AI開発日記 #1-1|ゴールドの逆張り手法、AIに作らせたら勝率64.7%出てビビった
FX
「プロ級FXサインツール量産AIシステム」を販売してる立場として、ずっとやりたかった企画があって。
「手法を、AIに丸投げして実際に動くインジケーターにしてもらう」 っていうやつです。
1週間で1本、開発編とプレゼント編の2記事構成でお届けします。完成したインジケーターは無料配布します。
今週のお題は、ゴールドの逆張りスキャル。
ゴールドって、ロンドン〜NY時間にかけて一方向に伸びたあと、短期的に戻す動きが頻繁に出ます。高値・安値を一瞬抜いて戻す「ダマシブレイク」も日常茶飯事。
つまりゴールドのスキャルでは、ブレイクに飛び乗るより 「伸び切ったところを逆から取りに行く」 ほうが面白いんじゃないか、というのが今回の仮説。
手法のアイデア
考えたロジックはシンプル。
「価格が平均線から大きく下に離れていて、そのあと陽線で反発し始めたら買い」
「価格が平均線から大きく上に離れていて、そのあと陰線で押し戻され始めたら売り」
クラシックな平均線乖離+ローソク足反転の組み合わせです。
ただ、ゴールドは日によってボラが全然違うので、「平均線から〇〇円離れたら」みたいな固定値はNG。なので 「最近のボラ幅を基準に、それの何倍離れたか」 で判定するようにする。これだけで、相場の状況に関係なく「行きすぎ度合い」を一定の物差しで測れる。
利確と損切りも、その時のボラに合わせて自動セット。利確で緑チェック、損切りで赤バツをチャートに描画する。
これだけ。
AIに仕様書を作らせる
ざっくり方針が決まったので、AIにこう投げる。
「ゴールド用の逆張りスキャルインジケーターを作りたい。平均線乖離+ローソク足反転のロジックで、最小構成の仕様書を作って」
返ってきた仕様書、めちゃくちゃ長かった。
「下段オシレーター表示」「上位足トレンドフィルター」「ボリュームフィルター」「学習機能による負けパターン回避」「ナンピン管理機能」「勝率パネル」…
…多すぎる。
これ全部一発で作らせたら絶対バグる。だからもう一回お願いする。
「フェーズ1ぐらいでいいです。パネルもいらないし、ロジックももうちょいシンプルに」
ここでだいぶ削れた。最終的に残ったのは、平均線乖離の判定、ローソク足反転の判定、ボラベースのTP/SL、結果マーカー描画、これだけ。
AIに丸投げしてコードを作らせる
仕様書ができたので、そのままAIに投げる。指示はこれだけ。
「この仕様書通りに、MT4で動くコードを作ってください」
…で、待つこと数十秒。
普通に出てきた。しかも、こっちが頼んでないバックテスト用の統計パネル(勝率・PF・期待値・最大DD)まで付けてきた。気が利く。
最初これ見たとき「マジか、一発で動くやつ来た」って正直ちょっと感動した。
MT4のインジケーターフォルダにそのまま放り込んで、コンパイル。
…エラーなし。一発で通った。
え、結果が思ったよりよかった
ここからが本題。
ゴールドのM5チャート、直近500本(丸2日くらい)でどう動いたか、AIが付けてくれた統計パネルを見てみる。
トレード数: 17
勝ち/負け: 11 / 6
勝率: 64.7%
総損益: +203.8 pips
最大利益/損失: 68.7 / 67.6 pips
最大DD: 102.7 pips
平均利益/損失: 34.3 / 28.9 pips
PF: 2.17
期待値: 11.99 pips
平均保有: 2.9本 / 15分
…え、結構いいやん?
勝率64.7%、PF2.17、+203.8pips。 たった2日分とはいえ、17トレードでこの数字は悪くない。
特に PF2.17 は地味にすごくて、これスキャル系インジで普通にあると食っていけるレベルの数字。
正直、最小構成でここまで出るとは思ってなかった。
なんでこんなに結果が良かったのか
チャートを見て考えてみる。
ちょうど検証した期間がゴールドのレンジ相場気味だったのが大きい。逆張りインジって レンジ相場ではめちゃくちゃ強い ので、たまたま得意な相場に当たった可能性が高い。
実際、後半は強い上昇トレンドが出てて、その局面では 赤バツ(損切り)が3連続 で発生してる。
ここが逆張りの典型的な弱点で、トレンド入った瞬間にやられる。次のフェーズでは「上位足トレンドフィルター」を入れて、強トレンド中は逆張りを止める仕組みが必要になりそう。
ただ、最小構成のこの段階で、課題の輪郭がハッキリ見えてる時点で大成功。次に何を足すべきかが明確になりました。
今回の気づき
1:AIに任せれば、サインツールはマジで数時間で作れる。 仕様書作りから、コード生成、検証まで、全部で実働数時間。10年前なら考えられないスピード。
2:雑に「作って」って投げただけだとまず動かない。 最初に返ってきたフル仕様の仕様書、20項目くらいあった。「最小構成で」「もっとシンプルに」って何回か削っていって、ようやく一発で作れそうなサイズに収まる。
3:完璧を狙わず、まず動かして課題を見つける方が早い。 机上で「あれもこれも必要かな」って想像するより、最小構成で動かして「あ、ここで轢かれた」って肌で感じる方が、次に何を足すべきかが明確に分かる。
次回予告
次回 #1-2 で、この完成版インジケーターを 無料プレゼントとして配布 します。
MT4で動くファイル、設定の説明、使い方のポイントまで全部セットでお渡しする予定。
ではまた。
ちなみに、この連載でやってる「AIにサインツール作らせる流れ」、全部テンプレ化して販売してます。
プロ級FXサインツール量産AIシステム
→ 仕様書を作るプロンプト、コード生成のプロンプト、よくあるバグの直し方まで全部入りのやつ。毎週この連載で作ったプロンプト集も追加されていきます。