金価格が半年ぶり安値、FRB利上げ観測とドル高が重し
金価格が半年ぶり安値、FRB利上げ観測とドル高が重し
本日の注目ニュース
金(XAU/USD)は6月11日、2025年11月以来となる半年ぶりの安値を記録しました。
年初からの上昇分をすべて失う展開となり、市場では弱気ムードが強まっています。
執筆時点では4,080ドル付近で推移しており、一時4,023ドルまで下落しました。
なぜ下落したのか?
今回の下落要因は主に3つです。
① FRB利上げ観測の高まり
中東情勢の悪化による原油価格上昇がインフレ圧力を高めています。
市場では
「FRBは利下げではなく利上げを検討する可能性がある」
との見方が広がっています。
金は利息を生まない資産のため、金利上昇はマイナス材料となります。
② 米ドル高
安全資産として買われるのは従来ゴールドでしたが、現在は米ドルに資金が流れています。
ドル指数(DXY)は100を上回る水準で推移しており、4月以来の高値圏となっています。
ドル高はゴールド価格を押し下げる要因となります。
③ インフレ指標の上昇
5月の米CPIは前年比4.2%となり、約3年ぶりの高水準を記録。
さらに今回発表されたPPI(生産者物価指数)も前年比6.5%となり、市場予想を上回りました。
インフレ再加速への警戒感が強まっています。
中東情勢も緊迫
今週、イランが米軍のアパッチヘリコプターを撃墜したとの報道を受け、中東情勢はさらに緊迫化しています。
トランプ大統領もSNS上で
「今夜、イランを非常に強く攻撃する」
と発言。
さらにイランの主要石油輸出拠点への攻撃を示唆しました。
原油供給への懸念から原油価格は高止まりしています。
今日の方向感
現在の市場は
・ドル高
・金利上昇
・原油高
というゴールドには逆風の環境です。
短期的には戻り売り優勢の流れが継続しており、強い反発材料が出るまでは下方向への警戒が必要と考えられます。
テクニカル分析
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ゴールドは200日移動平均線を明確に下抜けており、テクニカル面でも弱気トレンドが継続しています。
RSIは売られ過ぎ圏へ接近しているため、一時的な反発には注意が必要ですが、現時点では下落トレンドに変化は見られません。
XAU/USD(ゴールド)は引き続き弱気相場が継続しています。
現在の価格は、
- 200日移動平均線(SMA)
- 50日移動平均線(SMA)
- 100日移動平均線(SMA)
のすべてを大きく下回って推移しており、これらの移動平均線が上値抵抗帯として機能しています。
RSIは売られ過ぎ水準へ
日足のRSI(相対力指数)は26付近まで低下しており、売られ過ぎ圏に入っています。
一方で、
MACD(移動平均収束拡散法)は依然として強いマイナス圏で推移しており、
- MACDラインはシグナルラインを下回る状態
- ヒストグラムもマイナス圏
となっています。
そのため、
「下落の勢いは強いものの、短期的には売られ過ぎによる反発も警戒される状況」
と考えられます。
上値の抵抗ライン
ゴールドが反発した場合の注目ポイントは以下です。
- 200日SMA:4,446.50ドル付近
- 50日SMA:4,593.71ドル付近
- 100日SMA:4,774.23ドル付近
これらの水準は強いレジスタンスとして意識されており、反発局面でも上値を抑える可能性があります。
下値の注目ライン
下値では、
- 4,000ドル(心理的節目)
- 3,900ドル(水平サポート)
が重要なサポートとなります。
もし3,900ドルを明確に下抜けた場合、
さらなる下落トレンドが進行し、新たな安値更新へ向かう可能性があります。
白虎の視点
大きく下落した後は飛び乗って売るのではなく、戻りを待ってから形を確認したい局面です。
ニュースに振り回されず、重要な水平線や反転サインを確認しながら慎重に立ち回りたいところです。
※本記事は市場ニュースをもとに作成しており、投資判断を推奨するものではありません。