【TEPPAN入門 第1回】そのパターン本当に見えていますか?FINDERでチャートの『型』を客観視する
見えているようで、実は人それぞれ。
TEPPAN FINDERでチャートの「型」を客観的に見る
チャートを見ていて、「なんとなくこの形は上に行きそう」「ここは反転しそう」と感じたことはないでしょうか? その“なんとなく”を、できるだけルール化して見やすくしたものが、チャートパターンです。
今回から3回に分けて、MT5インジケーター「TEPPAN」シリーズでできることをご紹介していきます。第1回のテーマは、TEPPAN FINDER。チャートの中にある「型」を見つけ、比べ、トレード判断を助けるためのインジケーターです。記事後半では、正規版と、USDJPY M15限定の期間限定無料版についてもご案内します。
そもそも、パターンとは何か
パターンとは、チャート上に繰り返し現れる値動きの型のことです。多くのトレーダーがパターンを参考にするのは、そこに買い手と売り手の力関係や、迷いから加速、加速から反転へと移る市場心理が表れやすいからです。もちろん、パターンが未来を約束してくれるわけではありません。ただ、「どこで入るか」「どこで損切りするか」「どこで利益を確定するか」を考えるときの、ひとつの地図にはなってくれます。
言い換えると、ブレイクアウト系は「抜けたら走りやすい形」、回帰系は「行き過ぎたら戻りやすい形」を探す考え方です。この2つを見分けられるようになるだけでも、チャートの見え方はかなり変わってきます。
何も描かれていないチャートだと、何が見えますか?
では、まずは何も描画していない USDJPY M15 のチャートを見てみてください。
ここに、いくつパターンが見えるでしょうか。もし何か見えたなら、あなたはどこでエントリーしますか? 損切りはどこに置きますか? 利確はどこを目安にしますか?
この問いに、すぐ答えられる方もいるかもしれません。一方で、「なんとなく形は見えるけれど、自信がない」という方も多いはずです。実は、ここが裁量トレードの難しさでもあります。同じチャートを見ても、ある人には三角持ち合いに見え、別の人には反転の形に見え、また別の人には何も見えないこともあります。つまり、裸のチャートは、人によって見え方がかなり変わるのです。
TEPPAN FINDER は、TEPPANシリーズの入口にあたるツールです。商品ページでは、FINDER / MATRIX / FINAL CHECK がそれぞれどのような役割を持ち、シリーズ全体としてどのように連携するのかをまとめて確認できます。「まずは全体像をつかんでから読みたい」という方は、先に商品ページをご覧いただくと、この記事の内容も入りやすくなります。
TEPPAN FINDERは、単体でも販売を開始いたします。単体正規版に加えて期間限定無料版も用意しています。期間限定無料版は、USDJPY M15のみ利用可能で、使用期限は2026年4月30日23時45分(サーバー時間)までです。(現在出品申請中のため販売開始前)
たとえば上の補足画像のように、青いラインはLONG方向のパターン、赤いラインはSHORT方向のパターンを示しています。左側では、上昇三角形(Asc Tri) や レクタングル(Rect) が青で描かれ、上方向を狙う候補として整理されています。一方、右側では H&S(ヘッド・アンド・ショルダーズ) が赤で描かれ、下方向を警戒する場面として表示されています。
C55、C53、C62 は、それぞれのパターンの評価値です。(CはConfidenceの頭文字、数値は100点満点中のスコアです。)
また、青や赤のシグナルは注目ポイント、黄色の横線はエントリーの目安、反対側に置かれた横線は損切りの目安、点線は段階的な利確候補として読むと、表示の意味がつかみやすくなります。
つまりTEPPAN FINDERは、単に形を見つけるだけでなく、どちらの方向を狙うのか、どこで入り、どこでリスク管理するのかまで、視覚的に整理してくれるツールです。
ブレイクアウト系と回帰系で見直すと、景色が変わる
まずは ブレイクアウト系です。ローソク足だけでは見つけにくかった形も、ラインやラベルが入ることで、「ああ、ここは持ち合いだったのか」「ここは抜けを狙う場面だったのか」と整理しやすくなります。
次に 回帰系を見ると、今度は「伸びたあとに戻りやすそうな場所」が別の角度から見えてきます。
ここで大事なのは、これが絶対的な正解というわけではない、ということです。相場は常に変化しますし、同じ形でもその後の反応が強いときもあれば、弱いときもあります。
また、TEPPAN FINDERは、まだ形がはっきりしていない段階で無理に決めつけるより、ある程度パターンが整ったものを優先して表示する考え方を取っています。そして、パターンが見つかったことと、すぐに入ることは分けて考えます。
たとえば、「形は出たけれど、本当に反応しているか」「流れが切り替わったか」を見ながら、エントリー候補を考えていく。損切りも利確も、ただ感覚で置くのではなく、どこを根拠にその位置にするのかが分かるようにしている。この“描画して終わりではない”ところが、TEPPAN FINDERの実戦向きな特徴です。
人は、自分の見たいものを見てしまう
心理学者ダニエル・カーネマンには、“What You See Is All There Is.” という有名な言葉があります。
これは、簡単にいえば、人は今見えている情報だけで判断しやすい、ということです。トレードに置き換えると、買いたい気持ちが強いと上に行きそうな形ばかりを探しやすくなり、逆に売りたい気持ちが強いと下に行きそうな形ばかりを見つけやすくなります。
でも、市場は自分の都合では動いてくれません。だからこそ、主観だけでチャートを見るのではなく、客観的な条件で型を見つける視点が大切になります。
TEPPAN FINDERは、まさにそのための道具です。「見たい形を探す」のではなく、一定のルールでパターン候補を見つけ、比べ、判断を助ける。それによって、裁量トレードの中に少しずつ客観性を持ち込みやすくなります。
FXだけではなく、GOLDやビットコインにも使える
ここまで見ると、「これはFX向けの話かな」と思うかもしれません。ですが、TEPPAN FINDERの考え方は、特定のマーケットだけに限られません。
MT5で扱える銘柄であれば、FXだけでなく、GOLDのような値動きの大きい市場でも、ビットコインのような暗号資産でも、同じようにパターンを探していくことができます。実際、ビットコインのチャートでも ブレイクアウト系と回帰系の両方を並べて見ることで、「どこで伸びを狙うのか」「どこで戻りを警戒するのか」が整理しやすくなります。
※上記はTEPPAN FINDER正規版での活用イメージです。期間限定無料版は、USDJPY M15のみ、2026年4月30日23時45分(サーバー時間)まで利用可能です。
つまり、今回ご紹介したのは、TEPPANシリーズでできることの1つ目です。まずは TEPPAN FINDER で、チャートの中にある型を見つける。ここが、すべての出発点になります。
「まずチャートの型を客観視したい」「パターン表示を試してみたい」という方は、TEPPAN FINDERのページをご確認ください。
次回は、その見つけた候補をどう比べるのか。TEPPAN MATRIX と FINAL CHECK を使って、どのように判断の精度を高めていくのかをご紹介します。
そして第3回では、三通貨パリティ分析ツール 「介入余波PRO ver.8.4~」を組み合わせることで何ができるのか、さらに踏み込んで見ていきます。
Is it OK?