MTP開発ノート13|Master TPが正解とは限らない。SlaveにはSlaveの出口がある。
こんにちは、つもです。
この記事は、MTP開発ノートの13本目です。
今日も、勝つ前に破綻しない話をします。
今回のテーマは、Master TPとSlave独自出口です。
コピーEAを使っていると、どうしてもこう考えたくなります。
MasterがBUYした。
SlaveもBUYする。
MasterがTPを持っている。
Slaveもそこを目指す。
Masterが利確するまで待つ。
Slaveも同じ出口まで待つ。
一見、正しそうに見えます。
でも、MTPではここを少し違う視点で見ます。
Master TPは重要です。
ただし、それは Master側の出口 です。
Slaveには、Slaveの建値があります。
Slaveには、Slaveの平均建値があります。
Slaveには、Slaveのコストがあります。
Slaveには、Slaveの口座余力があります。
つまり、SlaveにはSlaveの出口があります。
Master TPは参考。
でも、最終判断はSlaveの平均建値・コスト・口座状態で決める。
今日はその話をします。
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Master TPは、Masterの事情で決まっている
まず前提です。
Master TPは、Master側の事情で決まっています。
Masterのエントリー価格。
Masterの平均建値。
Masterのロット構成。
Masterの含み損。
Masterの手数料。
Masterのスワップ。
Masterの運用方針。
これらを前提にして、Master TPがあります。
だから、Masterにとって自然な出口でも、Slaveにとって同じ意味を持つとは限りません。
コピーEAでは、Master TPを見ると、ついそこを「正解」と思いたくなります。
でも、Master TPは絶対の正解ではありません。
あくまで、Master側の出口です。
Slave側の建値が違えば、出口の意味も変わります。
Slave側のコストが違えば、必要な利確位置も変わります。
Slave側の口座余力が違えば、待つべきか逃げるべきかも変わります。
ここを分けて考える必要があります。
段階追従では、Slaveの建値が有利になる場面がある
MTPでは、Masterの1段目から必ずついていくとは限りません。
たとえば、Masterが先にBUYしたとします。
その後、価格が逆行して下落する。
Master側では含み損になります。
でも、Slaveがまだ追従していなければ、Slaveはその時点ではポジションを持っていません。
そして、指定した段階まで待つ。
価格が下がった後に、Slaveが遅れてBUYする。
この場合、SlaveはMasterより低い価格で入れる可能性があります。
つまり、Slaveの平均建値は、Masterより有利になりやすい。
ここが大事です。
Slaveは「遅れているから不利」なのではありません。
逆行後に入れるなら、むしろ有利な建値を取れる場面があります。
この有利さをどう使うか。
そこで出てくるのが、Slave独自出口です。
Masterはまだ遠い。でもSlaveはもう回収できることがある
Masterが先にBUYした。
価格が逆行した。
その後、価格が反発してきた。
この時、Master側ではまだTPまで距離があることがあります。
Masterは高い位置から入っている。
平均建値もまだ高い。
反発してきても、Master TPまでは届いていない。
つまり、Master側ではまだ回収途中です。
一方で、Slaveはどうか。
Slaveは、下がった後に遅れてBUYしている。
平均建値がMasterより低い。
だから、同じ反発でも、Slave側ではすでに利益が見えていることがあります。
ここで重要なのは、これです。
Masterにとってはまだ途中でも、Slaveにとっては出口になる。
この差を見落とすと、Slaveは無駄に待つことになります。
Master TPまで待てば、もっと取れるかもしれません。
でも、その途中で反転すれば、Slave側の含み益も消えます。
せっかく有利な建値で入れたのに、その有利さを使えない。
これはもったいないです。
MTPで考えたいのは、Master TPまできれいに付き合うことではありません。
Slave側で回収できるなら、先に回収する。
この判断です。
Slave独自出口は、Masterを無視するためではない
ここは誤解されたくありません。
Slave独自出口は、Masterを無視するためのものではありません。
Master TPは参考になります。
Masterがどこで回収しようとしているのか。
Masterがどの価格を出口として見ているのか。
Master側の運用思想がどこにあるのか。
これは重要な情報です。
ただし、Master TPをそのままSlaveの出口に固定する必要はありません。
Master TPは参考。
最終判断はSlave側で行う。
この距離感が大事です。
Slave側で十分に回収できるなら、Master TPを待たずに閉じる。
Slave側でまだ利益が薄いなら、コスト込みで必要な出口を考える。
相場が強ければ、トレーリングで守りながら追う。
つまり、出口をMaster任せにしない。
これがMTPの考え方です。
利確は、Masterに合わせることではなく、口座を軽くすること
MTP運用で大事なのは、Masterと同じ場所で利確することではありません。
Slaveの口座を軽くすることです。
含み損を抱えた状態から、価格が戻ってきた。
Slave側では利益が出ている。
この時にやるべきことは、まず回収です。
ポジションを減らす。
証拠金を戻す。
含み益を実益に変える。
次も戦える状態にする。
これが大事です。
Master TPまで待てば、さらに利益が増えるかもしれません。
でも、待っている間に反転すれば、回収できたはずの利益を失います。
特に、MTPのように破綻回避を重視する運用では、利確を「最大利益を狙う場所」としてだけ見ない方がいい。
利確は、資金を戻す場所です。
ポジションを軽くする場所です。
次の判断をしやすくする場所です。
Masterに合わせるために利確を遅らせるのではなく、Slaveの口座を守るために出口を選ぶ。
この考え方が必要です。
平均建値を見るから、Slave独自出口が作れる
Slave独自出口を作るには、平均建値を見る必要があります。
ポジションが1本だけなら話は単純です。
でも、MTPでは複数ポジションを持つことがあります。
1本目の建値。
2本目の建値。
3本目の建値。
それぞれのロット。
これらをまとめて、Slave側の平均建値を見ます。
大事なのは、1本ごとの勝ち負けではありません。
全体としてどこでプラスになるかです。
見るべきものは、次の通りです。
Slave平均建値
合計ロット
手数料
スワップ
現在価格
最低確保利益
口座余力
ここを見ます。
これができると、Master TPを待つかどうかを自分で判断できます。
Master TPにはまだ届いていない。
でもSlave側では十分に回収できる。
なら、先に閉じる選択があります。
Master TPには届いている。
でもSlave側ではコスト込みで利益が薄い。
なら、出口を見直す必要があります。
つまり、Slaveの出口は、Master TPだけでは決まりません。
Slaveの平均建値とコストで決まります。
Is it OK?