MTP導入ガイド6|コピー元EAを準備する。MTPが追従する元を決める。
こんにちは、つもです。
この記事は、MTP導入ガイドの6本目です。
前回は、VPSにMT4をインストールし、デモ口座用MT4と本番口座用MT4にログインする流れを整理しました。
前回までで、MTP運用に使う基本の口座構成はできています。
デモ口座
本番口座
この2つです。
デモ口座では、コピー元EAと MTP:Master を動かす。
本番口座では、MTP:Slave を配置して追従する。
今回は、そのうち デモ口座側で動かすコピー元EA を準備します。
MTP関連商品はこちらです。
MTP:Master【無料】
https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/79103?via=usersMTP:Slave【有料】
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MTPはコピー・追従用EAです。
MTPだけを入れても、売買ロジックが勝手に生まれるわけではありません。
MTPが追従するためには、元になるEAが必要です。
それが、コピー元EA です。
ただし、最初に大事なことを言っておきます。
コピー元EAは、高額だから優秀とは限りません。
ここを間違えると、EA探しが一気に沼になります。
沼は浅瀬に見えて、だいたい足首では済みません。
コピー元EAとは何か
MTPでいうコピー元EAとは、デモ口座側で売買判断を行うEAです。
MTPは、そのEAの動きを見ます。
エントリーした
ポジションを持った
段階が進んだ
利確方向に動いた
含み損を抱えた
こういったコピー元EAの動きを、MTP:Masterが読み取り、本番口座側のMTP:Slaveへ渡します。
構成としては、こうです。
デモ口座用MT4
→ コピー元EA
→ MTP:Master
本番口座用MT4
→ MTP:Slave
デモ口座側でコピー元EAを動かす。
本番口座側ではMTP:Slaveが追従する。
これが基本構成です。
MTPは売買ロジックそのものではない
ここは誤解しない方がいいです。
MTPは、コピー元EAの代わりに相場を判断するEAではありません。
売買判断の起点は、コピー元EAです。
MTPは、そのコピー元EAの動きを受けて、本番口座側でどう追従するかを設計するためのEAです。
たとえば、次のような管理を行います。
どの段階から追従するか
ロットをどうするか
口座健全性を確認するか
有利な位置まで待つか
RSIフィルタを使うか
指標前後を避けるか
利確やクローズをどう扱うか
つまり、MTPはコピー元EAの動きをそのまま丸投げするためのものではありません。
コピー元EAの動きを受けたうえで、本番口座側でどう管理するか。
ここに価値があります。
高額EAを使う必要はない
世の中には、高額なEAがたくさんあります。
数万円。
十数万円。
もっと高いものもあります。
もちろん、高額EAの中にも良いものはあると思います。
でも、MTPのコピー元EAとして使う場合、必ずしも高額EAである必要はありません。
高額だから安全。
高額だから優秀。
高額だから勝てる。
これは違います。
EAで見るべきなのは、価格ではありません。
見るべきなのは、挙動です。
どんなロジックか
どのくらいの頻度で取引するか
最大ポジション数はどれくらいか
ナンピンするのか
マーチンするのか
含み損の抱え方はどうか
苦手な相場はどこか
ロットは増えるのか
通貨ペアは何か
ここです。
値段ではなく、動きを見ます。
MTPで受ける前提なら、コピー元EAに求めるものは「派手な月利」だけではありません。
むしろ、動きが読めること。
クセが分かること。
本番口座側で設計しやすいこと。
こちらの方が重要です。
コピー元EAはゴゴジャンでも探せる
コピー元EAは、ゴゴジャンで探すこともできます。
ゴゴジャンには、EAやインジケーターが多数掲載されています。
MTPのコピー元EAとして使う場合は、販売ページの説明だけでなく、できる範囲で次の点を確認します。
フォワード成績
バックテスト
最大ドローダウン
最大ポジション数
ナンピンの有無
マーチンの有無
対象通貨ペア
推奨証拠金
稼働時間
利確幅
損切りの有無
取引頻度
ここを見ます。
「成績が良さそう」だけでは足りません。
MTPで受ける場合、コピー元EAの性格がそのままMTP運用に影響します。
