【1本目】損切りが苦手な私が、MTPというコピーEAを作っている理由。
こんにちは、つもです。
今日も、勝つ前に破綻しない話をします。
この記事は、MTP運用設計ノートの1本目です。
最初なので、まずは私がなぜMTPというコピーEAを作っているのかを書きます。
いきなりですが、私は損切りが苦手です。
頭では分かっています。
損切りは大事。
含み損を放置すると危ない。
資金管理が崩れたら終わり。
相場で生き残るには、どこかで損を認める必要がある。
分かっています。
でも、実際に含み損を目の前にすると、簡単には切れません。
「ここで切ったら底かもしれない」
「もう少し待てば戻るかもしれない」
「今切ったら、ただの負け確定になる」
「せっかくここまで耐えたのに、もったいない」
こう考えてしまう。
そして、切れない。
これを読んでいる人の中にも、同じような感覚がある人はいると思います。
損切りが正しいことは分かっている。
でも、できない。
正論は知っている。
でも、現実の口座画面を前にすると、手が止まる。
この差が、相場ではかなり重いです。
損切りできないなら、相場をやめるしかないのか
よく言われます。
損切りできない人は、相場に向いていない。
損切りできないなら、FXはやめた方がいい。
含み損を抱える人は、いつか退場する。
たぶん、これは正しいです。
少なくとも、雑にロットを張って、祈りながら含み損に耐えるだけなら、いつか壊れます。
でも、ここで思いました。
損切りが苦手な人間は、相場に残る方法を考えてはいけないのか。
損切りできる強い人間になる。
もちろん、それは理想です。
でも、理想だけを前提にすると、私のような人間はいつか壊れます。
だから、考え方を変えました。
損切りが苦手でも、相場から退場しないためにはどう設計すればいいのか。
ここから、MTPの考え方が始まりました。
MTPとは何か
MTPは、Mirror Trail Pro の略称です。
FX自動売買・コピーEAとして、Master側のポジション情報をもとに、Slave側が追従する仕組みを考えています。
ただし、単純にコピーするだけではありません。
Masterが入ったら、すぐ入る。
Masterが増やしたら、全部ついていく。
MasterのTPをそのまま使う。
それだけでは、Slave側の口座が苦しくなることがあります。
なぜなら、MasterとSlaveは同じ条件ではないからです。
約定価格が違う。
口座資金が違う。
ロット設定が違う。
スプレッドが違う。
証拠金余力が違う。
耐えられる含み損も違う。
だから、MTPでは「コピーすること」よりも、
どう追従すれば破綻しにくいか
を重視しています。
MTPは、爆益を約束するEAではない
最初に、ここははっきり書いておきます。
MTPは、使えば必ず勝てる魔法のEAではありません。
そんなものがあるなら、私がこっそり使っています。
たぶん、書いていません。
MTPは、爆益を約束するものではありません。
目指しているのは、もっと地味です。
破綻しにくいロット。
無理に追いかけない段階追従。
不利な場所で入らない有利エントリー。
欲張りすぎない有利クローズ。
利益を守るトレーリング。
口座健全性フィルタ。
ニュースフィルタ。
RSIフィルタ。
両建て回復の出口設計。
こういうものを組み合わせて、EAを「放置で稼ぐ箱」ではなく、
リスクを設計する道具として使う。
これがMTPの考え方です。
なぜ「破綻しないこと」を最優先にするのか
相場で一番怖いのは、負けることではありません。
退場することです。
負けはあります。
含み損もあります。
思った方向に行かないこともあります。
でも、口座が残っていれば、考え直せます。
設定を見直せます。
ロットを下げられます。
次の相場を待てます。
退場したら、そこで終わりです。
だから、MTPでは最初にこう考えます。
どれくらい勝てるか。
月利何%を狙えるか。
どれだけ増やせるか。
その前に、
どこまで耐えられるか。
どこで止まるか。
どこで回収するか。
どこで入らないか。
どこで追従しないか。
ここを考えます。
地味です。
でも、相場で長く残るためには、この地味さが必要だと思っています。
損切りしない運用には、条件がある
ここは誤解されたくありません。
私は、
「損切りしなくていい」
と言いたいわけではありません。
損切りは重要です。
ただ、損切りが苦手な人間が、損切りだけに頼った運用をすると、たぶんどこかで無理が出ます。
だから、損切りを主軸にしないなら、別のものを設計しなければいけません。
それが、
ロット管理。
段階追従。
有利エントリー。
有利クローズ。
トレーリング。
口座健全性。
ニュース回避。
過熱回避。
出口設計。
です。
損切りしないこと自体が問題なのではありません。
問題なのは、
損切りしないのに、破綻しない設計がないこと
です。
これはかなり危ない。
損切りしない。
でもロットは重い。
ナンピンは深い。
追従は早い。
出口は遠い。
フィルタはない。
止まる条件もない。
これは運用ではありません。
祈りです。
そして祈りをEAに任せると、かなり律儀に祈り続けます。
口座が尽きるまで。
MTPで大事にしていること
MTPで大事にしていることは、派手な勝ち方ではありません。
まずは、壊れにくいことです。
いきなり全部追従しない
Masterのポジションに、最初から全部ついていくとは限りません。
