ドル円160円攻防戦|なぜ上がらなかったのか?今は押し目買いだけ考えればいい
ドル円は相変わらず上昇チャネルの中央。やることはシンプルです。
先週のドル円ですが、環境認識に大きな変化はありません。
相変わらず上昇チャネルの中央付近を推移しております。
こういう相場になると、 「何か特別な作戦はないですか?」 と聞かれることがあります。
しかし残念ながら、ありません(笑)
むしろ相場で勝ち続ける人ほど、 やることはシンプルです。
現在の戦術は主に 短期押し目買い。
ひたすらこれを繰り返すだけです。
では、どこで買うのか?
お伝えしていた通り、 固定VWAPを目安とした押し目買いです。
※固定VWAPを利用できない方は20MAなどで代用しても問題ありません。
なぜそこなのか?
理由はシンプルです。
そこはヘッジファンドのアルゴリズムが狙ってくる場所だからです。
結果として流動性プールが形成されやすくなります。
市場はいつの時代も、 「参加者が集まる場所」 に反応します。
先週も159.80〜159.93付近の流動性プールでしっかり買い支えられました。
↓ Liquidity Pools インジケーターを活用した流動性プールでの押し目買い
チャートを見ると難しく見えますが、 本質的には
「大口が欲しがる価格帯を探している」
ただそれだけです。
160円オプションの重力
とはいえ金曜日はメジャーSQ。
さらに160円には約15億ドル規模のオプションが控えていました。
そのため、
「よし!160円を突破して爆走だ!」
という展開にはなりませんでした?
市場というのは面白いもので、 時として経済指標よりもオプション市場のほうが強い影響力を持ちます。
見た目は静かでも、 裏では巨大な綱引きが行われていたわけです。
円先物はさらに円売り拡大
一方で円先物を見ると、 円売りポジションはさらに積み上がっています。
この状況が続くなら、 7月にかけてドル円はボリンジャーバンド+2σ方向を目指す流れも十分考えられます。
もちろん一直線には進みません。
押し目を作りながら、 市場参加者を振り落としながら、 それでも上を目指す。
今のところはそんなシナリオを考えています。
来週はイベント祭りです
来週も重要イベントが目白押しです。
注目はもちろん、
二人目のジャイアン15周年ライブ……
ではなく、
日銀金融政策発表ですね(笑)
今回は植田総裁が入院中ということで、 総裁不在のまま発表となる可能性があります。
いつも定例会見では、 緊張感と責任感が入り混じった表情で説明されている印象があります。
もし今回追加利上げを再開し、 それでもドル円がさらに上昇したら……
誰だって胃薬の一つくらい欲しくなるかもしれません。
来週の経済予定表
- 6月16日(月) 日銀金融政策発表・豪政策金利
- 6月17日(火) 米FOMC政策金利
- 6月18日(木) 米メジャーSQ・英政策金利・フィラデルフィア連銀景況指数
- 6月19日(金) 米祝日(ジューンティーンス)・中国香港祝日
ホットなトピック
- 米国とイランの停戦合意に向けた覚書がまとまりそう(遠隔署名)
- スペースX上場(公募135ドル → 150ドル)
- AnthropicがIPO申請(秋頃上場予定)
最近はAI関連、宇宙関連、地政学リスク。
どれも市場を動かすテーマになっています。
しかし我々トレーダーにとって大事なのは、 ニュースを評論することではありません。
ニュースを見て、 どう行動するかです。
ClaudeとTradingViewを接続した中国人女性の話
先日、 中国の若い女性がClaudeとTradingViewを接続し、 トレードシステム構築に成功したという話題がありました。
技術的には興味深いニュースです。
ただ個人的には、
「それ規約的に大丈夫なんですかね??」
という感想もあります(笑)
AIは便利です。
ですが便利さを追求し過ぎると、 時々利用規約のほうが先に悲鳴を上げます。
無知と知ったかぶりとウンチクたれになるな
最後に少しだけ。
FXで継続的に勝つためには、 当然ながら無知ではいけません。
また、 中途半端な知識による知ったかぶりも危険です。
必要十分な情報を集めること。
そしてその情報が、 一時的な流行ではなく、 長期間通用するものであること。
これはとても重要です。
しかし一方で、 経済アナリストや中央銀行ウォッチャーになる必要もありません。
FOMCメンバー全員の経歴を暗記しても、 トレードは上手くなりません。
各国のGDP統計をそらで言えても、 エントリーは上手くなりません。
情報は武器ですが、 持ちすぎると荷物になります。
大切なのは、
今の相場でどう行動するか
ただそれだけです。
利益は知識量から生まれるのではありません。
適切な行動を繰り返した結果として生まれるのです。
だから来週も、 相場を難しく考えすぎず、 目の前のチャートと向き合っていきましょう。