AIトレードシステムの開発に成功!AIトレードの全貌を解説
AIにトレードをさせる時代が到来
みなさん、こんにちは。EAクリエイターのまさやんです。
私はこれまで、2021年よりGogoJungleでMT4のEAやインジケーターを販売してきました。
しかし、2025年を迎えて大きな転機が訪れました。
その大きな理由のひとつが、MT4からMT5への移行の加速です。
特に海外ではその流れがかなり顕著です。
さらに、つい先日にはOANDA Japan(オアンダ証券)もMT4サービスの終了を発表しました。
すでに、MT4の開発元であるMetaQuotes社は、新規のFX事業者に対するMT4の新規アカウント発行を停止しています。
また、既存のFX会社に対してもライセンス提供の見直しや停止が進んでおり、急速にMT5への移行が進んでいる状況です。
MT4からMT5への移行と、EA自動売買の課題
一方で、MT5のEA自動売買は、日本ではまだMT4ほど普及していません。
また、EA自動売買には以前から大きな課題があります。
それは、Windowsが動作するVPSサーバーの契約・設定が必要になることです。
このあたりは、すでにご存知の方も多いと思いますが、初心者にとってはかなりハードルが高い部分です。
つまり、
- MT4は縮小傾向
- MT5はまだ普及途中
- EA運用にはVPSなどの環境構築が必要
ということで、従来型のEA自動売買だけでは厳しい時代に入ってきたとも言えます。
ついに現実化した「AIトレード」
そうした中で、ついにChatGPTやGoogle Geminiなどを活用した、
次世代型のAIトレードが現実のものとなってきました。
海外のヘッジファンドや大口の機関投資家では、すでにAIをトレードに導入しているケースがあります。
もちろん、個人投資家が彼らと同じ環境をそのまま再現するのは難しいです。
では、私たち個人投資家にできるAIトレードとは何なのか?
そこに対して、今回私はMT4・MT5向けに2つの異なるAIトレードシステムを構築しました。
1つ目のAIトレード
AI Signal Trader:ニュースをAIが解析して売買する仕組み
1つ目は、AI Signal TraderというAIトレードです。
これは、ニュースサイトなどのRSSフィードを活用し、
その最新ニュースをChatGPTやGoogle Geminiに送信して、
AIがその内容を解析し、ロングかショートかを判断するという仕組みです。
RSSフィードとは?
RSSフィードとは、ニュースや更新情報を取得できる公開URLのことです。
たとえば次のようなものが対象になります。
- 経済指標サイトのRSS
- トランプ大統領のTruth Social関連のRSS
- 海外の経済ニュースサイトのRSS
- 金融ニュースの更新情報
現在のところ、最大10件まで登録可能にしています。
これはサーバー負荷の軽減と、AIに送るプロンプトの簡略化、さらにトークン使用量の削減を考慮しての仕様です。
どういう流れで動くのか?
登録されたRSSフィードの最新記事を取得し、それをAIに渡します。
するとAIが、
- トランプ大統領の発言
- 経済指標の結果
- 金融関連ニュース
などを解析し、ドル円に対してロングかショートかを判断するわけです。
つまりこれは、これまでのMT4のEA自動売買のように、
過去のレートやテクニカルだけをもとに判断するのではなく、直近ニュースをもとにAIが売買判断するトレードシステムになります。
ニュース解析型AIトレードの特徴
海外では、すでにこのような仕組みを、
超高速・超低遅延の環境で実行しているヘッジファンドも現実に存在しています。
ただし、個人投資家が同じ土俵でナノ秒単位の勝負をする必要はありません。
私たち個人投資家が目指すべきなのは、もう少し時間軸の長いトレードです。
たとえば、
- 数分〜数十分保有するデイトレード
- 数時間持つデイトレード
- 日をまたぐスイングトレード
こうした時間軸なら、AIニュース解析型トレードも十分現実的です。
実際、私が開発したEAのトレードでは、
平均1時間〜数時間ほどポジションを保有するケースが多くなっています。
なお、こちらについてはリアルトレードで成績も公開していますので、興味のある方はそちらもご覧ください。
AI Signal Traderリアル口座:https://real-trade.tech/accounts/82850?via=users_realtrade
AI Signal Traderデモ口座:https://real-trade.tech/accounts/82890?via=users_realtrade
成績が一時的にマイナスでも、すぐに否定はできない理由
ここで大事なのは、
「今マイナスだから、このAIトレードは勝てない」と早とちりしないことです。
なぜなら、AIモデルは日々進化しているからです。
たとえば、
- ChatGPT
- Google Gemini
といったモデルが進化すれば、
ニュースの表面的な意味だけでなく、より深い文脈や金融市場への影響まで読み解ける可能性が高くなります。
つまり、AIトレードの特徴は、
AIそのものの進化に合わせて、精度向上の余地があることです。
これは従来のEA自動売買にはなかった、大きな特徴のひとつだと思います。
2つ目のAIトレード