序盤を見送る。
指定した段階から追従する。
危ない初動を避ける。
全部取ろうとしないことで、口座を守る考え方です。
不利な価格で入らない
Masterが持ったからといって、Slaveがすぐ入る必要はありません。
急騰直後のSELL。
急落直後のBUY。
過熱した相場への飛び乗り。
こういう場面を避けるために、有利エントリーを考えます。
利確は欲張らず、まず回収する
含み損に耐えたあと、含み益が見えると欲が出ます。
もっと伸ばしたい。
せっかく耐えたのだから、大きく取りたい。
でも、その欲でまた含み損に戻ることがあります。
だから、利確は夢を見る場所ではなく、まず回収する場所として考えます。
利益は伸ばす前に守る
トレーリングも、最初から利益最大化のためだけに使うのではありません。
まず、出た利益を守る。
赤字に戻さない。
最低限の利益を残す。
伸ばすのは、その後です。
両建ては延命ではなく出口設計
両建ては魔法ではありません。
含み損を消す機能でもありません。
使うなら、どこで始めて、どこで整理して、どう終わらせるか。
出口まで考える必要があります。

忙しくても、口座状況を見失わない仕組みも作りたい
MTPを作るうえで、もう一つ大事にしていることがあります。
それは、パソコンの前に張り付けない時でも、口座の状態を把握できることです。
FX自動売買は、動かして終わりではありません。
むしろ怖いのは、動いているのに気づかないことです。
新しくエントリーされた。
含み損が増えている。
複数口座でポジションが増えている。
口座健全性が悪化している。
でも、仕事中でパソコンを見られない。
この状態はかなり危ないです。
だからMTPでは、EA単体だけでなく、スマホからも運用状況を確認できる仕組みを考えています。
Googleスプレッドシートで複数口座の状態を見られるようにする。
自動エントリーされたら通知が来るようにする。
外出中でも、スマホアプリから口座状況を確認できるようにする。
こういう仕組みです。
目的は、便利そうに見せることではありません。
忙しい時でも、リスクに気づける状態を作ることです。
EA運用では、気づくのが遅れるだけで判断が遅れます。
判断が遅れると、含み損が大きくなる。
含み損が大きくなると、選択肢が減る。
選択肢が減ると、最後は祈りになります。
だから、MTPでは「売買ロジック」だけでなく、「運用を見える化する仕組み」も大事にしたい。
口座を守るためには、エントリー条件だけでは足りません。
今、何が起きているか。
どの口座で、どれくらいリスクを抱えているか。
それにすぐ気づけるか。
ここまで含めて、運用設計だと思っています。
書いていくこと
MTPの宣伝だけを書くつもりはありません。
もちろん、MTPについて書きます。
自分で作っているEAなので、そこは隠しません。
でも、それ以上に書きたいのは、EA運用で破綻しないために何を考えるべきかです。
ロット管理。
ナンピンの危険性。
段階追従。
有利エントリー。
有利クローズ。
トレーリング。
両建て回復。
口座健全性。
ニュース回避。
RSIフィルタ。
MasterとSlaveの出口の違い。
スマホ通知。
ダッシュボード管理。
こういう話を、一つずつ整理していきます。
EAは、設定ひとつで性格が変わります。
同じEAでも、ロットを変えれば別物になります。
追従開始を変えれば、リスクも変わります。
利確の考え方を変えれば、口座の残り方も変わります。
だから、EAは入れて終わりではありません。
設計して、動かして、確認して、見直す。
この繰り返しだと思っています。
損切りが苦手でも、相場から退場したくない人へ
私は、損切りが苦手です。
だから、損切りできる人を否定するつもりはありません。
むしろ、損切りできる人は強いと思っています。
でも、世の中には私のように、
分かっているけど切れない。
切れないけど、相場から退場したくない。
退場しないために、別の設計を考えたい。
そういう人もいるはずです。
そういう人に向けて書きます。
きれいごとだけではなく、実運用目線で。
勝つことは大事です。
でも、その前に退場しないこと。
退場しなければ、次があります。
次の設定。
次の検証。
次の相場。
次の改善。
相場に残っていれば、まだ考えられます。
だから、私は勝つ前に、まず破綻しない設計から考えます。
MTPは、そのために作っているEAです。
最後に
MTPは、爆益を約束するEAではありません。
損切りが苦手な人間が、相場から退場しないために、どう運用を設計するか。
そこから始まったコピーEAです。
派手な話ではありません。
でも、相場で長く残るには、派手さよりも大事なものがあります。
ロットを抑えること。
全部追いかけないこと。
不利な場所で入らないこと。
利益が見えたら回収すること。
危ない時に止まること。
口座状況を見失わないこと。
出口まで考えること。
今日の結論は、シンプルです。
損切りが苦手なら、せめて破綻しない設計を持つ。
そこから始めます。
勝つ前に、まず破綻しない。
その考え方を一つずつ書いていきます。
※本記事は筆者個人の運用思想に基づくものであり、利益を保証するものではありません。
※FX・自動売買・追従売買には大きなリスクがあります。設定、ロット、相場条件によっては大きな損失が発生する可能性があります。運用は自己責任でお願いします。
Is it OK?