コピー元EAが荒い動きをすれば、本番口座側のMTPにも負荷がかかります。
MTP側でフィルタやロット管理を入れても、元のEAの性格が消えるわけではありません。
だから、コピー元EA選びはかなり大事です。
コピー元EAはデモ口座で動かす
MTPでは、コピー元EAをデモ口座側で動かします。
そして、その同じデモ口座用MT4にMTP:Masterを配置します。
構成はこうです。
デモ口座用MT4
→ コピー元EA
→ MTP:Master
本番口座用MT4には、コピー元EAを入れません。
本番口座用MT4に入れるのは、MTP:Slaveです。
本番口座用MT4
→ MTP:Slave
ここを間違えないようにします。
本番口座でコピー元EAをそのまま動かすなら、それは通常のEA運用です。
MTP運用ではありません。
MTPでは、デモ口座側のコピー元EAの動きを、本番口座側のMTP:Slaveが受けます。
そして、本番口座側ではMTPのロット管理やフィルタ、出口設計を通して追従します。
本番口座側にコピー元EAを直接入れない理由
本番口座側にコピー元EAを直接入れると、MTPの管理を通りません。
つまり、次のようなMTP側の設計が効かなくなります。
ロット管理
有利エントリー
段階追従
口座健全性フィルタ
RSIフィルタ
指標停止フィルタ
Slave側の出口設計
危ない時はエントリーしない判断
コピー元EAを本番口座で直接動かすと、そのEA自身の判断で売買します。
MTP:Slaveの管理外です。
これでは、MTPを使う意味が薄くなります。
MTP運用では、役割を明確に分けます。
デモ口座用MT4
→ コピー元EA
→ MTP:Master
本番口座用MT4
→ MTP:Slave
この形を崩さないことが大事です。
コピー元EAを選ぶ時に見るポイント
コピー元EAを選ぶ時は、成績だけを見ない方がいいです。
月利が高い。
勝率が高い。
バックテストがきれい。
SNSで評判が良い。
これだけで選ぶのは危険です。
MTPで受ける前提なら、見るべきポイントは別です。
取引頻度
まず見るのは、取引頻度です。
どのくらいの頻度でエントリーするのか。
1日に何回も入るEAなのか
数日に1回なのか
特定の時間だけ動くのか
深夜に動くのか
指標前後にも動くのか
取引頻度が高いほど、スプレッドや約定差の影響を受けます。
MTPで追従する場合も、エントリー回数が多ければ、それだけ判断回数も増えます。
取引が多いEAは、チャンスも多いです。
ただし、ミスやズレも増えやすいです。
頻度は、必ず確認します。
最大ポジション数
次に、最大ポジション数です。
最大で何ポジション持つのか。
1ポジション完結なのか
複数ポジションを持つのか
ナンピンするのか
何段まで増えるのか
MTPでは段階追従を考えるため、最大ポジション数は重要です。
1段目は見送る。
2段目から追従する。
3段目から追従する。
こういった設計をする場合、コピー元EAが何段まで持つのかを知らないと、設定ができません。
最大ポジション数は、必ず確認します。
ナンピン・マーチンの有無
ナンピン自体が悪いわけではありません。
ただし、含み損が増える構造を理解せずに使うと危険です。
マーチンが入るEAは、さらに注意が必要です。
ロットが増えるスピードを必ず確認します。
勝率が高く見えても、負ける時に一気に壊れるEAもあります。
ここは甘く見ない方がいいです。
MTP側でロットを抑える設計をしても、コピー元EAの段階や方向性は影響します。
ナンピン系EAをコピー元にする場合は、特に慎重に見ます。
含み損の抱え方
勝率だけ見ても意味がありません。
本当に見るべきなのは、負けている時です。
どれくらい含み損を抱えるのか
どのくらい耐える設計なのか
トレンド相場でどこまで逆行するのか
含み損中にポジションを増やすのか
損切りするのか、耐えるのか
EAは、勝っている時より、負けている時の動きが本性です。
含み損の抱え方が荒いEAは、MTPで受ける時も慎重に扱う必要があります。
見た目の勝率より、含み損の質を見ます。
通貨ペア
どの通貨ペアで動かすのかも重要です。
スプレッドが広い通貨ペア
値動きが荒い通貨ペア
スワップ負担が大きい通貨ペア
急変しやすい通貨ペア
国内FX会社で取引条件が大きく変わる通貨ペア
こういった通貨ペアでは、コピー先の運用にも影響します。
コピー元EAがデモ口座で問題なく見えても、本番口座側ではスプレッドや約定差の影響を受けることがあります。
通貨ペアの性格も見ておきます。
よろしいですか?