AI類似チャート予測EA開発ノート3|過去合わせをやめたら、汎用ロジック候補が見えてきた。
こんにちは、つもです。
この記事は、AI類似チャート予測EA開発ノートの3本目です。
前回は、かなり苦い話を書きました。
AI類似チャート予測EAが、過去データ最適化の沼に入った話です。
パラメータを変える。
バックテストの数字が少し良くなる。
別期間で崩れる。
別通貨ペアで崩れる。
またパラメータを変える。
また数字を見る。
このループです。
最初は、開発が進んでいるように見えました。
でも、途中で気づきました。
これは、未来に強いEAを作っているのではない。
過去データに合う設定を探しているだけではないか。
そこで前回は、いったん止めました。
この方向での最適化作業は、続けても危ない。
ナンピン化も、まだ早い。
単一通貨ペアの過去データに合わせるのではなく、複数通貨ペアでも極端に崩れにくい汎用ロジックを探す。
今回は、その立て直しの話です。
結論から言うと、まだ完成ではありません。
まだ実運用判断でもありません。
でも、少しだけ見え方が変わりました。
過去合わせをやめたら、複数通貨ペアでも崩れにくい汎用ロジック候補が見えてきました。
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前回の反省
前回の問題は、単純でした。
でも、かなり根が深い問題でした。
EURUSDの15分足で結果を見る。
設定を調整する。
PFが少し改善する。
純益が改善する。
最大ドローダウンが下がる。
ここまでは良いです。
問題は、その改善が本物かどうかです。
特定の通貨ペア。
特定の期間。
特定の時間足。
特定の設定。
そこにだけ合っている可能性がある。
それは、実運用向きのロジックではありません。
過去には強い。
未来には弱い。
こういうEAは、バックテスト画面では優秀に見えます。
でも、実運用では急に別人になります。
バックテストでは紳士。
実運用では荒くれ者。
EA開発で一番困るタイプです。
いったん「勝てる設定探し」をやめた
今回まずやったのは、勝てる設定探しをやめることです。
これは地味ですが、大事でした。
前回までは、どうしても数字を見ていました。
PF。
純益。
勝率。
最大ドローダウン。
取引回数。
もちろん大事です。
でも、そこだけを見ると、どうしても「良い数字が出る設定」を探し始めます。
そして、その先にあるのは過去合わせです。
だから、今回は見方を変えました。
単一通貨ペアで一番良い成績を出すことを目的にしない。
複数通貨ペアで、極端に崩れにくいことを見る。
この方針に変えました。
狙うのは、最高点ではありません。
まず、崩れにくさです。
派手な一発芸ではなく、基礎体力を見る。
ここからやり直しました。
今回の検証条件
今回検証したバージョンは、AI類似チャート予測EA V1.02eです。
前回と大きく違うのは、単一通貨ペアに合わせた最適化をやめたことです。
EURUSDだけに合わせる。
USDJPYだけに合わせる。
GBPUSDだけに合わせる。
こういう通貨ペア別の専用調整はしません。
今回は、複数通貨ペアに対して、できるだけ同じ考え方で動かしました。
主な条件は次の通りです。
EAバージョン:AI類似チャート予測EA V1.02e
時間足:15分足
ロット:0.10ロット
利確幅:10pips
最大保有時間:180分
時間損切り:60分経過後、含み損なら撤退
反対シグナル決済:使用
ナンピン:なし
通貨ペア別最適化:なし
今回のポイントは、細かい数値ではありません。
大事なのは、共通の考え方で複数通貨ペアを見たことです。
前回のように、過去データに合う設定を探し続けるのではなく、今回は「崩れにくいか」を見ます。
類似判定は使う。ただし、細かくしすぎない
このEAでは、過去チャートの中から現在に近い形を探します。
類似判定には、主に次のような要素を使います。
価格変化。
ローソク足の形。
テクニカル要素。
時間帯要素。
ただし、今回の記事では細かい設定値までは載せません。
理由はシンプルです。
そこを書きすぎると、また「どの設定が良いのか」という話に戻るからです。
今回のテーマは、設定値の正解探しではありません。
通貨ペアごとに最適化せず、同じ考え方でどこまで崩れにくいか。
ここです。
設定値より、設計思想を見ます。
今回の評価基準
今回の評価基準は、かなりシンプルです。
派手な利益は、まだ求めません。
まずは、次の点を見ます。
複数通貨ペアで動くか
PFが極端に崩れないか
取引回数が少なすぎないか
最大ドローダウンが重すぎないか
平均負けを抑えられているか
単一通貨ペアだけに依存していないか
通貨ペアごとの専用調整なしで成立しそうか
つまり、見るのは最高成績ではありません。
最低限の崩れにくさです。
ここが、前回との大きな違いです。
Is it OK?