がどの方向に動いているか」のことです。
上昇トレンド
高値・安値ともに切り上げ高値が前の高値を上回り、安値も前の安値より高い位置にある状態。買い優勢の相場。
下降トレンド
高値・安値ともに切り下げ高値が前の高値を下回り、安値も前の安値より低い位置にある状態。売り優勢の相場。
▲ 上昇トレンドはHH・HL の連続。下降トレンドはLH・LL の連続。高値と安値の関係が「構造」です。
この高値・安値の関係性を「マーケット構造」と呼びます。チャートを見る前にまず「今の構造はどちらか」を確認することが、ICTトレードの出発点になります。