AI breakout line EA
ローソク足データをAIに送って分析させるAIトレード
もうひとつは、私が尊敬するトレーダーであるジュンFXさんの手法を参考に開発した「AI breakout line EA」です。
こちらは、MT4・MT5が得意とするローソク足データを使います。
具体的には、直近100本分のローソク足データを取得し、それをChatGPTやGoogle Geminiに送信します。
その際にAIへ渡す情報としては、次のようなものを含めます。
- 直近100本の高値・安値・始値・終値と時間
- 抵抗線の条件
- 支持線の条件
- 注文が溜まっていそうなラインの条件
- キリ番・ラウンドナンバーも考慮する
- 多くの参加者が意識しそうなレート(損切ライン)
そしてAIがそれらを分析し、逆差し値(指値)で注文を先に置いて、相場が動いた方向についていくというトレード手法です。
このトレードの優れている点は、逆指値(指値)であらかじめ注文を置いておくことにあります。
※逆指値(指値)の切り替えはプロパティ設定で変更可能。(逆指値は順張りエントリー、指値は逆張りエントリー)
AIトレードの弱点はタイムラグにあります。
このAIシステムは、ティック(売買が成立するごとの価格変化)が動くごとに売買判断させるのではなく、事前にチャートの形状を読み込みAIが予想したレートに注文を置いておく、待ち伏せ手法ということです。
従来のEAでは勝ちにくかった理由
従来のEA自動売買でも、
過去のレートをもとに抵抗線や支持線を判断し、差し値や逆差し値を入れる仕組みのEAは実装可能でした。
私の経験上、それだけではうまくいかないことが多いです。
なぜなら、本当に勝っているトレーダーは、
単純なルールだけではなく、相場全体の流れや市場参加者が注目する価格帯を見ながら判断しているからです。
私自身も、このようなロジックをEA化しようと何度も試してきました。
ですが、結果としては資産チャートが右肩下がりになるものも多かったです。
つまり、ただ機械的に注文を置くだけでは勝てないということです。
AIがトレーダーの「概念」を取り込んだらどうなるか?
ここで面白いのは、
もしジュンFXさんのような勝っているトレーダーが持つトレード戦略を、AIへのプロンプトとして組み込めたらどうなるのか、という点です。
たとえば、
- どのラインに注文が溜まりやすいか
- どの価格帯に注目が集まりやすいか
- 順張りと逆張りをどう切り替えるか
- どこでブレイクが起こりやすいか
- 人間の心理を逆手に取った手法
こういった人間の判断の本質をAIに読み込ませることができれば、
AIがその概念をもとに売買サインを出す、非常に面白いシステムができるわけです。
すでにAIは、特定分野では人間を大きく上回るパフォーマンスを見せています。
トレードにおいても、今後は単なるルールベースではなく、
人間の優れた手法をAIに反映させる時代に入っていくのではないでしょうか。
今回のシステムの全貌
今回私が開発したシステムは、
レートパネルの瞬間的な動きを追うスキャルピングではありません。
もちろん、裁量トレードにおいては、レートパネルによるスキャルピングも重要な要素です。
ただ、EAでそれを完全再現するのは難しい面があります。(EAはプライスアクションの値動きを追うのが苦手)
そこで1つ目のEAは、数時間保有するデイトレード、2つ目のEAは、あらかじめ逆差し値を置いて、相場が動いた方向に乗るEAという構成にしました。
設定例
- ポジション保有後、10分で決済
- 利確幅、損切り幅も設定可能。例:30pipsで利食い、30pipsで損切り
- ワンポジション運用が基本
ナンピンを許可するEAでは、バグや無限ナンピンのような問題が起こるリスクもあります。
そのため、基本は複数ポジション(最大で3ポジション)や、ワンポジで安全寄りに運用する設計にしました。
もちろん、カスタマイズは可能ですし、EAのプロパティ設定で変更できるようにしています。
AIトレードを動かすために必要な仕組み
MT4・MT5だけでは完結しません
ここで重要なのが、こうしたAIトレードはMT4やMT5だけでは完結しないということです。
ChatGPTやGoogle GeminiのようなLLMと通信するために、
PHPという、一般的なレンタルサーバーで使えるプログラムを利用しています。
やり取りにはJSON形式を使っています。
JSON形式は分かりやすく言えば、人間にも機械にも読みやすいデータ形式のことです。
具体的な流れ
- MT4・MT5側で必要なデータを用意する
- WebRequestでサーバーに送信する
- PHPがAIにリクエストする
- AIから返ってきたシグナルをサーバーに保存する
- MT4・MT5がそのシグナルを読み込んで売買判断する
このように、
EA + PHP + AI API という組み合わせでシステムが動いています。
必要になるもの
この仕組みを実装するには、従来のEA自動売買に加えて、次のものが必要になります。
- MT4またはMT5
- レンタルサーバー
- PHPスクリプト
- OpenAIやGoogleのAPIキー
- WebRequest設定
つまり、コードを書く必要はなくても、
サーバー設定やAPI設定ができる程度の技術スタックは必要になります。
API利用料はどのくらいかかるのか?
