【FXの嘘を暴く③】「パーフェクトオーダーで勝てる」という罠。致命的な“遅延”の正体
プロトレードコーチMaxです。
「FXの嘘を暴く」シリーズ、第3回目のテーマは「パーフェクトオーダー」です。
この記事を読んでいるあなたは、おそらくFXをある程度の期間、真剣に学んできた方でしょう。移動平均線(MA)の基本を学び、それだけではダマシに遭って勝てないからと「もう一工夫」を求め、このパーフェクトオーダーという手法に行き着いたのではないでしょうか。
パーフェクトオーダーとは、通常3本以上のMAを使い、短期・中期・長期のMAが上から順に綺麗に並んだ状態を指します。
例えば、上から20MA、40MA、60MAと並んだ瞬間に「上昇トレンドのサイン」として買いエントリーをする、といった考え方です。2本だけのMAクロスよりも根拠が強く、精度が上がったように感じられますよね。
しかし、実際に自分の資金を投じてやってみて、どうでしたか? はっきり言います。「勝ったり負けたり」を繰り返し、トータルでは決して資金が増えていかないはずです。
■ 絶望的なまでのサインの「遅延(ラグ)」
なぜ、教科書通りに美しいパーフェクトオーダーでエントリーしても勝てないのか。
その最大の原因は、「絶望的なまでのサインの遅延(ラグ)」にあります。
冷静にチャートを見てください。 3本以上のMAの順番が綺麗に揃うまで待つということは、「すでに相場が相当な値幅を伴って動いた後」でしかサインが出ないということを意味します。
つまり、あなたがパーフェクトオーダーを確認してエントリーしたその瞬間は、トレンドの初動ではなく、「すでに大口の投資家が利益確定の準備をしている(トレンドの終盤)」であることが多いのです。
結果として、相場がよほどの長期間トレンドを継続した時にしか勝てず、ひとたび相場が持ち合い(レンジ)に入ると、遅すぎるサインに振り回されて高値掴みと安値掴みの「負けトレード」を連続させられます。そして多くのトレーダーが、「こんなもの、実戦では全く使えない」と絶望して捨てていくのです。
パーフェクトオーダーのような、遅行指標を何本も重ねた「見た目だけの綺麗なサイン」に頼ってはいけません。 相場で安定して勝つためには、すでに伸びきった後の相場を後追いするのではなく、遅延のないタイミングでエントリーの「勢い」をピンポイントで捉えるための、全く別のテクニカル分析が絶対に必要なのです。
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