1つ決めるだけで全てが変わる
ダウ理論を知らずにFXをやっていた自分が、今では信じられない
2年かかった。知っていれば、もっと早く変われた。
FXを始めたころ、私はインジケーターを重ねることに必死でした。移動平均線、MACD、RSI、ボリンジャーバンド——複数のインジケーターが全部一致したらエントリーする、という「聖杯探し」をしていました。
結果は散々でした。インジケーターが一致しても負ける。一致しなくてもなんとなくエントリーして負ける。何が悪いのかわからないまま、ただ資金が減っていきました。
転機は、ダウ理論を本気で学んだときです。高値と安値の切り上がり・切り下がりでトレンドを定義する。上位足から順番に環境認識をする。この2つを徹底した瞬間、「自分がいかに相場の構造を無視してトレードしていたか」を思い知りました。
インジケーターは相場の結果を示すものです。相場の構造そのものではありません。構造を読まずにインジケーターだけを見ていたのは、地図を持たずに羅針盤だけを見て航海しているようなものでした。
ダウ理論が変えた3つのこと
ダウ理論を軸にトレードを組み立て直してから、具体的に変わったことが3つあります。
まず、エントリーの根拠が言語化できるようになりました。「日足上昇トレンド継続、H4押し目形成中、H1でダウ転換確認」——これを毎回説明できる状態でエントリーできるようになりました。感覚ではなく、事実の積み重ねでエントリーを判断できるようになった。
次に、損切りに迷わなくなりました。根拠が明確なので、その根拠が崩れた瞬間を損切りのタイミングとして定義できます。「直近安値を割ったら損切り」という基準が明確になり、含み損を抱えて迷うことがなくなりました。
そして、負けトレードから学べるようになりました。根拠があるエントリーは、負けても「なぜ負けたか」を分析できます。根拠のないエントリーは、負けても「なぜ負けたかわからない」まま終わります。振り返りができるトレードだけが、成長につながります。
ダウ理論を知る前と後で、トレードの質がまったく変わりました。では、ダウ理論を実際のトレードに落とし込む具体的な方法を、後半で解説します。
ダウ理論をXAUUSDのトレードに実際に落とし込む方法と、
独学で身につけるときに陥りやすい3つの誤解を解説しています。