ChatGPTやGoogle Geminiを使うには、
OpenAIやGoogle側でAPIキーを発行する必要があります。
そしてAPIは、トークン使用量に応じて課金される仕組みです。
何も考えずに大量のプロンプトを送れば、
1日で数十ドルといった大きなコストになる可能性もあります。
私がリアルで動かしているEAでは、今のところ
1日あたり平均0.2ドル程度
に抑えられています。
日本円にすると、
1日30円ほどです。
月額で見ても、
1,000円以下
に収まる想定です。
もちろん、これは
- どのくらいの頻度で送信するか
- どのくらい長いデータをAIに渡すか
- どのAIモデルを使うか
によって変わってきます。
ただ、現実的には1日数100円程度で運用できるなら十分実用範囲だと思います。
次回の記事でソースコードを公開予定です
無料部分ではデモ版を公開します
こうしたシステムを皆さまに提供すべく、
次回の記事でロジックとソースコードを公開する予定です。
まず、無料部分ではデモ版として、
実際にAIと通信して動作するところまでのソースコードをすべて公開します。
公開予定の内容は以下です。
- EAのソースコード一式
- PHPスクリプト一式
- 通信設定の基本部分
つまり、デモの段階で
「AIと通信して、MT4・MT5が実際にエントリーするところまで」
を確認できるようにします。
サーバーについて
PHPが動くレンタルサーバーであれば基本的に使えると思います。
無料サーバーでも動作する可能性はありますが、通常は月額数百円程度のレンタルサーバーを使うのが現実的でしょう。
すでにレンタルサーバーを持っている方は、そのサーバーを使えばOKです。
持っていない方は、まずはお試し期間のあるレンタルサーバーを使ってみるのも良いと思います。
API設定について
AIモデルは、
- Google Gemini
- OpenAI(ChatGPT)
- Anthropic系
- Grok系
などがあります。
デフォルトではOpenAI(ChatGPT)に設定していますが、
Google Geminiも選べるようにします。
従って初期設定として組み込んでいるのは、現時点では
- OpenAI
の2社になります。
それぞれのサービスでAPIキーを発行し、設定欄に入力してください。
基本的には、どちらか片方を使って動かす形になります。
このEAを動かす条件
デモ版では、通信テストがわかりやすいように、
AIからは必ずロングを指示するように設定しています。
そのため、
- APIキーを設定する
- サーバーにPHPを設置する(URLをメモする)
- MT4・MT5でEAを起動する
- WebRequestを設定する(メモしたURLを貼り付け)
ここまで完了して通信が成功すれば、
MT4・MT5がロングポジションを持つはずです。
デモ版でトレードが発生すれば、あとは有料のソースコードに差し替えるだけです。
有料部分について
本番用のソースコードは記事の有料部分で公開予定です
そして、有料部分では、
本番運用向けのソースコードをすべて公開する予定です。
流れとしては、
- 無料部分のデモ版で動作確認する
- 通信成功を確認する(EAがロングのポジションを持つ)
- 有料部分の本番用コードへ差し替える(EAとphpの両方)
- 実際のAIトレードロジックで運用する(プロンプトは自由に変更可能)
というイメージになります。
こういう方に向いています
このシステムは、プログラミングそのものは不要です。
ただし、
- レンタルサーバーを借りる
- PHPを設置する
- APIキーを発行する
- MT4・MT5側の設定をする
といった作業は必要になります。
ですので、完全初心者向けというよりは、
- ある程度PC作業に慣れている方
- MT4・MT5を触ったことがある方
- AIトレードに興味がある方
- AIにトレードルールを投げて売買判断してもらいたい
- ソースコード付きで仕組みを理解したい方
に向いている内容です。
次回、有料記事として販売予定です
価格は49,800円を予定しています
次回の記事では、この内容をまとめた有料記事を販売予定です。
価格は、49,800円(税込)です。
EA名:AI Signal Trader
説明:AIがニュースサイトを読み込んで売買判断するAIトレード。
EA名:AI breakout line EA
説明:AIが過去100本分(変更可)のローソク足の値を読み込んで指値・逆指値で注文するAIトレード。
■有料記事の内容
・MT4・MT5のソースコード
・PHPスクリプト
・AI接続の仕組み
・実装手順
・デモから本番へ移行する流れ
こうした内容をまとめて公開する予定です。
AIにトレードをさせる時代は、もう始まっています。
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Is it OK?