金価格急騰!米・イラン合意で4,350ドル台回復
本日の注目ニュース
6月15日の金(XAU/USD)は大幅反発し、一時4,351ドルまで上昇しました。
先週には4,023ドル付近まで売られていた金相場ですが、米国とイランの和平合意観測が市場に広がる中で急速に買い戻しが進んでいます。
一見すると「戦争終結=金売り」に見えますが、市場は別の材料を重視しているようです。
なぜ上昇したのか?
今回の上昇要因は主に3つです。
① ドル安進行で金が買われた
米・イラン合意によって中東情勢への警戒感が後退。
安全資産として買われていたドルが売られ、
- ドル指数(DXY)
- 99.57(▲0.23%)
まで下落しました。
金はドル建て資産のため、ドル安になると相対的に買われやすくなります。
今回の金上昇の最大要因はこのドル安です。
② 原油急落で利上げ懸念が後退
合意によってホルムズ海峡再開への期待が高まり、
WTI原油は
-
84ドル台
↓ - 80.5ドル付近
まで急落しました。
原油安はインフレ低下につながるため、
市場では
「FRBは追加利上げを行わないのではないか」
との見方が強まっています。
金利上昇懸念が後退したことで金には追い風となりました。
③ 売られすぎからの買い戻し
先週の金価格は半年ぶり安値となる4,023ドルまで急落。
RSIも売られすぎ水準まで低下していました。
そのため、
- ドル安
- 原油安
- 利上げ観測後退
という材料が重なり、大規模なショートカバー(買い戻し)が発生したと考えられます。
テクニカル分析
金価格は4,300ドルを回復し短期的な反発トレンドへ移行しています。
上値目標
- 4,400ドル
- 4,454ドル(200日移動平均線)
- 4,500ドル
下値サポート
- 4,300ドル
- 4,250ドル
- 4,200ドル
- 4,023ドル
4,400ドルを突破できるかが今週最大の注目ポイントです。
今週の注目イベント
市場は今週開催されるFOMCに注目しています。
特に今回は新FRB議長による初めての政策発表となるため、
- 金利見通し
- 今後の利上げ方針
- インフレ評価
に市場の関心が集まっています。
発言内容次第では金相場が大きく動く可能性があります。
まとめ
✅ 米・イラン合意で中東リスク後退
✅ 原油価格急落でインフレ懸念が和らぐ
✅ ドル安進行で金価格上昇
✅ 金は4,350ドル台まで急反発
✅ 今週はFOMCが最大の注目材料
先週までの急落ムードから一転し、市場はリスクオンへ傾き始めています。ただし、4,400ドル付近には強い抵抗帯が存在するため、FOMCの結果次第では再び大きな値動きとなる可能性もありそうです。